アリゾナ・ワイルドキャッツ
[Wikipedia|▼Menu]

アリゾナ・ワイルドキャッツ
Arizona Wildcats

大学アリゾナ大学
カンファレンスPac-12カンファレンス
NCAAディビジョンI(英語版) (FBS(英語版))
体育局長デイブ・ヒーケ(英語版)
所在地アリゾナ州ツーソン
チーム数18
フットボール場アリゾナ・スタジアム(英語版)
バスケットボール
アリーナマッケール・センター(英語版)
野球場ハイコルベット・フィールド
マスコットWilbur and Wilma
愛称ワイルドキャッツ
応援歌Fight! Wildcats! Fight!(英語版)
Bear Down(英語版)
ウェブサイト ⇒www.arizonawildcats.com

アリゾナ・ワイルドキャッツ (英語: Arizona Wildcats) は、アメリカ合衆国アリゾナ州ツーソンに本部を置くアリゾナ大学スポーツ競技チームである。NCAAのディビジョンT (カレッジ・フットボールはFBS(英語版))、Pac-12カンファレンスに所属している。大学間の主なライバルはアリゾナ州立大学サンデビルズで、両大学のスポーツ競技部はステートファーム・テリトリアル・カップシリーズ(英語版)を通じて複数のスポーツで互いに競い合っている。
概要

アリゾナ大学は、NCAAのディビジョンI-A、Pac-12カンファレンスに加盟しており、アリゾナ州立大学コロラド大学UCLAUSCユタ大学とともに、カンファレンスのサウス・ディビジョンに属する[1]1978年アリゾナ州立大学とともにPac-8カンファレンスに加盟したことで、カンファレンスは10チーム体制となり、Pac-10という新しい名称になった (2011年にコロラド大学とユタ大学が加わり、現在のPac-12となった) 。スクールカラーは1900年からカージナルレッドとネイビーブルーにであるが、当初はセージグリーンとシルバーだった[2]。大学公式の応援歌は「Fight! Wildcats! Fight!」だが、「Bear Down, Arizona!」の方が一般的で、「Bear Down」は大学のスローガンでもある。
歴史

ワイルドキャッツの名称は、1914年に行われた当時カリフォルニア州の王者オクシデンタル大学とのフットボールの試合で、ロサンゼルス・タイムズの記者が「アリゾナ (大学) はワイルドキャッツな戦いを見せた」と称えたことに由来している[3]
マスコット

大学のマスコットは、ウィルバーとウィルマ (en:Wilbur and Wilma) という名の山猫を擬人化したものである。

アリゾナ大学の初代マスコットは1915年に導入された「ルーファス・アリゾナ」という名の本物の砂漠ボブキャットで、当時の学長ルーファス・B・ヴォン・クラインスミッドにちなんで命名された。
スポーツ競技

男子スポーツ女子スポーツ
野球バスケットボール
バスケットボールビーチバレーボール
クロスカントリークロスカントリー
フットボールゴルフ
ゴルフ体操
水泳&飛び込みサッカー
テニスソフトボール
陸上†水泳&飛び込み
テニス
陸上†
バレーボール
† ? 陸上競技は、屋内と屋外両方が含まれる。

アリゾナ大学ではNCAA公認スポーツとして、男子8種目、女子11種目のチームをスポンサーしている[4]
野球詳細は「アリゾナ・ワイルドキャッツ ベースボール (英語版) 」を参照
男子バスケットボール詳細は「アリゾナ・ワイルドキャッツ男子バスケットボール (英語版) 」を参照

アリゾナ・ワイルドキャッツ男子
バスケットボールチーム
体育会理事デイブ・ヒーケ(英語版)
ヘッドコーチトミー・ロイド(英語版) (1シーズン目)
カンファレンスPac-12
アリーナマッケール・センター(英語版)
(収容人数: 14,644人)
ユニフォーム

ホームアウェイその他

NCAAトーナメント優勝
1997
NCAAトーナメント準優勝
2001
NCAAトーナメントファイナル・フォー
1988, 1994, 1997, 2001
NCAAトーナメントエリート・エイト
1976, 1988, 1994, 1997, 1998, 2001, 2003, 2005, 2011, 2014, 2015
NCAAトーナメントスイート・シックスティーン
1951, 1976, 1988, 1989, 1991, 1994, 1996, 1997, 1998, 2001, 2002, 2003, 2005, 2009, 2011, 2013, 2014, 2015, 2017
NCAAトーナメントラウンド32
1976, 1977, 1988, 1989, 1990, 1991, 1994, 1996, 1997, 1998, 2000, 2001, 2002, 2003, 2005, 2006, 2009, 2011, 2013, 2014, 2015, 2017
NCAAトーナメント出場
1951, 1976, 1977, 1985, 1986, 1987, 1988, 1989, 1990, 1991, 1992, 1993, 1994, 1995, 1996, 1997, 1998, 1999*, 2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008*, 2009, 2011, 2013, 2014, 2015, 2016, 2017, 2018
*NCAA規定違反により剥奪[5]
マッケール・センター

アリゾナ大学男子バスケットボール部は、1983年にルート・オルソン(英語版)がヘッドコーチに就任して以来、全米で最も成功したプログラムの一つであり、言わずと知れたカレッジバスケットボール界の名門校である。1988年から2007年まで、20年連続20勝を達成しており、1985年から2009年まで25年連続でNCAAトーナメントに出場している。また、1988年、1994年、1997年、2001年には、ファイナル・フォーに進出した。

1997年度(英語版)のアリゾナ大学は前年度全米チャンピオンの強豪ケンタッキー大学を破り、全米王者に輝いた。当時の優勝メンバーには後にNBAで活躍するマイク・ビビーやマイケル・ディッカーソン(英語版)、ファイナル・フォーのMVPに輝いたマイルズ・サイモン(英語版)が所属しており、ベネット・デイヴィソン(英語版)とA.J.ブラムレット(英語版)で先発5人を固め、その他ジェイソン・テリー、ユージン・エドガーソン(英語版)、ジョシュ・パストナー(英語版)らが在籍していた。同大会で第1シードの3校 (カンザス大学ノースカロライナ大学ケンタッキー大学) を破り、エリート・エイトではダブルオーバータイムの末勝利し、ファイナル・フォーへと駒を進めた。

アリゾナ大学はNCAAトーナメント1回戦で逆転負けを喫した歴史もあり、第2シード校が1回戦敗退 (1993年のサンタクララ大学戦) という数少ない学校のひとつであり、他にも第3シード時にも1回戦敗退 (1992年のイーストテネシー州立大学戦) した経歴をもつ。

25年間アリゾナ大学ヘッドコーチを務めたルート・オルソンは、2008-09シーズン直前に引退を発表したが、その主な理由は継続的な健康問題であった。その後数年間、暫定ヘッドコーチによる指導が続いたワイルドキャッツは、ザビエル大学のヘッドコーチだったシーン・ミラー(英語版)を次期ヘッドコーチに採用した。ミラーはアリゾナ大学をNCAAトーナメントに3度のエリート・エイト進出 (2011年、2014年、2015年) に導いた。その後、12年間指揮したミラーと決別し、2021年からは20年間ゴンザガ大学でアシスタントコーチを務めていたトミー・ロイド(英語版)が就任している[6]

アリゾナ大学出身の主なNBA選手は、ショーン・エリオットスティーブ・カーギルバート・アリーナスルーク・ウォルトンジェイソン・テリーチャニング・フライリチャード・ジェファーソンデイモン・スタウダマイアーなどが挙げられる。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:25 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef