American Dad!
ジャンルAnimated sitcom
『アメリカン・ダッド』(American Dad!)は、Underdog Productions and Fuzzy Door Productions制作、20th テレビジョンが番組販売を行っている、アメリカ合衆国の風刺テレビアニメシリーズである。 このアニメは『ファミリー・ガイ』の制作者セス・マクファーレンと、かつて『ファミリー・ガイ』の制作に参加したことのある脚本家マット・ウェイツマンとマイク・バーカーの3人が"en:Animation Domination
概要
このアニメはCIAのエージェントであるスタン・スミスとその家族および同居人たちからなる個性的な面々の生活を中心に物語を展開している[3]。一家は大黒柱たるスタンと、その女房である専業主婦フランシーン、二人の娘である大学生ヘイリーとその弟である高校生スティーブで構成されており、そこにヘイリーの恋人で後に夫となるジェフ・フィッシャー、人間の頭脳を持ったペットの金魚・クラウス、そしてひょうきんなトラブルメーカーである宇宙人・ロジャーがスミス一家とともに暮らしている[7][8]。
このアニメの制作統括は、バーカーとウェイツマンが主導しており、このやり方によってほかの似たような作品との差別化が図られているとされている[9] 。同じくマクファーレンが手掛けたファミリー・ガイや The Cleveland Showとは異なり、カットアウェイ・ギャグ[注 3])や、露骨なジョークをひっきりなしに言うようなキャラクターといった意図的なギャグの多用は避けられており[3] 、『アメリカン・ダッド』では登場人物たちを取り巻く環境のおかしさや、ばかばかしさが巧みに描かれている。マクファーレンが『ファミリー・ガイ』であらゆるポップカルチャーをネタにしたジョークをメインとしていたのとは対照的に、バーカーとウェイツマンは『アメリカン・ダッド』の中で奇怪な概念に基づいた人間の生活に重きを置いたストーリーを展開している[2]。
このアニメにおいて中心となる問題や選択は多くの回でつながっておりその解決方法が粗雑且つ過激なものになっていく過程で笑劇(ファルス、観察コメディ(英語版)とも)が生まれるという構成になっている[10]。そして、番組が不条理になるにつれ、典型的な家族のほのぼのとした物語が見えてくるという仕組みになっている[11]。
アメリカン・ダッドは数多くの賞にノミネートされ、これまでにプライムタイム・エミー賞、アニー賞をそれぞれ2度受賞したことがある。また、2013年6月には米国作曲家作詞家出版者協会が最も素晴らしいテレビシリーズとしてこの番組を表彰した。このアニメはこれまでに154話分放送されているが、特殊な放送形態からくる第1シーズンの扱いの問題で、シーズン数の数え方に違いがある。[12][注 4]。本項では"Animation Domination" で放送された7話分と、そのあとに放送された16話分を合わせた、計23話分を第1シーズンとして扱う。
2013年9月29日に第10シーズンの放送が始まり現在に至っている[13] 。2013年現在放送中の第10シーズンがフォックス放送での最後のシーズンとなり、第11シーズン以降は内容をリニューアルしたうえでターナー・ブロードキャスティング・システム(TBS)で放送される予定であることが報じられた。TBSも、第1シーズン(全15話)を2014年後期に放送する予定だと発表した[14]。
日本では2022年3月9日から定額制動画配信サービスであるDisney+のスターブランドにてアメリカ・FOXチャンネル放送分(シーズン10まで)[15]、同年5月11日からTBS放送分(シーズン17まで)[16]の配信をそれぞれ開始した。
ショーの20周年は、2023年2月6日に北米で祝われ、過去19シーズンのシーンのコンピレーションとしてイントロが変更され、主題歌の新しいロックギターの演奏が行われた。ソニー・ミュージックは、ショーの歴史からのミュージカルナンバーをフィーチャーした特別な20周年記念アルバムを出した。バージニア州は、市内に展示されているショーのパイロットエピソードをLEDスクリーンで上映された。
このシリーズは、ワーナーブラザースディスカバリーの合併による削減により、2024年に21シーズンで終了する予定。 アメリカン・ダッドのアイデアはいつ生まれたのかと尋ねられた際、マクファーレンは「2000年アメリカ合衆国大統領選挙の時、私とウェイツマンはブッシュ政権(en:Presidency of George W. Bush
企画から放送まで