アメリカン・インターナショナル・グループ
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「AIG」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「AIG (曖昧さ回避)」をご覧ください。

アメリカン・インターナショナル・グループ
American International Group, Inc.
AIG NY 本社
種類株式会社
市場情報NYSE AIG東証1部 8685(2018年12月3日上場廃止)
本社所在地 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク
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設立1919年上海
代表者ブライアン・デュパロウ(Brian Duperreault、Executive Chairman)
ピーター・S・ザッフィーノ(Peter Zaffino、President and CEO
資本金-59億7300万ドル(2020年)
売上高433.4億ドル(2020年)
総資産5864億8000万ドル(2020年)
従業員数約4万9千6百人(2020年)
決算期12月
外部リンクhttps://www.aig.com/individual
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アメリカン・インターナショナル・グループ(American International Group, Inc.、AIG)は、多国籍保険会社[注釈 1]
概要

欧州ロンドンクロイドンパリラ・デファンスに、アジア香港に本拠を置いている。2004年4月8日より2008年9月21日までダウ平均株価の構成銘柄の1つであった。株式はNYSEに上場している。かつては東証アイルランド証券取引所に上場していた。

米経済誌『フォーブス』が2014年に発表したForbes Global 2000(世界優良企業2000社番付)2014年版では全業種通算で世界第42位にランキングされている。
歴史.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。 (2015年8月)

1919年カリフォルニア州出身の起業家コーネリアス・バンダー・スターが中華民国上海で創業した損害保険代理店 American Asiatic Underwriters(AAU)が始まりである。スターは上海で中国人に保険を売った最初の西洋人だった。スターは、中国大陸で事業に成功後、アジアラテンアメリカヨーロッパ中東へ事業を拡大した。1967年持株会社としてAmerican International Group, Inc.が設立され、1969年株式を公開する。

2005年、5億ドルの架空の損失引当金計上による粉飾、保険および証券法違反などの容疑でモーリス・グリーンバーグ(当時の会長)、AIG、元CFOのハワード・スミスが起訴される。AIGの格付けはAAAからAA+に格下げされた。モーリス・グリーンバーグは会長を辞任し、後任にはマーチン・サリバンが就任した。2006年、16億4000万ドルを支払うことでニューヨーク州司法当局等との和解に合意した。

2008年6月15日、マーチン・サリバン最高経営責任者(CEO)が、サブプライム関連で過去最大の損失を出したことから、CEO職と取締役を辞任し、後任CEOにはロバート・ウィルムスタッド会長が就任した(会長兼任)。しかし、後述の経営危機より巨額の公的支援が決定したことから、2008年9月18日に、ロバート・ウィルムスタッドはCEO兼会長を引責辞任し、後任にはエドワード・リディ(元オールステートCEO)が就任した。

2009年8月10日にエドワード・リディはCEO兼会長を辞任し、後任にはロバート・H・ベンモシェ(元メットライフCEO)が就任した。

2010年、特別取締役会委員会は、投資銀行ロスチャイルドを独立アドバイザーとして起用した[1]
サブプライムローン問題による経営危機

2007年にアメリカでサブプライムローン問題による金融危機が起こった。AIGもサブプライム関連の金融商品を抱えていたため例外ではなく、住宅価格の低下や金融商品の格下げの影響を受け多額の損失を抱えた。損失額は2008年通期で992億9000万ドルとなり、アメリカ企業史上最大の赤字額となった。

リーマン・ブラザーズが経営破綻を起こした2008年9月15日、ニューヨーク・タイムズ紙は信用格下げに直面しているAIGが連邦準備制度理事会(FRB)に対し400億ドルのつなぎ融資を打診している(FRBはこの融資を断っていた)と報じるなど、AIGの経営危機説が急浮上した。市場では次はAIGが破綻するとの懸念が広がり、株価は60パーセント以上も下落、翌16日には一時株価が1.25ドルにまで下落した。AIGは経営危機を回避するために最大で750億ドルの調達を急いでおり、17日までに資金調達の目処がたたなければ、連邦倒産法第11章を申請する以外に手段はなくなるとの報道があった[2]

FRBは当初、リーマン破綻時と同様に民間金融機関同士で資金の調達するよう促し、ゴールドマン・サックスJPモルガン・チェースなどに融資を持ちかけていた。しかし、民間金融機関はAIGを支援するだけの資金の余力はなく融資を拒否した。AIGが破綻することにより4000億ドルのCDSなどが顧客や市場に多大な影響を及ぼすことを危惧したFRBは方針を転換し、AIGの資産を担保とし、最大で850億ドルを融資することを決定した。これと引き換えに、アメリカ政府がAIGの株式の79.9%を取得する権利を確保し、政府の管理下で経営再建が行われることとなった[3][4][5]。AIGには当初、融資枠の850億ドルのうち借りなかった分については8.5%、実際に借りた分にはロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に8.5%を加えた金利が課されることになった[6]が、11月10日に発表された追加救済策ではLIBOR+3%に引き下げられた[7]。この金利はその後の追加支援策により、LIBORの水準にまで引き下げられた[8]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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