アメリカ横断ウルトラクイズ_(コンピュータゲーム)
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『アメリカ横断ウルトラクイズ』(アメリカおうだんウルトラクイズ)は、日本テレビ系列で放映されたクイズ番組アメリカ横断ウルトラクイズ』のコンピュータゲーム作品、およびそのシリーズ。
特徴

番組の演出は、それほど忠実に再現していない作品が多い。
トミー(当時)版は第1作は当時白黒のGBとしては番組再現に力を入れていたが、その後は独自の方向に進んでいる。富士通パソコンシステムズ版も、演出面では番組とかけ離れた部分が多い。演出の再現度では、富士通版の発展系と言えるデジキューブ版(PS2版)が群を抜いて高い。

ゲームシステム上、一問一答クイズは難しいためほとんど選択式問題(○×か三択)しか出ない。従って、番組では一問一答の問題は始めから出題しないか、選択式に直してある。ただし、PS2版では数字アルファベットが答えになる問題に限り、ソフトキーボードから直接入力を要求される場合がある。また、富士通パソコンシステムズ版及びその移植では選択肢が最高で六択、PS2版では五択まで用意され、当てずっぽうでの解答は難しくなっている。

PS2版のみ一問多答クイズも収録されており、5個が正解となっている十択から選択していく。


ソフトによってはANA(全日本空輸)が協力しており、航空機の機体に「ANA」のロゴが入る作品もある。ドーム球場は東京ドームではなく「ウルトラドーム」(トミー版では「ゲームドーム」)となっている。

番組に忠実に作ると、多くの参加者を振り落とす一次予選が一番難しくなってしまう。そのため、ゲーム独自のルールでクリア条件を緩和したり、コンティニューを可能にするなどして、ゲームバランスを調整している。

機内400問ペーパークイズは大幅に問題数を減らされており、20?50問となっている。ただし、トミー版では番組よりもハードルが高く、半数以上を振り落としてしまう。その代わり、グァムでの脱落者は少ない。

トミー版はグァムの次に(ハワイがなくて)アメリカ本土に上陸することが多く、FC版のみ番組と異なりアメリカ本土途中で唯一アラスカに上陸する。トミー版以外でもアメリカ以外の国(メキシコなど)に上陸することはない。


トミー版は、作品を重ねるごとにミニゲームの比重が重くなっている。クイズ自体より、解答権を取るためのミニゲームの方が難しいチェックポイントも多数。

番組で使用されたBGM版権元は多岐にわたるため、ゲームではほとんどがオリジナルBGMに置き換えられている。PS2版ではかなり許諾を得ているが、番組のテーマ曲として有名な「Theme From Star Trek」についてはPS2版を含め、未だに許諾を得られた例はない。

作品解説
アメリカ横断ウルトラクイズ(GB版)

アメリカ横断ウルトラクイズ(GB版)ジャンルクイズゲーム
対応機種
ゲームボーイ
開発元不明
発売元トミー(現・タカラトミー
人数1?4人
メディア2Mbitロムカセット
発売日1990年12月23日
対象年齢全年齢
デバイス通信ケーブル、4人用アダプタ
売上本数24万本ほど[1]
テンプレートを表示

問題数は1200。すべて番組で使用された問題で、数が少ないので時間を掛ければ同じ問題が出てくる。ただし、機内クイズでは解答の正誤が表示されず、どの問題で間違えたのかプレイヤーにわからない仕組みになっている。発売当時はインターネットで調べることができない時代であったため正解が一向に分からないという仕様は現代以上に厳しく、ウルトラクイズを視聴していない人やクイズが得意でない人にはクリア困難な作品であった[2]。企画したのはウィズ[1](ゲーム自体の開発は外部に委託していた[3])。

セーブやパスワードコンティニューが全くできない。その意味では番組に忠実といえる。その代わり敗者復活戦が多く、グァム以降は罰ゲームをクリアすることで、コンティニューが可能[2]

古い作品なので、演出やグラフィックは一番地味だが、番組の再現度は高めで、番組のチェックポイントをクリアBGMが使われている。機内通過者は機内クイズ順位を含めて紹介され、罰ゲームに失敗すると、番組同様「罰ゲームの後消息不明(実際はもちろん帰国している)」のオチが付く。

