アメリカンチョッパー
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アメリカンチョッパー
American Chopper
ジャンル
リアリティ番組
出演者ポール・タトル・シニア
ポール・タトル・ジュニア
ナレーターMike Rowe (2003?2007)
Jim Pratt (2007?2012)
作曲David Vanacore
(Vanacore Music)
国・地域 アメリカ合衆国
言語英語
シーズン数8(アメリカ版)
話数179 (2019年3月26日現在)
各話の長さ42 分
製作
製作総指揮Craig Piligian
Sean Gallagher
Mark Finkelpearl
Judy Plavnick
Christo Doyle
製作Pilgrim Films & Television
配給Debmar-Mercury

放送
放送チャンネルディスカバリーチャンネル
(2003?2007)
(2018?present)
TLC
(2008?2010)
映像形式HDTV 1080i
放送期間2003年3月31日 (2003-03-31) - 放送中
公式ウェブサイト
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『アメリカンチョッパー』 (原題:American Chopper) は、ディスカバリーチャンネルで放送されているタトル親子を中心としたカスタム・バイク製作の現場を克明に捉えたドキュメンタリー番組(リアリティショー)である。
概要

彼らのバイク工房であるオレンジ・カウンティ・チョッパーズ (OCC : Orange County Choppers) を舞台とした、ユニークな人物たちのユーモラスな掛け合い、口喧嘩、そして思いつきのままに造られる特色豊かなカスタムバイクが特徴。

制作者が自由にテーマを設定して作成する(番組内では「テーマバイク」と総称される)事もあるが、多くの場合は企業や個人などの依頼によって造られるバイク(番組内では「カスタムバイク」と総称される)が多い。主な作品は、蜘蛛の巣をモチーフにしたブラックウィドーバイク (Black Widow Spider Bike) や、アメリカ空軍の依頼で作成したF-22がモチーフのAir Force "Raptor" Bikeなど。

2010年8月(日本では2011年10月・本国と比較してほぼ1年遅れ)よりスタートしたシーズン7より、「Senior vs. Junior」(邦訳「親子対決」)として模様替えし、OCCとPaul Jr. Designsのビジネス競争とカスタムバイク製作に主眼を置いた展開となっている。
出演者
OCC(オレンジ・カウンティ・チョッパー)
ポール・タトル・シニア (Paul Teutul Senior)
OCC創業者・オーナーにして、ジュニアとマイケルの父。ちなみに、男3人と女1人の計4人の子供がいる。
ハルク・ホーガンのような髭と両腕のタトゥーがトレードマークで、怒鳴る・キレる・物を壊すが持ち味。ジュニアには厳しいが、末っ子のマイケルと愛犬(特にガス)には甘い。過去に薬物中毒アルコール依存症であったことを番組内で告白しており、「ジュニアとマイケルの成長に立ち会えなかった事を後悔している」と語ったことがある。歯医者がとにかく嫌いで、歯医者に行く事だけでキレたことがある。仕事場の整理整頓に非常にうるさく、仕事場が汚くなると問答無用で掃除・整理整頓を命ずる。体を鍛える事が趣味で、よく仕事帰りにジムでウェイトトレーニングをしている。離婚経験者(親子バイク対決#2)。陸軍州兵のバイク#1で再婚している(相手は長年付き合っていて、番組にも度々出ていた女性)。世界同時不況も重なって受注や量産バイクの売り上げが伸び悩む中、ジュニアとの喧嘩別れを皮切りに多くの従業員を解雇し、自分と信頼する少数の従業員だけで会社の建て直しをすることを決意する。
マイク・アミラティ (Mike Ammirati : Mike)
OCCの重鎮(ショップスーパーバイザー)。穏やかな笑顔と眼鏡、手入れの行き届いた光り輝くスキンヘッドがトレードマークで、ヴィニーがOCCを離脱した後から頻繁に組立に登場している。今や、OCCのカスタムバイク製作には欠かせない存在である。
ニコラス・ハンスフォード (Nicholas Hansford : Nich)
OCCファブリケーターチームのリーダー格(ヘッドテクニシャン兼アセンブリスーパーバイザー)。日本で流れている古い作品では番組に出る機会は少なかったが、最近の作品では説明役として出ることが多い。
リック・ペトコ (Rick Petko : Rick:リッキー)
数少ないOCCの良心の一人。難しい造形をその溶接の腕でこなすOCCの仕事人。顔の印象からかとても人懐っこい感じがするが、どんな難しいタンクの造形もこなす凄腕。難しいタンクの造形の時には、必ずリックが出てくるほど信頼されている。オールドスクールをこよなく愛し、シニアと話が合う唯一の(と言っても良い)人物。その為、良くヴィニーにその事をからかわれている(シニアとリックのオフィスでの会話をヴィニーが勝手にアテレコして遊んだ事もある)。
ジム・クイン (Jim Quinn : JQ)
OCCで複雑なマシーン加工を一手に引き受ける仕事人。どんなに難しい造形であろうと、正確な測定とプログラミングの腕で難なくこなす ⇒(参照記事)。ノリはいい方で、ジュニアの悪乗りに付き合って内緒でパーツを作ってしまったりする(FANtasyバイク#1)。
クリスチャン・ウェルター (Christian Welter : Christian)
リックと並ぶOCCが誇るファブリケーター。テーマバイクでは主に最終組み立て時の配線作業等、複雑な工程を担当。バイク乗りらしいパンキーな容姿と腕のタトゥーがトレードマークで、ヴィニーがOCCを離脱した後から頻繁に組立に登場している。マイクと並んで、OCCのカスタムバイク製作には欠かせない存在である。
ジェイソン・ポール (Jason Pohl : Jason)
OCCの中では、タトル一家と肩を並べる程にクレイジーなクルー。デザインとCGCADの腕に掛けてはOCC随一で、液晶ペンタブレットディスプレイを自在に操って、アイディアを形にする。ただし、その性格は「クレイジー」そのもので、シニアをして「扱いづらい」「気が狂ってる」「ジュニアの次に一番苛立つ社員」と言わしめたほど。キレるとハンドアックスを部屋の中で振り回し、キーボードや仕事部屋の壁・ドアすらも破壊してしまう。その性格と言動の奇異さからか、OCCクルーに良くいじられている。インテル社のイベント「Quad-Core World Tour」で自分が仕事で使用しているワークステーションについて講演をしている。 ⇒(参照記事)デザイン面で実現可能かどうかを考慮してもらう意味と、ビルダーの人手不足に対応する為、ここ最近は製作にも参加する事がある。但しその経験をまだデザインには活かしきれていない様で、制作現場からリテイクを出される事もしばしば。
Paul Jr. Designs.とその協力者
ポール・タトル・ジュニア (Paul Teutul Junior:ポーリィ)
ポールシニアの長男にして、OCCの中心的なバイクビルダーでありデザイナーであった。しかし、勤務態度やバイク製作の方針を巡って頻繁に父、ポール・シニアと激突する。そんな彼ら親子の口喧嘩がこの番組の見所の一つ。とにかく、掃除・整理整頓が嫌い(と言うより苦手)で、掃除をすると周囲(特にヴィニー)が驚く(クリスマスバイク2)。結構頑固で、一度決めたことは曲げようとしない。高校時代は、花形
