American University
モットーPro deo et patria
アメリカン大学(アメリカンだいがく、英語: American University)は、アメリカ合衆国の首都、コロンビア特別区(ワシントンD.C.)にある私立総合大学である。大学の略称は「AU」。特に公共政策・国際関係学では、アメリカン大学公共政策大学院(SPA)およびアメリカン大学国際サービス大学院(SIS)は、全米TOP10で名高い。
歴史は古く、初代アメリカ大統領ジョージ・ワシントンによって発案された「偉大な大学を首都に設立する」という考えに基づき、1893年に議会の裁決によって特許状を与えられたメソジスト系の大学である。
研究中心のドイツ型大学院モデル学部教育中心のアメリカ型を組み合わせた教育を理念としている。 バージニア州とメリーランド州の境に位置するワシントンD.C.はアメリカ合衆国の首都であり、ホワイトハウス、アメリカ合衆国議会議事堂、政府省庁、大使館、国際機関、NPOなどの主要施設が立ち並ぶ。 アメリカ政治の中心に構える、政治・国際色が豊かな街に位置する同大学は、北西部の緑あふれる木々に囲まれた閑静な住宅街テンリータウンにキャンパスがあり勉学に最適の環境である。 68の学士課程、71の修士課程、10の博士課程を提供し、7,710人の学部生と5230人の院生が同校で学んでいる。学生と教員の数の比は12:1。1クラス平均23人の少人数教育を行っており教授や学生同士の間で密な議論が可能である。 2016年現在の入学試験合格率は25%である。 首都ワシントンDCという立地から、政治学や国際関係学の分野に定評がある。Princeton Review誌で『全米で最も積極的に政治的活動を行なっている学校』の一つとして評価されている。そのため、アメリカ合衆国連邦政府が運営する『平和部隊(Peace Corps)』として派遣される隊員数は多く、中規模大学の部門で同大学は全米2位と位置づけられている。 国際理解を深めることに力を注いでおり、世界的な学術賞や奨学金を授与されている848人の教授と共に世界140カ国以上から学生が集まっているため、学内の人種・民族構成は多様性に満ちている。外国人学生の比率が高く、140以上の国から1600人以上の留学生が在籍する。 ジョージタウン大学、ジョージワシントン大学と並び、首都三私大、首都三大学と呼ばれる。ワシントンD.C.エリア内の15の大学と提携し、学びたい授業を他の大学で履修することも出来る。 卒業生は政界やシンクタンク、世界銀行や国際連合など国際機関に進む者が多く世界各国で国際関係・外交など様々な分野で活躍している。 School of International Serviceは、140カ国以上から約2000人の学生が在籍しており、その数は全米で最大規模を誇る。2018年度のForeign Policy誌が行なった調査で、国際関係学の分野で学部課程において全米9位、修士課程においては世界8位と評価された。 国際関係大学院協会のメンバースクールで、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、パリ政治学院、クイーンズランド大学、延世大学など数多くの名門大学と交換留学協定を結んでいる。世界140カ国以上からの学生と教員から成る、多様性を重んじた校風が強く反映されている。 School of Public Affairsは、政治学、行政学、公共政策などの専攻学を提供する。2014年に行政学における分野の研究がJournal of Public Affairs Education(JPAE)で高く評価され、同学部は世界5位、全米で3位、ワシントンDCエリア内で1位と評価された。因みに、2015年に新たにワシントンD.C.市長となったミュリエル・バウザー College of Arts and Sciencesは、同大学で最も古く在籍する学生数と教員数の多さで最大の学部である。2015年秋から新たに、コロンビア大学の工学部と提携し両大学から学位を取得できる合同プログラムが始まる。社会科学の分野で本学部はUSA TODAYにより全米6位の評価を得ている。 Kogod School of Businessは、Association to Advance Collegiate Schools of Businessの認証取得校で、ワシントンDCに最初に設立されたビジネススクールである。会計学、経営学、マーケティング、金融学などが学べる。ビジネス誌フォーチュンとタイムによる『経営学部トップ25』で2015年現在、全米18位に位置づけられている。 Washington College of Lawは、J.D.が50位に、LL.M.がAUAP LL.M Rankingsc では13位と評価されている。 初代アメリカ大統領ジョージ・ワシントンによって発案された「偉大な大学を首都に設立する」という考えに基づき、1893年に議会の裁決によって特許状を与えられて創立された。
概略
組織
School of International Service
School of Public Affairs
School of Communication
Kogod School of Business
College of Arts and Sciences
Washington College of Law
歴史
1893年アメリカン大学創立。
1925年School of Arts and Sciences設立。
1934年School of Public Affairs設立。
1949年Washington College of Law設立。
1955年Kogod School of Business設立。
1958年School of International Service設立。
1963年6月の卒業式に元アメリカ大統領ジョン・F・ケネディが「平和のための戦略(The Strategy of Peace)」と呼ばれる演説を行った。
1987年ワシントンセメスターの拠点としてテンリーキャンパスが建設された。
1993年School of Communication設立
2010年6月にアメリカ大統領バラク・オバマが移民政策に関する演説を行った。
2012年元アメリカ大統領ビル・クリントンが演説を行った。
2013年アメリカ大統領バラク・オバマが医療や経済に関してクリス・マシューズと対談を行った。
2015年4月に元アメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュ夫人ローラ・ブッシュが演説を行った。
2015年アメリカ大統領バラク・オバマが演説を行った。
2016年3月にカナダ首相ジャスティン・トルドーが演説を行った。
2016年4月にオランダ首相マルク・ルッテが演説を行った。