アリス探偵局
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天才てれびくんの内で1998年から1999年にかけて放送された「アリスSOS」とは異なります。
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アリス探偵局
ジャンル推理ギャグアニメ
アニメ:アリス探偵局
監督古川政美
脚本ひのくまりこう→中村修、植田浩二
キャラクターデザイン長森佳容、西野理恵
アニメーション制作イメージ・ケイ(ノンクレジット)
スタジオジュニオ
製作NHK、NHKファミリー番組部
放送局NHK教育テレビジョン
放送期間第1期:1995年4月5日 - 1996年1月16日
第2期:1996年4月9日 - 1997年1月21日
話数全56話(各28話)
漫画:天才てれびくん アリス探偵局
原作・原案などひのくまりこう(脚本)
藤原宰太郎(トリック案)
作画吉富昭仁
出版社メディアワークス
発売日1995年11月
巻数1
話数2
テンプレート - ノート

『アリス探偵局』(アリスたんていきょく)は、日本テレビアニメNHK教育テレビ天才てれびくん』内で放送された。
概要

童話昔話の登場人物をキャラクターとして脚色した推理ギャグアニメ。推理といっても、殺人などは起こらず(未遂は起きた)、基本的には喧嘩や失敗談の解決話である。

第1期・第2期各28話で計56話。第1期は1995年4月5日から1996年1月16日までに、第2期は1996年4月9日から1997年1月21日までに放送。2002年には『天才てれびくん』の10周年特別企画として第1期のみが再放送された。なお、最初の数話は番組自体の放送時間を短縮して1話ずつ放送された(空いた時間は特別番組「こども囲碁入門」が流された)。

天才てれびくんのアニメコーナーでは、『ちび☆デビ!』が登場するまでシリーズ最長アニメだった。

また、漫画化単行本として第1期1話・2話を収録した『天才てれびくん アリス探偵局』が1995年11月に発売されている。

長らくVHS等に映像ソフト化はされていなかったが、『天才てれびくん』20周年およびNHK60周年として、2012年11月にDVD-BOX化が決定された。上巻は2013年2月21日、下巻は同年3月21日に発売[1]
ストーリー
第1期

童話に登場するキャラクターや動物が住人として暮らしている「ふしぎの村」という騒がしい村を舞台に、花屋の一人娘アリス、その花屋に居候している探偵江戸川写六、そして彼の助手イナバの3名を中心にストーリーが展開され、この3名が多発する怪事件を解決に導いていく。怪事件といっても重い描写はなく、軽い窃盗傷害事件など他愛も無い事件ばかりである。犯人のほとんども簡単な注意などで済まされ、刑に服した様子も無く事件後も普通に社会生活を送っている。

最後は写六の「さて、テレビの前のみんなはもうわかったかな、……ずばり推理してくれたまえ」という台詞で締められ、次回放送の冒頭でイナバが種明かしをしながら事件の真相を事件簿ノート(絵日記)に記すという形になっている。
第2期

