アリスSOS
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天才てれびくん内で1995年と1997年に放送された「アリス探偵局」とは異なります。

アリスSOS
アニメ
原作中原涼
監督金子伸吾
シリーズ構成中村修
キャラクターデザイン中山由美
音楽神尾憲一
アニメーション制作J.C.STAFF
製作NHK教育テレビ
放送局NHK
発表期間1998年4月6日 - 1999年1月28日
話数全14話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『アリスSOS』(アリス エスオーエス)は、1998年4月6日から1999年1月28日に『天才てれびくん』 (NHK) の枠内で放送された日本のテレビアニメ目次

1 概要

2 登場人物

2.1 レギュラーキャラクター

2.2 ゲストキャラクター


3 冒険した国

4 スタッフ

5 主題歌

6 各話リスト

7 脚注

8 外部リンク

概要

読書が大好きで特に『不思議の国のアリス』の大ファンという少年タカシが、悪魔の手先にさらわれたアリスを救うべく仲間とともに異次元を冒険し、クイズに答えたり敵と格闘したりする。

原作は中原涼ライトノベル『アリス』シリーズ。原作では高校生だった主人公たちがアニメでは中学生となっており、少女漫画ふうだったキャラデザインもコミカルなアニメ調に変更されている。ストーリーの大筋は同じだが、絵的に地味な問題や高度な問題などは時間的制約もあって省略または変更されている。なお、原作初期のゆかりはもともとは普通の口調だったが、後期の作品ではアニメと同じお嬢様口調である。

それぞれのエピソードは約40分。初回放送時には各エピソードが5分間、計8回のアニメコーナーに分けられ、2週間にわたって放送された。10か月間で全14話(28週相当)という放送スケジュールで、本放送期間中にも再放送が行われた。

本作までの『天才てれびくん』枠内アニメでは音響制作を担当したHALF H・P STUDIO[1]の関連会社である81プロデュース所属の声優だけが出演していたが、本作以降、他の事務所の所属声優も出演するようになった。また、『救命戦士ナノセイバー』を最後に『天てれ』アニメ制作を離れたスタジオジュニオに代わり、J.C.STAFFがアニメーション制作を務めた。ビデオグラム化もされていなかったが、2007年4月27日にDVD-BOXが発売された。VHS版・Blu-ray版はリリースされていない。

なお、『天才てれびくん』本編でもてれび戦士が声優を体験する企画で本作の映像が使用されたことがある。また、1998年9月25日の生放送には、声優陣4名(池澤春菜、くまいもとこ、津久井教生、豊口めぐみ)がゲスト出演した。

