アメリカ合衆国国務次官(あめりかがっしゅうこくこくむじかん、United States Under Secretary of State)とは、アメリカ合衆国国務省の上級官僚のうち、国務次官補の上に位置し、国務副長官の下に位置する者が使用する称号である。 1919年から1972年までは、国務次官は、国務省の二等官(国務長官の直下)であり、国務長官が不在の場合は国務長官の主席副官、主席補佐官、国務長官代理を務めた。それ以前の二等官は、主席書記官、国務次官補、参事官だった。 1944年以前は、省内の多くの部署が国務次官に直属していた。 1972年7月に制定された外交授権法 その他、国務次官(Under Secretary of State)を称号に含む以下の役職がある。
歴史
役職
アメリカ合衆国国務次官(政治担当)(1959年 - )
アメリカ合衆国国務次官(管理担当)
上記の6人の国務次官のほか、国務長官に助言を与える参事官は、国務次官と法的に同等の地位を保持している。 #氏名任命在任期間大統領備考
歴代国務次官
着任退任
1フランク・ライアン・ポーク1919年6月26日1919年7月1日1920年6月15日ウッドロー・ウィルソン
2ノーマン・デイヴィス1920年6月11日1920年6月15日1921年3月7日ウッドロー・ウィルソン
ウォレン・ハーディング[1]
3ヘンリー・プレイザー・フレッチャー1921年3月7日1921年3月8日1922年3月6日ウォレン・ハーディング
4ウィリアム・フィリップス1922年3月31日1922年4月26日1924年4月11日ウォレン・ハーディング
カルビン・クーリッジ
5ジョーゼフ・グルー1924年3月7日1924年4月16日1927年6月30日カルビン・クーリッジ
6ロバート・エドウィン・オールズ1927年5月19日1927年7月1日1928年6月30日カルビン・クーリッジ[2]
7ジョシュア・ルーベン・クラーク1928年8月17日1928年8月31日1929年6月19日カルビン・クーリッジ
ハーバート・フーヴァー[3]
8ジョーゼフ・コットン1929年6月7日1929年6月20日1931年3月10日ハーバート・フーヴァー
9ウィリアム・リチャーズ・キャッスル1931年4月1日1931年4月2日1933年3月5日ハーバート・フーヴァー
フランクリン・ルーズベルト[4]
10ウィリアム・フィリップス1933年3月6日1933年3月6日1936年8月23日フランクリン・ルーズベルト
11サムナー・ウェルズ1937年5月20日1937年5月21日1943年9月30日フランクリン・ルーズベルト
12エドワード・ステティニアス1943年10月4日1943年10月4日1944年11月30日フランクリン・ルーズベルト
13ジョーゼフ・グルー1944年12月20日1944年12月20日1945年8月15日フランクリン・ルーズベルト
ハリー・トルーマン
14ディーン・アチソン1945年8月16日1945年8月16日1947年6月30日ハリー・トルーマン[5]
15ロバート・A・ラヴェット1947年5月28日1947年7月1日1949年1月20日ハリー・トルーマン
16ジェイムズ・E・ウェッブ1949年1月27日1949年1月28日1952年2月29日ハリー・トルーマン
17デイヴィッド・ブルース
18ウォルター・ベデル・スミス1953年2月9日1953年2月9日1954年10月1日ドワイト・D・アイゼンハワー
19ハーバート・フーヴァー・ジュニア1954年8月18日1954年10月4日1957年2月5日ドワイト・D・アイゼンハワー
20クリスチャン・ハーター1957年2月21日1957年2月21日1959年4月22日ドワイト・D・アイゼンハワー