アリ・ファザル
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アリ・ファザル
Ali Fazal
『ヴィクトリア女王 最期の秘密』プレミア上映に出席するアリ・ファザル(2017年)
生年月日 (1986-10-15) 1986年10月15日(37歳)
出生地 インド ウッタル・プラデーシュ州ラクナウ
職業俳優
活動期間2008年-
配偶者リチャ・チャッダ(英語版)[1]
主な作品
きっと、うまくいく
ワイルド・スピード SKY MISSION
ヴィクトリア女王 最期の秘密
ナイル殺人事件
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アリ・ファザル(Ali Fazal、1986年10月15日[2] - )は、インドボリウッドで活動する俳優モデル
生い立ち

ファザルはラクナウの出身で、一族はイラーハーバード出身である[3]ガンジス川に近い村で幼少期を過ごした。父モハマド・ラフィークは中東の商社で働いていた[4]。両親は別居していたため母方の祖父母の元で育ち[5]、ファザルが18歳の時に両親は離婚した[6]。ラクナウのラ・マルティニエール・カレッジ(英語版)とデヘラードゥーンのドゥーン・スクール(英語版)で教育を受けた[6]

2004年に学校の演劇活動に加わり、『テンペスト』の道化師トリンキュロー役に起用された[3]。後にムンバイのセント・ザバーズ大学(英語版)経済学部を卒業している[7]
キャリア
2008年 - 2011年『Always Kabhi Kabhi』プロモーション活動中のアリ・ファザル(2011年)

2008年に『The Other End of the Line』で俳優デビューしたが[8]、同作は興行的な失敗に終わっている[9][10]。2009年8月にはテレビシリーズ『Bollywood Hero』でモンティ・カプール役を演じた[8]。大学の2回生の時に舞台演劇に出演し、彼の演技を見たサイード・アクタル・ミルザ(英語版)の目に留まり、『Ek Tho Chance』に起用された[3]。同作は第14回ケーララ国際映画祭(英語版)でプレミア上映が行われた[11]。同年12月にはラージクマール・ヒラーニの『きっと、うまくいく』に出演した[12]。ファザルはプリトヴィ劇場(英語版)の舞台演劇に出演した際に『きっと、うまくいく』の製作スタッフの目に留まり、ヒラーニに紹介された[7][13]。同作ではアーミル・カーンカリーナ・カプール、R・マーダヴァン(英語版)、シャルマン・ジョーシーと共演した。同作は興行収入46億ルピーを記録するヒット作となり、当時のボリウッド映画歴代興行成績第1位となった[14]

2011年にシャー・ルク・カーンがプロデュースした『Always Kabhi Kabhi』で主演を務めた[15]。同作ではジセリ・モンテイロ(英語版)と共演し、役作りのために体重を15キログラム減量した[13]。同作は批評家から酷評されたものの、興行的には成功を収めた[16]。コイモイ(英語版)のコマル・ナータはファザルの演技を高く評価しており[17]ザ・タイムズ・オブ・インディアのガウラヴ・マラニもファザルを「最高のキャスト」と評価している[18]。しかし、ファザル自身は同作への出演をキャリアの中で好ましくないものと位置付けている[19]
2013年以降フィルムフェア賞授賞式に出席するアリ・ファザル(2014年)

2013年にムリグディープ・シン・ランバーの『フックレー ないない尽くしの男たち(英語版)』でミュージシャンのザファル役を演じた[20]。ファザルの演技について、Rediff.comのニシ・ティワーリーは「パッとしない印象」[21]、ニューデリー・テレビジョン(英語版)のサイバル・チャテルジーは「薄っぺらいキャラクター」と批評している[22]。同年10月に『間違いの喜劇』をパロディ化した『Baat Bann Gayi』に出演し、シンガポール出身の有名小説家カビールとギャングのボスのラーシヤー・ビハーリーの2役を演じた[6][23]。同作は批評家から酷評され興行的にも失敗したが、ファザルの演技は高く評価されている[16]インディア・トゥデイのファヒーム・ルハニは「成長が楽しみな次世代の才能」[24]、ザ・タイムズ・オブ・インディアはファザルがキャストの中で「際立った存在」と批評している[25]

2014年に『Bobby Jasoos』でヴィディヤー・バーランと共演した。当初、ファザルは「何も演じることがない」として出演を拒否していたが、ヴィディヤーとの「一風変わったロマンス」を演じると知り出演を決めた[26]。ファザルは探偵を志す女性を助けるテレビキャスター役を演じ、批評家から高い評価を得た。ボリウッド・ハンガマタラン・アダルシュは「ヴィディヤーのようなパワフルな女優と共演しても、アリはその存在を素晴らしい演技で感じさせてくれた」と批評している[27]。同年10月には『Sonali Cable』でリア・チャクラボルティーと共演し、初めてロマンス・ソングシークエンスを演じた[28]。ファザルの演技は「型にはまった役」として批判された[29]。コイモイのモハル・バスは「アリ・ファザルは彼の持つ才能にさえ近付いていません。彼は良い可能性を秘めているが、この映画はそれを引き出すことが出来ていません」[30]、ザ・タイムズ・オブ・インディアのレヌーカ・ヴィヤヴァハレは「アリ・ファザルは彼の役に好感を抱いていた」と批評している[31]。両作とも批評家から酷評され、興行的にも失敗している[16]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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