アラブ_イスラーム学院
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アラブ イスラーム学院の入口

アラブ イスラーム学院 (アラブ イスラームがくいん、アラビア語: ?????? ?????? ???????? ?? ?????‎ Al-Ma?had al-?Arab? al-?Isl?m? f? ??ky?、英語: Arabic Islamic Institute in Tokyo, AIIT)は、東京都港区元麻布にある在日サウジアラビア大使館付属の文化センターであり、イマーム・ムハンマド・イブン・サウード・イスラーム大学(アラビア語版、英語版)の東京分校と位置づけられている。

設立は1982年[1]。2019年12月14日に施設は閉鎖。現在はウェブサイトも無くなり閉校した形となっている。
組織
概要と目的

イマーム・ムハンマド・イブン・サウード・イスラーム大学(アラビア語版、英語版)の世界に数多くある分校のうちのひとつであり、サウジアラビア王国の政府予算から拠出を受けている[1]。日本とアラブイスラーム圏との相互理解・友好関係の強化を目的とし、アラビア語教育などアラブ・イスラーム文化に関する情報提供や交流活動を行なっている[2]
沿革

1982年 イマーム大学
(アラビア語版、英語版)の東京分校として設立、渋谷に仮校舎を設置(賃貸借)。アラビア語講座開始。

1987年 麻布にある、サウジアラビア大使館内へ移転。

1996年 旧大使館建物取り壊し、再建築(?1998年)

2001年 アラビア語講座新プログラム(現在のもの)開始[2]

2019年 施設閉鎖

2020年 学院閉鎖前から登録していた生徒に限り別会場で授業を提供

[3]
学院長

2014年6月4日? ナーセル・ムハンマド・アルオマイム
博士(アラビア語: ?. ???? ?? ???? ???????‎、英語: Dr. Nasser Mohammed S. ALOMAIM)[4]

過去の活動内容
アラビア語クラス

ネイティブの講師によりアラビア語で授業が行われるのが本学院の特長で、初歩から始めて2年間でアラブ諸国の中学・高校レベルの基礎的な正則アラビア語を身に付けることを狙いとしたカリキュラムが組まれている。昼間と夜間の2つのクラスがあり、昼間は月曜日から金曜日までの毎週5日10:00?14:00、夜間は月曜日・水曜日・金曜日の毎週3日18:30?20:30に授業が行われる。既習者はレベルチェックテストに合格すればレベル2から学習可能。学生数は昼間、夜間の各30名ずつが上限となっている[5]

受講資格は日本国籍あるいは自国の大使館からの推薦状のある者で、加えて昼間クラスが18歳以上の高卒以上、夜間クラスが15歳以上の中卒以上であることが条件となっている。また、レベル4まである学期末試験に合格して修了したら、イマーム大学(アラビア語版、英語版)より基礎アラビア語課程の学位が正式に授与される[5]
アラビア語課外講座

本田孝一によるアラビア語書道教室、アラブ文学、日本語アラビア語間翻訳などの講座がある。[6]
シンポジウム

不定期ではあるが、各回のテーマに沿った学院内外からの講師による研究発表を行なっている。これまでのテーマには、「日本とアラブの文化交流について(2001年)」、「サウジアラビアと日本-新時代の戦略的パートナーシップ(2006年)」、「サウジアラビアと日本における情報通信技術(ICT)(2007年)」などがある。[7]
アラビア語コンテスト(旧・アラビア語オリンピック)

2003年より毎年1回、大学院生・大学生・専門学校生・高校生を対象として学院内外から参加者を募り開催している[8]。初回(2003年6月28日)から第12回(2015年4月25日)までは、アラビア語オリンピック(アラビア語: ??????? "????????" ????? ???????‎[9])として開催されていた。競技種目は、アラビア語タイピング、アラビア書道、アラビア語スピーチであり、1種目から参加できる[10]
文化交流

アラブ イスラーム学院は、日本とアラブ世界との文化交流において、その一翼を担っている[11]。さまざまな活動を通して、アラブ世界を日本に、日本をアラブ世界に紹介している。日本語・アラビア語版両方でのホームページの作成(英語版も有)や、両言語で行われるシンポジウムでの講演を論文集としてまとめたものを、日本語・アラビア語に翻訳し、それぞれ日本語版・アラビア語版として出版・配布している(無料)。
学術提携

2015年5月20日、東海大学がアラブ イスラーム学院と連携に関する覚書を締結した。同覚書は、アラブ・イスラム世界との相互理解を深める教育プログラムを両校で連携して開講し、両国の友好関係の深化につなげることを目的としている。調印式は日本・サウジアラビア国交樹立60周年記念行事の一つとして実施され、東海大学の山田学長やアラブ イスラーム学院のアルオマイム学長、両学の関係者だけでなく、サウジ王族や駐日サウジアラビア大使も列席した[12]
その他活動

さまざまな団体・学生の学院訪問受け入れ

小中学校への訪問、交流活動


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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