アメイジング・スパイダーマン(The Amazing Spider-man)とはアメリカ合衆国のテレビドラマ、1977年9月19日から1979年7月6日までCBSで放送された[1]。日本では未放送、ただし映画作品には吹き替え版が存在する。 この番組はかなりの評判があったものの、わずか13日でCBSが続編をキャンセルしたのである。ストーリー上ではニューヨーク市だが、撮影はロサンゼルスで行われた。 話数サブタイトル原題放送日 1970年代、マーベル・コミックの編集委員であるスタン・リーは、プロデューサーのダニエル・R・グッドマンに2人目の製作総指揮をさせ、スパイダーマンの実写作品の制作権利をCBSに売却した。ピーター役は、ベテラン俳優のニコラス・ハモンドに決まったが、スパイダーマンのスタントには、スタントコーディネーターであるフレッド・ウォーが全て担当した[2]。リーとグッドマンは、テレビドラマの方向性を巡って激しくぶつかった[2]。リーは以前、雑誌「Pizzazz」のインタビューで「このドラマでは「若すぎる」と感じたね」と語っていた[3]。 テレビドラマは、パイロット版から始まった。1977年9月にCBSネットワークで放送され、90分の映画として劇場公開もなされた。パイロット版の視聴率は、17.8%も獲得した[2]。最初のエピソードでは22.8%も獲得しており、1660万人の視聴者がこの番組をみていた[4]。なお、CBSの人気番組の中では8番目で、シリーズ自体は19番目だった。 日本では1978年8月19日から1987年6月7日まで映画作品2つを公開している。1986年1月19日から1989年7月22日までは、テレビ朝日でその映画作品を3部作まで放送。このうち、『プルトニウムを追え』は日本のテレビ放送で初めて公開されたものだった。この映画シリーズでのピーター・パーカー役の日本語版声優を大塚芳忠が務めた[5][6][7][8]。この映画の日本語版独自の演出として、『スパイダーストリングス』や『スパイダーネット』という技を発していた。ちなみに、テレビドラマとしての日本語吹き替え版は現在も制作されていない。
概要
登場人物
ピーター・パーカー/スパイダーマン
演:ニコラス・ハモンド
ジェイ・ジョナ・ジェイムソン
演:デヴィッド・ホワイト(パイロット版)、ロバート・F・サイモン(第2話から)
グローリー・グラント
演:チップ・フィールズ
バーベラ警部
演:マイケル・パタキ第1シリーズのみ登場
ジュリー・マスター
演:エレン・ブリー第2シリーズから登場
エピソード
0Spider-Man1977年
9月14日
1The Deadly Dust Part 11978年
4月5日
2The Deadly Dust Part 24月12日
3The Curse of Rava4月19日
4Night of the Clones4月26日
5Escort to Danger5月3日
6The Captive Tower9月5日
7A Matter of State9月12日
8The Con Caper11月25日
9The Kirkwood Haunting12月30日
10Photo Finish1979年
2月7日
11Wolfpack2月21日
12The Chinese Web Part 17月6日
13The Chinese Web Part 2
制作
ディレクター
トム・ブランク
クリフボール
マイケル・カフェイ
デニス・ドネリー
トニー・ガンツ
フェルナン・ドラマス
ジョセフ・マンデューク
ドン・マクドゥーガル
ロン・サトロフ
ラリー・スチュワー
マット・シャレット
日本での上陸
映画作品
パイロット版スパイダーマン
スパイダーマン プルトニウムを追え
スパイダーマン ドラゴンの挑戦
脚注^ ⇒“Spider-Man on TV”. IGN (Ziff Davis). (2007年5月3日). ⇒http://www.ign.com/2007/05/03/spider-man-on-tv?page=2 2010年9月9日閲覧。
^ a b c Mangels, Andy (October 2010). “Spinning the Story of the Amazing Spider-Man”. Back Issue!
^ Pizzazz 1978年10月
^ “ABC Reclaims Lead in Ratings”
^ “スパイダーマン×ゴールデンカムイのコラボ映像到着、共通点を持つ2人のキャラとは
表
話
編
歴
スパイダーマン
コミック作品
マーベル・チームアップ
池上遼一版
スパイダーマンJ
シークレット・ウォーズ(1984)
ワン・モア・デイ