アリラン_(映画)
[Wikipedia|▼Menu]

『アリラン』は、日本統治時代の朝鮮1926年に作られたサイレントモノクロ映画である。
概要

羅雲奎監督の代表作であると共に、日本統治時代の朝鮮映画の代表作でもある。民謡の「アリラン」は、この映画で歌われて有名になり、広まったものと考えられている。

主人公は、三・一独立運動に関係して投獄され、精神を病んで故郷に帰ってくる。主人公の妹を親日派が強姦しようとすると、主人公は親日派を鎌で殺して正気に返る。そして主人公は「アリラン」を聞いて再び連行されていく。

製作: 朝鮮キネマ

配給: 南洋映画社

監督、脚色、原作: 羅雲奎

撮影、編集、現像: 加藤恭平

出演: 羅雲奎、申一仙(朝鮮語版)、南宮雲、朱仁奎、李正淑

なお、ビラに使われたスチル写真を除いてフィルムは現存しておらず、朝鮮戦争により焼失したと考えられている(本作を含む羅雲奎の映画は一作も現存していないという)。現在でもフィルムの捜索が行われており、2005年に死去した大阪在住の映画コレクターの目録に名前があったことから注目され、東京国立近代美術館フィルムセンターが調査したが、結局朝鮮半島で撮られたフィルムは一点も見つからなかった[1]

韓国では現在までに6回リメイクが作られている。特に2003年イ・ドゥヨン監督のものが有名。
関連書物

宮塚利雄著『アリランの誕生―歌に刻まれた朝鮮民族の魂』1995年、創知社

脚注^ アリラン物語2―大阪に「幻のフィルム?」南北巻き込み宝探し騒動

外部リンク

アリラン物語(スチル写真あり)
- ウェイバックマシン(2011年1月15日アーカイブ分)


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:3536 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef