アメリカ合衆国のスポーツ
[Wikipedia|▼Menu]

アメリカ合衆国のスポーツでは、主にアメリカ国内のスポーツ事情について記述する。競技そのものに関する詳細な記述も、ここで参照。目次

1 事情

1.1 人気スポーツの世論調査


2 特徴

2.1 オリンピック

2.2 運営

2.3 海外展開

2.4 待遇

2.5 労働争議

2.6 ドーピング問題


3 競技

3.1 アメリカンフットボール

3.2 野球

3.3 ソフトボール

3.4 バスケットボール

3.5 アイスホッケー

3.6 サッカー

3.7 バレーボール

3.8 ラグビーユニオン

3.9 格闘技

3.10 モータースポーツ

3.11 ゴルフ

3.12 チアリーダー

3.13 自転車競技

3.14 サーフィン

3.15 アームレスリング

3.16 競馬

3.17 陸上競技

3.18 競泳

3.19 テニス

3.20 その他


4 団体

5 関連項目

6 脚注

事情

アメリカにおけるスポーツは、各競技団体によって運営されているプロスポーツや大学などのカレッジスポーツを中心に行われている。代表的なスポーツは、アメリカンフットボール野球バスケットボールサッカーアイスホッケーである。いずれもアメリカ国内では人気の高い競技である。プロスポーツリーグのNFL(アメリカンフットボール)・MLB(野球)・NBA(バスケットボール)・NHL(アイスホッケー)は、俗に「北米4大プロスポーツリーグ」と称されている。とりわけアメリカンフットボールは他のメジャー競技を寄せ付けない圧倒的人気を得ている。近年ではサッカーがアイスホッケーを抜いて4番人気に浮上しており[1]、アイスホッケーに取って代わり、サッカーを「4大スポーツ」の一つにするという意見が主流になりつつある[2]。また、アメリカンフットボール、野球、バスケットボールを「3大スポーツ」として称することも多い。カレッジスポーツでは、アメリカンフットボールとバスケットボールの人気が際立っており、特にアメリカンフットボールの大学リーグであるカレッジフットボールは、MLBやNBAと同等、若しくはそれらを凌ぐ人気を誇る。近年はサッカーが若年層を中心に人気を高めていることが顕著であり、特にFIFAワールドカップは全米視聴者数でワールドシリーズNBAファイナルを上回ることもあるなど勢いをつけている。

アメリカにおける学生スポーツの大きな特徴として、ほとんどの選手が高校時代までは2つから3つの競技を掛け持ちすることが挙げられ、1つの競技に専念するのはプロ入り後、もしくは大学進学後からである。これはアメリカの部活動の形態が日本の形態とは少々異なっているためで、早くから1つの競技に専念するのが当たり前の日本とは対照的である。なお、高校で優秀な成績を収めた選手はドラフトでプロスポーツチームなどに指名されて「プロスポーツ選手」としての道を歩むか、または国内の充実した奨学金制度を利用しながら、「スポーツ奨学生」として大学へ進学する。複数の競技で優秀な成績を残して、それぞれの競技のドラフトで重複指名される選手も珍しくない。
人気スポーツの世論調査

アメリカのワシントン・ポスト2017年9月、最新の人気スポーツの世論調査結果を公表した[1]。「最も人気なスポーツ」では1位はアメリカンフットボール(37%)であった。2位はバスケットボール(11%)、3位に野球(10%)、4位にサッカー(8%)が続いた。また、大手世論調査会社のギャラップ2017年12月に調査をした結果によると、「最も人気なスポーツ」は同様にアメリカンフットボール(37%)が首位であり、2位にバスケットボール(11%)、3位に野球(9%)、4位にサッカー(7%)が続いた[3]

ギャラップの世論調査[3]
順位最も好きなスポーツ%
1アメリカンフットボール37
2バスケットボール11
3野球9
4サッカー7
5アイスホッケー4
6モータースポーツ2
6テニス2
8ゴルフ1
8バレーボール1
8ボクシング1
8体操1
8モトクロス1
8フィギュアスケート1
8ロデオ1

特徴
オリンピック

オリンピックは、さまざまな意味で昔から重要なスポーツ大会でもある。アメリカも、第二次世界大戦終結後からソビエト連邦の崩壊前までに繰り広げられていた旧共産国圏(ソビエト連邦など)との五輪でのメダル争奪戦は、互いにドーピングに手を染めるほどに熾烈さを極めた。2021年時点での夏季オリンピックにおけるアメリカの通算メダル獲得数は2643であり、圧倒的に世界第1位となっている。一方で、2018年時点でのアメリカの冬季オリンピックの通算メダル獲得数は305であり、これはノルウェーに次いで世界第2位となっている。アメリカ選手団は、夏季冬季合わせて合計2948個のメダルを獲得している。なお、アメリカにおけるオリンピックの開催回数は夏季オリンピックが4回、冬季オリンピックも4回であり、どちらも開催国として世界最多である。

オリンピックは、テレビ番組として非常に視聴率の高いコンテンツであり、2012年のロンドンオリンピックは、NFLと共にスポーツ番組の上位を独占した[4]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:123 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef