アメリカン・アサシン
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アメリカン・アサシン
American Assassin
監督
マイケル・クエスタ
脚本スティーブン・シフ(英語版)
マイケル・フィンチ
エドワード・ズウィック
マーシャル・ハースコビッツ
原作ヴィンス・フリン
『American Assassin』
製作ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ
ニック・ウェクスラー
製作総指揮ダニエル・M・スティルマン
出演者ディラン・オブライエン
マイケル・キートン
サナ・レイサン
シーヴァ・ネガー
テイラー・キッチュ
音楽スティーヴン・プライス
撮影エンリケ・シャディアック
編集コンラッド・バフ
製作会社CBSフィルムズ(英語版)
ディ・ボナヴェンチュラ・ピクチャーズ(英語版)
配給 ライオンズゲート
キノフィルムズ
公開 2017年9月15日
2018年6月29日
上映時間111分[1]
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$33,000,000[2]
興行収入 $67,234,188[2]
$36,249,674[2]
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『アメリカン・アサシン』(American Assassin)は、2017年アメリカ合衆国アクション映画。監督はマイケル・クエスタ、主演はディラン・オブライエンが務めた。本作はヴィンス・フリン2010年に上梓した『American Assassin』を原作としている。
ストーリー

婚約者をテロで亡くしたミッチ・ラップはテロ組織に報復する為、独自で鍛錬して組織に独自潜入しようとしていた。ラップの存在を知ったCIAの副長官アイリーン・ケネディは、彼を特別行動センターにリクルートする。冷戦期に活躍したベテラン、スタン・ハーリーの指導の下、軍事要員としての訓練を受け、ラップとハーリーは無差別連続テロ事件の捜査に当たる事になる。2人は無差別に行われていると思われていたテロに実は何かの意図があるのではないかと疑い始め、ゴーストと呼ばれる傭兵の存在を突き止めた。ゴーストはハーリーの元部下で、核爆弾強奪してイタリア沖に展開する第6艦隊を壊滅させようとしていた。核爆弾の爆発は未然に防がれるが、黒幕のイランのロミタス将軍は有力な次期大統領候補となった。核兵器を開発してアメリカを抹殺するという演説を終え、ロミタスはボディガードと共にエレベーターに乗るが背後には尾行してきたラップが乗っていた。
キャスト

※括弧内は日本語吹替[3]

ミッチ・ラップ(英語版) - ディラン・オブライエン森久保祥太郎
無差別テロで恋人・カトリーナを殺害された青年。復讐心から鍛錬を重ね、一般人だが単独でテロ組織に潜入するまでの実力を持つようになった。その腕を買われ、CIAの工作員にリクルートされる。

スタン・ハーリー - マイケル・キートン手塚秀彰
元ネイビーシールズの教官。現在はCIAで若手工作員を指導している。

アイリーン・ケネディ - サナ・レイサンきそひろこ
CIAのテロ探索担当。ラップをCIAにリクルートした。

アニカ - シーヴァ・ネガー
現地の工作員。

ゴースト - テイラー・キッチュ土田大

スタンスフィールド長官 - デヴィッド・スーシェ野川雅史

ベフルーズ大臣 - ナヴィド・ネガーバン

カトリーナ - シャルロット・ヴェガ
ミッチの恋人。

ヴィクター - スコット・アドキンス
ハーリーの教え子。
製作
プリ・プロダクション

2008年、CBSフィルムズはミッチ・ラップシリーズの映画化権を購入し、シリーズ第6作の『Consent to Kill』を劇場版第1作として映画化しようとした[4]。ジョナサン・レムキン(英語版)が脚色を担当し、アントワーン・フークアを監督に起用することも決まっていたが、CBSフィルムズが配給を担当した映画が次々と興行的に失敗したため、同社は経営戦略を見直さざるを得なくなった。そのため、『Consent to Kill』の映画化に遅延が生じた。なお、ミッチ・ラップを演じる俳優には、コリン・ファレルマシュー・フォックスジェラルド・バトラーの名前が挙がっていた[5]。2010年、ミッチ・ラップが暗殺者になるまでの経緯を描いた『American Assassin』が出版されたことを受けて、CBSフィルムズは同作を劇場版第1作として映画化することを決めた。その監督として、エドワード・ズウィックが起用されることとなった[6]

2012年2月12日、降板したエドワード・ズウィックの後任として、ジェフリー・ナックマノフが起用されることになったとの報道があった[7]。本作の脚本はズウィックとマーシャル・ハースコビッツが共同で執筆したものだったが、10月までにマイケル・フィンチが修正稿を書き上げていたという[8]2016年3月、降板したナックマノフの代わりにマイケル・クエスタが監督として起用され、ステファン・シフが脚本のブラッシュアップのために雇われることになった[9]

なお、ヴィンス・フリン及びその遺産管理団体との契約上、本作の製作は2016年4月30日までに始めなければならなかった[10]
キャスティング

2012年9月、スタン・ハーリー役にブルース・ウィリスの起用が検討されていると報じられた[11]。10月10日、主演での出演交渉に際して、クリス・ヘムズワースに1000万ドルのギャラが提示されたとの報道があった[8]。しかし、スケジュールの都合でヘムズワースとの出演交渉は不首尾に終わった[12]。2016年3月9日、マイケル・キートンがスタン・ハーリー役に起用された[9]。5月10日、ミッチ・ラップをディラン・オブライエンが演じることになったと報じられた。その際、オブライエンはラップの年齢を大学生と同じくらいに設定することを提案した。シリーズにおけるラップの成熟とオブライエンの成熟が重なるようにするためであった[13][14]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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