アリューシャン地震
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}
本震
発生日1965年2月4日(UTC)
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯51度17分 東経178度33分 / 北緯51.29度 東経178.55度 / 51.29; 178.55
1965年のアリューシャン地震(アリューシャンじしん)あるいはラット諸島地震(ラットしょとうじしん)は、協定世界時1965年2月4日5時1分(現地時刻2月3日19時1分)、アリューシャン列島のラット諸島近海を震源として発生した地震。 マグニチュード (Mw) は8.7で、シェミア島で10mを超える津波を観測したが[1]、被害は非常に小さかった。 規模が大きい地震(20世紀以降・世界)順位名称発生日(UTC)規模(Mw) アリューシャン列島は火山島の連なる島弧であり、太平洋プレートが北アメリカプレートの下へ潜り込むことによって生じたものである。このプレート境界、アリューシャン海溝では、これまで多くの巨大地震が発生している。 余震の分布から、この地震はプレート境界に沿った長さ600kmの断層破壊によるものと考えられている[2]。エネルギー放出の形態は、プレート境界面に沿った3つのアスペリティの存在を示唆しており、それぞれのアスペリティがエネルギーを放出している。津波モデルも、上側のプレート内部の3つの構造的「ブロック」と関連付けると、この地震が3回のサブイベントから成るという説を補強する[3](連動型地震)。 本震から2か月近く後に、マグニチュード7.6の地震が発生し、小規模な津波を発生させた[4]。これは余震ではなく、沈み込むプレート内(アウターライズ)内で発生した正断層型の地震で、本震より前に発生した地震に誘発されたものである[5]。 津波の最大遡上高は、シェミア島で10.7m、アムチトカ島で2.0m、アッツ島で1.6m、ハワイのカウアイ島北部で1.1m。ペルー、エクアドル、メキシコ、カリフォルニア、日本、ロシア東部でも津波が観測された[4]。 津波はアムチトカ島に1万ドル相当の被害をもたらした[1]。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}アッツ島とシェミア島では被害はより小さく、地震により道に亀裂が走った程度だった[要出典]。
概要
1チリ、バルディビア1960年5月22日9.5
2アラスカ、プリンス・ウィリアム湾1964年3月28日9.2
3スマトラ島・アンダマン諸島2004年12月26日9.1
東北地方太平洋沖地震2011年3月11日
5カムチャツカ半島東方沖1952年11月5日9.0
6チリ、ビオビオ2010年2月27日8.8
エクアドル・コロンビア1906年1月31日
8アリューシャン列島、ラット諸島
9アリューシャン列島、ユニマク島1946年4月1日8.6
アッサム・チベット1950年8月15日
アリューシャン列島、アンドレアノフ諸島1957年3月9日
スマトラ島北部2005年3月28日
スマトラ島北部西方沖2012年4月11日
規模はアメリカ地質調査所による
地学的環境
特徴アラスカの地質構造と地震の分布
地震
津波
被害
脚注^ a b USGS (2009年10月26日). “Historic Earthquakes Rat Islands, Alaska
^ Beck, S.L.; Christensen D.H. (1991). ⇒“Rupture Process of the February 4, 1965, Rat Islands Earthquake”. Journal of Geophysical Research 96 (B"): 2205?2221. Bibcode: 1991JGR....96.2205B
^ Johnson, J.M. (1999). “Heterogeneous coupling along Alaska-Aleutians as inferred from Tsunami, Seismic and Geodetic Inversions”