クォーターバックだった。趣味はバス釣りクレー射撃で、バス釣りの腕はプロ級。ジュニアの趣味が高じ、OCCはバスフィッシングチームのスポンサーになり、ジュニア自身もサポートアングラーとしてプロツアーの試合を経験している。ヘリチョッパー#2で、学習障害である事を明かしている。シーズン6のNHLバイク・B2爆撃機バイク製作の回で、シニアと今までにない喧嘩を繰り広げ、解雇を言い渡される。その後、一時的に復帰するものの最終的にOCCを辞める事を決意。(一部条件付きながらコンサルタントとして関わる予定だったが、それも立ち消えになった)。(米空軍のバイク)その後、1年半前位から付き合っている彼女(レーチェル)のブティック起業を手伝う傍ら、2009年9月18日(現地時間)、自らのデザイン設計会社兼バイクショップ ⇒Paul Jr. Designs.を起業した。コールマン社の新製品である「ロードトリップグリル」のオリジナルデザインモデルの製作で、デザイナーデビューを果たした。また、ジュニアが20%所有するOCC株の事でシニアと訴訟関係にあったが、株式をOCC側へ売却・ブラックウィドーバイクをPJDへ譲渡する事で和解が成立。
ブレンドン (Brendon)
元OCCのクルー。ポール・ジュニアがPaul Jr. Designs.でバイク製作を事業としてスタートするに当たり、ヴィニーの負担を減らす為にPaul Jr. Designs.に招いた。パートタイマーとしてだが、抜群の溶接技術でPaul Jr. Designs.をサポートする。
レイチェル・タトル (Rachael Teutul:レイチェル)
ポール・ジュニアの妻(シーズン6内で結婚している)。Paul Jr. Designs.では、オフィスマネージャーと衣服デザイナーとして、そして家庭では妻としてビジネスの現場で戦うポール・ジュニアを支える。
ジョー・プリファコ (Joe Pulifiaco : Joe)
Paul Jr. Designs.の事務の取りまとめ役(シニア・オフィスマネージャー)。元はOCCのオフィスマネージャーだったが、OCCの人員整理計画の影響で職を失った後、ジュニアのPJD新規起業の話を聞き、Paul Jr. Designs.に移籍する。技術屋集団を支える名番頭である。
マイケル・タトル (Michael Teutul
マイキー)ポールシニアの三男。職を転々とし、家業だったオレンジカウンティ鉄工所を退職(次男に追い出される)後、OCCに電話番兼雑用係として就職(シニアに拾ってもらう)。やがて、拙いながらもバイク製作に関わるようになり、彼の名前を冠したバイク(マイキーズバイク、マイキー&ヴィニーバイク)が作られる。くまのプーさんを想像させるその風貌からか、OCCのムードメーカー的な役割を担い、マスコット的存在であった。滅多にキレる事は無いが、一度だけ番組内で激しくキレて、仕事場を飛び出した事がある(ウェンディーズバイク#1)。溶接の腕はからっきしなので、バイク製作の際はパーツ運搬・力仕事・ヴィニーをからかう事が仕事だった。その後、ホームページ管理を主業務とし、週40時間労働(ただし、15分遅刻で1時間強制残業のペナルティ付き)で雇用契約を結んだ(親子バイク対決#1)。シニア曰く、「一番頭に来る従業員だが、一番憎めない従業員」との事(親子バイク対決#2)。真冬でも短パンでチョッパーの試乗テストをするらしい(OCCホームページより)。オレンジジュースは果肉が入っていないタイプを好む(スノコバイク#2)。シニアとの対立からシーズン6の「Saginaw Chippewa族に捧げるバイク」(現地時間10月22日[いつ?]放送・日本では未放送)でOCCを解雇される。OCC解雇後から悪化していたアルコール依存症の治療の為、カウンセラーでもある母親の協力の下、1ヶ月リハビリテーション施設に入り、アルコール依存症を克服した。現在は兄のデザイン設計会社であるPaul Jr. Designs.を手伝いながら、慈善事業への協力と念願のアート工房 ⇒Mikey's Wolf Gang Galleryを開く。
ヴィンセント・ディマルティノ (Vincent DiMartino : Vinnie:ヴィニー)
Paul Jr. Designs.の中心人物のひとりで、チーフメカニックとしてジュニアを支える。ジュニアとは小学校時代からの友人(二人の父親も又、古い付き合いらしい)で、むらっ気の多い彼を良く補佐する。マイケルとの掛け合いは絶妙で、名コンビでもあり友人でもある。卓越した技術の持ち主で、ポール・ジュニアの信頼も厚い。OCCの数多いクルーの中も番組の常連として、親子以外ではダントツの出演回数を誇っていた。エキパイを担当する事が多いが、本人としてはタンクもやりたいらしい。既婚者であり、妻と二人の子供がいる。親子喧嘩の間に挟まれ、仕事上の尻拭いをさせられる事も多く、「うんざりする」と番組内でよくこぼしている。アイオワ・ファームバイクの制作を最後にOCCを退職。(独立開業したかった事と、シニアの就業管理を快く思っていなかった事が原因の模様)その後、弟分のコーディーと共に「V-Force Customs」(バイオ燃料のバイク#2)を起業、経営していたが現在は休業中(サイトが閉鎖されている)。新シリーズ「アメリカンチョッパー親子対決」では、友人としてポール・ジュニアを助ける為にPaul Jr. Designs.にビルダーとして参加し、久々の番組復帰を果たした。


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