アルコル
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ペルセウス座にある変光星「アルゴル」とは異なります。

アルコル[1]
Alcor[2][3]
仮符号・別名おおぐま座80番星[4]
星座おおぐま座
見かけの等級 (mv)4.010[4]
位置
元期:J2000.0[4]
赤経 (RA, α) 13h 25m 13.53783s[4]
赤緯 (Dec, δ)+54° 59′ 16.6548″[4]
赤方偏移-0.000030[4]
視線速度 (Rv)-8.9km/s[4]
固有運動 (μ)赤経: 120.21 ミリ秒/年[4]
赤緯: -16.04 ミリ秒/年[4]
年周視差 (π)39.91 ± 0.13ミリ秒[4]
(誤差0.3%)
距離81.7 ± 0.3 光年[注 1]
(25.06 ± 0.08 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV)2.0[注 2]
物理的性質
自転速度218 km/s[5]
スペクトル分類A5V+M3-4V [4]
色指数 (B-V)+0.16[5]
色指数 (U-B)+0.08[5]
色指数 (R-I)+0.07[5]
他のカタログでの名称
おおぐま座g星[4]
BD +55 1603[4]
HD 116842[4]
HIP 65477[4], HR 5062[4]
SAO 28751[4]
Template (ノート 解説) ■Project

アルコル (Alcor) は、おおぐま座恒星で4等星。北斗七星を形作るミザールの脇にある。
概要

アルコルとミザールとの離角は12分 (満月の半径程度) である。ある程度の視力があればミザールとアルコルを分離して見ることができる。14世紀アラビア辞典編集者フィルザバディ(英語版)によれば、かつてアラビアでは al-?aidak (テスト) と呼ばれ、2つの星が分離して見えるかどうかで視力を試していたとする[6][7]北斗七星とアルコル
特徴

太陽から、ミザールは約86光年、アルコルは約82光年の距離にあり、また両星の距離は約4光年離れている。どちらも、おおぐま座運動星団に属するが、この2つの星が見かけの二重星なのか、重力的に束縛された真の連星なのかについての結論は出されていない。2009年に、それぞれ独立した2つの研究グループが「アルコルは赤色矮星との連星系であり、四重連星系のミザールと重力的に結ばれている六重連星系である」とする説を発表している[8][9]
名称

学名は g Ursae Majoris (略称はg UMa) 、または80 Ursae Majoris (略称は80 UMa) [4]。固有名のアルコル または アルコア の由来には以下の2つの説がある。

アラビア語で「かすかなもの」という意味の al Khawwar に由来するという説[1][6][10]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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