このゲームの敗者復活戦は、勝ち抜けた他の参加者との一騎討ちを行う(相手は自分で指名する)。勝てば勝敗が入れ替わる(自分が勝ち抜けた場合、敗者復活戦を挑まれることはない)。
モード
ひとりPLAY
番組同様、チェックポイントを勝ち抜きつつ優勝を目指す。ただし早押しクイズはない。
ふたりPLAY・まるちPLAY
最大4人までの対戦モード。番組とは異なり、各チェックポイントを
双六のマスに見立てた形式で、途中の失格はない(チェックポイント間に、空白のマスもある)。○×クイズは全員解答権があり、三択クイズは早押しクイズ。誤答すると早押し順に回答権が移って行く。○×に正解すると1マス、三択は2マス進めるが、三択に誤答すると2マス戻る。各チェックポイントの通過順位に応じて点数が入り、誰かがニューヨークに到達するとそこで終了。マス目の都合上、最後尾が一定以上引き離されると「JUST MOMENT」のメッセージが入り、追いつくまで他のプレイヤーは動けなくなる。このメッセージは、第12回の番組で出題された「英語で"JUST A MOMENT"と訳された、歌舞伎十八番は?」に因んでいる(正解は「」)。[4]
チェックポイント

ひとりPLAYモードのチェックポイントを紹介する。ただしゲーム中にチェックポイントの表記はない。
ゲームドーム
○×走りクイズ(900→100名通過)5問正解で勝ち抜け、1問不正解で失格。残り参加者数は番組同様問題の都度表示されるが、5問目には必ず100人が残る様に調整されている。本作はゲームドームでは、番組の過去問を含め全て
自由の女神問題が出題されるので、問題の暗記が容易になっている。
成田空港
ジャンケン(100→50名通過)→敗者復活戦:司会者とジャンケン(勝てば復活)
成田→グアム
機内24問ペーパークイズ(50→9名通過)前回の優勝者が失格になる演出がある[5]
グアム
○×泥んこクイズ(9→8名通過)→敗者復活戦:同じクイズで一騎討ち(勝てば交代で復活、以下同じ)→罰ゲーム:サメのいる海で水上スキー○×クイズ。最初に2問誤答した参加者が敗者。
ロサンゼルス
神経衰弱クイズ(8→5名通過)→敗者復活戦→罰ゲーム:爆弾の落ちている道をローラースケート8人が一列に並んで、○×クイズ。クイズに正解すると、神経衰弱に挑戦できて、そこで20枚のカードを1組でもペアを完成できれば勝ち抜け。クイズ不正解・神経衰弱失敗は、列の最後尾へ移動。
ラス・ベガス
スロットマシーンクイズ(5→4名通過)→敗者復活戦→罰ゲーム:カジノのバニーガールをナンパスロットで同じ絵柄が揃うと3択クイズを出題。正解なら1ポイント獲得、ただし「BAR」を揃えて正解した場合は2ポイント獲得。3ポイント勝ち抜け。
ナイアガラ
滝登りクイズ(4→3名通過)→敗者復活戦:封筒に当たりの「ワシントン」とハズレの「スカ」があり、当たりを引けば復活。→罰ゲーム:滝の上から、鳥をよけながらパラシュートで降りる滝の上にある封筒を取りに行く。2ポイント勝ち抜け。ルールはバラマキクイズとほぼ同じだが、ハズレは「スカ」。問題は3択。
ワシントン
迷路クイズ(3→2名通過)→罰ゲーム:無実の仲間を、看守の目をかいくぐり脱獄させる迷路の中央にある問題入り封筒を取ってきて、迷路の四隅のどこかにいる出題者の元へ持っていくと、○×クイズが出題される(第9回の迷路バラマキクイズを模したもの)。ナイアガラとは違いハズレの「スカ」はない。2ポイント勝ち抜け。道にスタミナドリンクがあり、飲むと少しの間スピードアップ。ただし腐っているハズレもあり、少しの間スピードダウン。
ニューヨーク
3択クイズ(2名→クイズ王決定)COMと交互に出題される。先攻・後攻が固定され、一方が誤答した場合はもう一方に解答権が移るリレークイズ形式。ただし、COMの選んだ選択肢を見ることはできない。先に10問正解した方がクイズ王
アメリカ横断ウルトラクイズ 史上最大の戦い(FC版)


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