EテレセレクションにおいてアリスSOS 総集編1「王様の国でSOS 前編」(1998年5月7日放送)、アリスSOS 総集編2「王様の国でSOS 後編」1998年5月8日(放送)が放送された。
登場人物
レギュラーキャラクター
嵯峨野 タカシ(さがの タカシ)
- くまいもとこ本作の主人公。本をこよなく愛する中学生で、彼の部屋は天井まで届く本棚と大量の本に囲まれている。古本のワゴンセールでたまたま「神様つき」の本を購入したことから、何者か(=悪魔の親分)に攫われたアリスを救うことをその神様・M1に依頼され、異次元へと旅立つことになる。知力も体力もそれなり程度だが、勇気と度胸は誰よりも強く、決めたことを最後までやり遂げようとする頑固さもある。蒼色の髪に、茶色の瞳。赤いパーカーに長ズボン。一人称は「僕」。
杉田 ひろみ(すぎた ひろみ)
声 - 白石文子タカシの家の隣に住む、明るく元気な少女。タカシとは幼稚園時代からの幼馴染。アリス救出は興味本位という名目だが、本当は危なっかしいタカシが心配で同行する。運動神経抜群で好奇心旺盛な性格だが、よく無茶をするタカシを心配するなど、女らしく優しい一面も持ちあわせている。トシオ曰く「よく見るとかわいい」容姿だが、強気で男勝りであるため気づかれないことも多い。最終話ではタカシの死(実際には死んでいないが)を悲しんで大号泣したことも。赤茶色のボブヘアーに、赤色の瞳。横ストライプのシャツに黄色いパーカー。一人称は「あたし」。
和美 トシオ(かずみ トシオ)
声 - 津久井教生タカシの親友。ギターが趣味。異次元に行くには数学の問題を解かなくてはならないため、援軍として呼ばれたのがきっかけで一緒に旅をするようになる。ただし知力はタカシより劣るので、あまり役には立たなかった。プレイボーイで、女の子のためならどんな時も頑張る性質。ゆかりのことを「俺の彼女」と言っては突っ込まれることが多い。スポーツは得意だが、本人は「人を傷つけるようなスポーツは好まない」と言っている。基本的にはナルシストで、いいかげんな性格に見えるが、判断力は高く冷静なツッコミを入れることもしばしば。オレンジ色の髪に、黄色の瞳。ヘアバンド、緑のシャツと青いジャケット。一人称は「俺」。
芦川 ゆかり(あしかわ ゆかり)
声 - 池澤春菜トシオに声を掛けられ、半ば強引に連れてこられた少女。振る舞いや言葉遣いは、女らしくおしとやかなお嬢様タイプ。M1も他の3人を異次元へ飛ばすときは乱暴だが、彼女にだけはほとんど親切丁寧。しかし、気分が高揚したり、怒りが頂点に達したりすると暴言を吐くこともある。一緒に旅する4人の中では最も賢く、敵の出す問題に正解する確率は群を抜いて高い。トシオに想いを寄せられており、彼女の方も彼に気があるような描写がみられる。黒に近い菫色のロングヘアーに、深緑色の瞳。紫のブラウスにミニスカート。一人称は「私」。
M1(エムワン)
声 - 滝口順平タカシの買った本に「おまけ」として付いて来た数学の神様で、アリスが何者かに攫われたことを告げに来た。異次元の旅では、ピンチに陥った時に1つの国の冒険につき3回まで魔法で助けてくれるが、失敗することもある。頭に天使の輪ではなく、杖の先端に蛍光灯を付けている。タカシたちを異次元に送り込む前には必ずクイズを出題し、それに正解しないとタカシたちはアリスを助けに行くことができない。異次元世界にタカシたちを送り込む(または異次元世界から元の世界に戻す)呪文は「サイン・コサイン・Vサイン」。ラーメンが大好物。後半ではそれを敵に利用され、命取りとなったこともある。一人称は「わし」。
なめくじネコ
声 - 西村朋紘ネコの姿で胴体がナメクジの、浮遊する生物。「?なわけ」という語尾で話す。M1に代わって異次元を案内する役を任された。正式名は「役に立つなめくじネコ」であり、物知りということだが、肝心なことを知らないことが多く、ピンチになるとすぐに逃げ出してしまい、実質あまり役に立たない。驚いたりピンチになると瞳が青く大きくなる。
西村(にしむら)
声 - 梅津秀行女言葉を操る男。タカシに惚れているらしい。色々なところで変装した彼に出会うが、何をしているのかは一切不明。彼のアドバイスでピンチを回避することもあれば、逆にピンチに陥ることもあり、敵か味方かも一切不明。最終話のラストシーンでは現実世界の新しい英語教師として登場しタカシたちを驚かせた。
グッチ先生
声 - 宇垣秀成自称:人間の1000倍の知能を持つコンピュータ人間。自信を持てず、いつも愚痴ばかり零している陰気な性格。M1やなめくじネコが忙しい時にピンチヒッターとして呼ばれるが、ほとんどの場合は逆に足手まといになっている。飛行機に変身してタカシたちの移動手段になることが多い。
翔野 鋭一郎(しょうや えいいちろう)
声 - 緑川光タカシ達のクラスに転校してきた謎の少年で、数学が得意な優等生。転校してきてすぐにタカシと仲良くなり、学校ではごく普通の友人として過ごしている。しかし、異世界に現れてはタカシ達の邪魔ばかりし、彼らを混乱させた。小学時代勉強ばかりして太っていたため友達がおらず、そこを悪魔の親分に目をつけられてとり憑かれ[2]、毎回アリスをさらっていた。
アリス
声 - 豊口めぐみ童話『不思議の国のアリス』の主人公。毎回何者かに攫われ、いくつもの国を転々としている。4人の助けを待つ健気な一面を見せる。基本的には誘拐されることがほとんどだが、時には自分から絵本の世界から抜け出て異世界を旅してしまう、お転婆な一面もある。その姿は、タカシの持つフランス語版『不思議の国のアリス』の表紙に描かれているアリスに似ているが、それはタカシの一番気に入っているアリスの絵だという。毎回のセリフは非常に少なく、せいぜい助けられた時に「皆さん、ありがとうございました」と言う程度。


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