第2期では第1期の写六が去り、Dr.ホーとマンデーが登場。

Dr.ホーは、亡き父が「イナバ」という名の探偵にひどい目に遭わされたことの復讐として、タイムマシンでふしぎの村のイナバの前に現れた。Dr.ホーの家系がイナバの家系に勝利するためには、先祖の才能を幼少時代の時点で潰してしまうことが必要だと企んだDr.ホーは、何としてでもイナバに勝とうとふしぎの村で起こる事件(第1期同様たわいのない事件が多い)をいち早く解決しようとするが、いつも失敗ばかりで勝つことはできずにいる。
登場キャラクター
アリス探偵局
イナバ
- 白石文子主人公。ふしぎの小学校1年生のウサギの男の子。写六の助手を務める。人一倍災難に遭いやすく探偵としての資質にも欠けるが、写六に対する憧れは強く、将来優秀な探偵になることを夢見ている。礼儀正しい性格で、アリスに対しても敬語で話している。事件簿ノートに写六の業績や事件の感想などを記録している。第1期15話以降、竹取ヒカリに片思いをしていたが、第2期終盤ではアリスを意識し始め、最終回ではマンデーの残したパソコンから将来結婚するらしき情報を知る。一軒家に一人暮らしをしている。家庭状況は不明。苦手な教科は算数。名前は日本神話の『因幡の白兎』にちなむ。第1期オープニングでは『不思議の国のアリス』の白ウサギの格好をしており、本編でもそれらしい懐中時計を携帯している。
アリス
声 - 佐久間レイヒロイン。ふしぎの小学校5年生の女の子。花屋の看板娘。普段は花屋の手伝いをしているが、上階の江戸川写六探偵事務所を勝手に「アリス探偵局」と改称し、いつも事務所に顔を出している。学校の成績は振るわないものの、優れた探偵の素質を持ち、彼女の言動が事件解決への懸け橋となることも多い。花に関する知識も豊富。イナバの姉のような存在で、時にからかったり恋の手解きをしたりするおしゃまな少女。第2期ではどちらかというとイナバを後ろで支え、頼りにしていく。モデルは『不思議の国のアリス』のアリス。
アリスのママ
声 - 熊谷ニーナアリスの母親。花屋を営んでいる。全く姿を現すことはなく声のみの出演であるが、イナバや写六の様子から見てかなりの美人らしい(最終回アイキャッチでの登場キャラクター集合図にその姿があるが、総集編ではカットされている)。料理がとても上手である。店のモットーは「迅速、正確、美しく」。
江戸川 写六(えどがわ しゃろく)
声 - 関根信昭ふしぎの村で探偵事務所「アリス探偵局」を経営している名探偵。通称ろくちゃん。かつては探偵業の傍ら、世界各地で(屋台を引きながら)様々な冒険をしていた。オランウータンと思しき老人で、大きな眉毛を生やしている。電話で事情を伝えられただけで事件の真相を突き止められる敏腕探偵だが、「短気は損気、田んぼじゃ取れないサザエの壺焼き」「ただいま帰ってキタキツネ コ?ン」など駄洒落を連発し、滑稽な扮装をして現れる。いつも寝穢く眠ってばかりいるが、アリスの母に声をかけられると途端に目覚める。好物は納豆。モットーは「人生苦あれば楽あり」。第1期最終回で世界旅行に出発したため第2期では出番がないが、事務所の椅子には彼の姿を模した人形が座っている。モデルは江戸川乱歩シャーロック・ホームズ
写一(しゃいち)
声 - 上田敏也写六の兄、諜報組織BCGの諜報員をしている。通称いっちゃん。
写三(しゃぞう)
声 - 上田敏也写六の兄、南の島で細工の職人の仕事をしている。通称さんちゃん。
準レギュラー
荒井(あらい)警部
声 -
中村大樹アライグマ警察官。ふしぎの村にいる唯一の警官。事件が起きればすぐさま現場に駆けつけるが、いつもアリスに先回りされてしまう。白雪ワイン大会社絡みの事件がきっかけで姫子と結婚し、三つ子をもうけた。大柄で恰幅がよいため、タヌキと間違えられたこともある。
ニーナ
声 - 熊谷ニーナウグイスのリポーター。事件現場に突然現れ、アリスたちに経緯をフリップで説明する。モットーは「迅速・正確・ねちっこく」。妹にナーニ先生がいる。
ゲストキャラクター
ウルフ
声 -
大友龍三郎大家のオオカミ。村一番の金持ちだが欲張りでドケチなため、他の住人から恐れられている。見た目や本人の発言からして老人。大財閥「ウルフグループ」の最高経営者で、第2期では「ウルフホテル」という大きなホテルを開業した。背中に巨大なそろばんを背負っている。金色の牙が自慢、愛車は金色の自転車など、ドケチの割に成金趣味も見受けられる。モデルは『三匹の子豚』、『狼少年』、『赤ずきん』などに登場するオオカミ。
グー、スー、ピー
声 - 三木眞一郎岩男潤子(第1期)→熊谷ニーナ(第2期)、嶋村薫貸家に住むブタの3兄弟。グーはわらの家、スーは木の家、ピーはレンガの家に住む。大道芸をして金を稼ぎ、大家のウルフに家賃を払っている。モデルは『三匹の子豚』のブタ。
テバコ
声 - 岩男潤子人気ロックグループ「ブレメン」のリーダーを務める鳥。担当はボーカルで、ポスターではギターらしきものを持っている。かつて餓死寸前のところを写六に助けられており、彼に恩を感じている。


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