アブドゥラハマネ・チアニ
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Abdourahamane Tiani
ニジェール共和国
初代 祖国防衛国民評議会議長
任期2023年7月28日 – 現職
副議長サリフ・モディ
軍歴
最終階級准将
戦闘2021年ニジェールクーデター未遂
2023年ニジェールクーデター
2023年ニジェール危機
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アブドゥラハマネ・チアニ(アラビア語: ??? ?????? ??????, フランス語: Abdourahamane Tiani, 1960年 / 1961年 - )は、ニジェールの軍人、政治家。民政復帰後のニジェールで大統領警護隊司令官を務めた。2023年ニジェールクーデターを指導し、当時の大統領モハメド・バズムを拘束した。同年7月28日に国営テレビの演説で、自身が事実上の国家元首に当たる祖国防衛国民評議会議長に就任したことを発表した[2]。オマル・チアニの名でも知られる。
来歴(英語版)に入学。ザンデール州、アガデス州、ディファ州で部隊を率い、麻薬密売と闘った[3]。1989年のUTA航空772便爆破事件では墜落現場に最初に到着し、事後処理を行った士官として、その功績により、叙勲された[4]。2011年にマハマドゥ・イスフ大統領によって、大統領警護隊司令官に任命された。2015年にはチアニはイスフ大統領に対するクーデター計画への関与を告発されたが、容疑を否認している[5]。2021年ニジェールクーデター未遂事件(英語版)ではクーデターを阻止したことを受け、モハメド・バズム政権下でも大統領警護隊司令官として留任している[6]。
しかし、2023年ニジェールクーデターでは首都ニアメの大統領官邸で大統領警備隊を率いてバズム大統領を拘束した。専門家によれば、バズムはチアニを解任する予定だったと分析している。さらに専門家はバズムとの関係が緊張したため、7月24日の閣議でチアニの大統領警護隊司令官の解任を決定したと述べた[7]。7月28日には軍事政権の発足を発表し、自身が暫定元首である祖国防衛国家評議会議長の就任宣言を行った。さらに「ニジェールで避けられない終わりを回避するためにクーデターを起こした」とクーデターの動機についても発表したが、民政復帰の時期については言及しなかった[8]。軍事政権の首班に就いた後は、ロシア寄りの政治姿勢を明確にした[9]。
脚注^ “Le general Abdourahamane Tchiani est le nouveau president du Niger”. bbc.com. 2023年7月30日閲覧。
^ ニジェールでクーデター指導者が国家元首就任 憲法停止し政府解体 産経新聞 2023年7月29日配信 2023年7月30日閲覧
^ Daniel, Serge (2023年7月28日). “Le general Tchiani, nouvel homme fort du Niger a l'epreuve du pouvoir” (フランス語). RFI. 2023年7月30日閲覧。