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アラトリステ
Alatriste
監督アグスティン・ディアス・ヤネス[1]
脚本アグスティン・ディアス・ヤネス[1]
原作アルトゥーロ・ペレス=レベルテ[1]
製作アントニオ・カルデナル 、 アルバロ・アウグスティン[2]
製作総指揮イニゴ・マルコ、ベレン・アティエンサ[2]
出演者ヴィゴ・モーテンセン、ウナクス・ウガルデ、アリアドナ・ヒル、エレナ・アナヤ[3]
音楽ロケ・バニョス[2]
撮影パコ・フェメニア[1]
編集ホセ・サルセド[3]
配給 20世紀フォックス[4]
アートポート[4]
公開 2006年9月1日[5]
2008年12月13日[5]
上映時間145分[6]
製作国 スペイン[7]
言語スペイン語[3]
製作費$28,000,000[1]
興行収入$23,321,954[8]
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『アラトリステ』 (Alatriste) は、2006年公開のスペイン映画[5]。アルトゥーロ・ペレス=レベルテによるスペインの小説『アラトリステ』 (西: El capitan Alatriste) シリーズを原作とする映画化作品である[9]。監督はアグスティン・ディアス・ヤネス[1]。孤高の剣士アラトリステの21年に及ぶ後半生を145分の上映時間にまとめた[6]。ヴィゴ・モーテンセンが主演し[3]、アメリカの俳優でありながら全てのセリフをスペイン語で演じた[10]。本作品の製作には2006年時点でのスペイン映画最高額であった2,400万ユーロが投じられた[11][1]。 17世紀スペイン、孤高の剣士ディエゴ・アラトリステ・イ・テノーリオの物語。 アラトリステの後半生21年間を描いており、エピソード間で長い時が経過している部分がある。このため各エピソードの年を明記してあらすじを示す。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
あらすじ
1622年
スペイン軍の傭兵としてアラトリステはスペイン帝国領土ネーデルラントで反乱軍であるオランダに夜襲をかける。共に戦った若い大貴族グアダルメディーナ伯爵の命を救い、戦友ロペ・バルボアを亡くし息子の将来を託される。
1623年
13歳になるバルボアの息子イニゴは亡父の知人を頼ってマドリードに到着し、戦地から戻ったアラトリステの従者として暮らしはじめる。スペイン異端審問所長官のボカネグラ神父は二人連れのイングランド人旅行者暗殺を指示する。古い戦友マルティン・サルダーニャ警部補に仕事を仲介されたアラトリステは別ルートで依頼を受けたシチリア人の暗殺者グァルテリオ・マラテスタと襲撃に向かう。しかし襲われた二人の様子を見てアラトリステは暗殺を思いとどまる。身許を隠した二人はイングランド皇太子チャールズと初代バッキンガム公ジョージ・ヴィリアーズであった。アラトリステの知己であるグアダルメディーナ伯爵を通して王の寵臣オリバーレス公伯爵に伝えられ、皇太子は保護される。オリバーレスは暗殺未遂を表沙汰にしないため関係者にスペイン本国から立ち去ることを求める。またアラトリステは既婚の女優マリア・デ・カストロと、イニゴは貴族で王妃付女官アンヘリカ・デ・アルケサルと出会う。
1624年
アラトリステは従者イニゴを伴い再びネーデルラントに戻る。傭兵隊長アンブロジオ・スピノラの指揮下でオランダが占拠する町ブレダの包囲戦に参加する。包囲は翌年まで続くが遂には敵が降伏し、敗将がスピノラに城門の鍵を譲り渡す開城の儀式にアラトリステも立ち会う。
1635年
ネーデルラントで10年を過ごしたアラトリステは海路で帰国し、スペイン西部の港町カディスに到着する。そこでグアダルメディーナ伯爵から依頼を受け、植民地である新大陸からセビリアに運ばれるはずの財宝を奪い返すためにオランダ私掠船を襲撃する。その船上で敵の一員となっていた暗殺者マラテスタと対決しこれを倒す。スペイン本国に戻ったアラトリステとマリア、イニゴとアンヘリカの二組のロマンスはどちらも結ばれずに終わる。
1643年
アラトリステはフランスとネーデルラント国境の町ロクロワの郊外でフランス軍と戦う。スペイン軍は全ての騎兵部隊・ほとんどの歩兵部隊が殲滅され敗走する中、アラトリステの所属する一隊のみがテルシオを組み抵抗していた。スペイン歩兵の奮闘にフランス軍は敬意を持って降伏を勧めるが、それを拒否して誇りをかけて戦い続けアラトリステは戦死する。
登場人物
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