アラバ県
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アラバ県
アラバ県の位置
 バスク州
県都 ビトリア=ガステイス
公用語バスク語スペイン語
議会
 ? 上院
 ? 下院
 ? 州議会
4議席
4議席
25議席
面積
 ? 総計
 ? スペイン国内の%
 ? 順位
3,037
0.60%
48位
人口(2014年)
 ? 総計
 ?スペイン国内の %
 ? 人口密度
 ? 順位
321,932人
0.68%
110人/km2
41位
自治体数
住民の呼称alaves, sa
babazorro, rra
郵便番号01
ISO 3166-2ES-VI
県議会公式ページ
スペインの県

アラバ県(アラバけん、バスク語:Arabako Probintzia, IPA: [a??aba]、カスティーリャ語:Provincia de Alava, IPA: [?alaβa])は、スペインバスク州にある。県都はビトリア=ガステイスであり、ビトリア=ガステイスはバスク州の州都でもある[1]

バスク州にある3県のひとつで、フランス領バスクを含めた歴史的なバスク地方の7県のうちのひとつ。カスティーリャ語バスク語を公用語とし、公式表記は二言語をスラッシュ記号で併記したAraba/Alava[2]
語源

古代ローマ時代にはガッラエキア(英語版)(現在のガリシア州など)とアキタニア(現在のフランス・ボルドーなど)を結ぶ道路としてアブ・アストゥリカ・ブルディガラムがあり、その沿線にアルバ(Alba)という領主の邸宅があった。この地は現在のサルバティエーラ/アグライン近郊のアルベニスである可能性があり、このアルバがアラバの語源であるとされることがある。エウスカルツァインディア(バスク語アカデミー)は異なる説を唱えている。エウスカルツァインディアは、アラバの初出は8世紀に書かれたムスリムの年代記がアラバ平原に言及したことであり、アル(al)というアラビア語の接頭辞に古バスク語のラウア(laua)を付けたものがカスティーリャ語のAlavaやバスク語のArabaに発展したとしている。
地理アラバ盆地とバスク山脈

北はギプスコア県ビスカヤ県と、西はカスティーリャ・イ・レオン州ブルゴス県と、南はラ・リオハ州と、東はナバーラ州と県境を接している。アラバ県内にはブルゴス県飛び地であるトレビーニョ(英語版)があり、バスク州のバスク民族主義党はトレビーニョのバスク州への編入を望んでいるが、ブルゴス県議会はトレビーニョの飛び地としての保持を望んでいる。

アラバ県は内陸部にあり、地域によってとても落差の激しい気候が特徴である。北部は大西洋に近いことから湿度が高く、南部のエブロ川流域は乾燥して暖かい。地形や風景などの特徴によってアラバ県は5つの地域に区分される。ビスカヤ県との境界にある北部のゴルベア山地は標高1,200m-1,400mの石灰岩の山地であり、中腹には緑色の草地が広がる。ラ・リオハ州ログローニョに近い南東部には標高が低く乾燥した谷があり、人口はまばらである。中央部のビトリア=ガステイスサルバティエーラ/アグラインを中心とする盆地では穀物が生産され、標高1,000m程度の山地によってブルゴス県の飛び地トレビーニョと隔てられている。ナバーラ州ギプスコア県に近い東部には標高1,200m-1,500mのウルキージャ山地やウルバサ山地があり、森林が広がっている。ゴルベア山地・ウルキージャ山地・ウルバサ山地などはいずれもバスク山脈の一部分であり、バスク山脈はスペイン北部を東西に伸びるカンタブリア山脈の一部分である。ラ・リオハ州のミランダ・デ・エブロに近い南西部はアラベーゼ・リオハと呼ばれ、エブロ川左岸地域はラ・リオハ州同様にブドウ生産が盛んである。北西部のネルビオン川河岸にはアムリオラウディオ/リョディオなどの町があり、これらの町はネルビオン川下流にあるビスカヤ県ビルバオと深く結び付いている。

概してアラバ県を流れる川はエブロ川に合流して東に流れ、ログローニョやアラゴン州・サラゴサを通ってやがて地中海に至る。ビトリア=ガステイスなど中央部の盆地を流れるサドーラ川、AP-68号線やレンフェの鉄道路線に沿って西部を縦断するバジャス川がアラバ県の二大河川であり、両河川はログローニョ付近でエブロ川に合流している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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