この項目では、アブダビ首長国について説明しています。同名の都市については「アブダビ市」をご覧ください。
旗
紋章
アブダビ首長国の位置
国 アラブ首長国連邦
首長国アブダビ首長国
首都アブダビ市
最大都市アブダビ市
政府
? 首長名ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン
面積
? 合計67,340 km2
人口(2008年)
? 合計1,967,659人
? 密度29,219.7人/km2
アブダビ(英語: Abu Dhabi, アラビア語: ??? ???; 文語アラビア語発音:?ab? ?aby, アブー・ザブィ、口語アラビア語発音:abu ?abi, アブ・ザビは)は、アラビア半島のペルシア湾岸に位置する、アラブ首長国連邦を構成する首長国の1つ。同国の首都とアラブ首長国連邦の連邦首都を兼ねる同名の都市(アブダビ市)もこの首長国内にある。 アブダビ首長国はアラブ首長国連邦を構成する首長国。ペルシア湾に突き出たT字型の半島部を中心とした地形で、アラブ首長国連邦の中でも最大の面積、人口、収入を持つ。特に面積6.7万km2は連邦全体の8.3万km2の大半(約80%)に及び、広大な国土に埋蔵された豊富な石油資源によって連邦の政治、経済を支える事実上のリーダー国である。アラブ首長国連邦のGDPの15%を産し、アブダビ証券取引所
概要
’ab? ?aby;アブー・ザブィ、口語発音’abu ?abi;アブ・ザビのアブー(口語発音アブ)は「父」もしくは「?の持ち主」「?があるところ」、ザブュ(口語発音ザビ)はカモシカを意味する。直訳すると「カモシカの父」だが、実際には「カモシカがいるところ」「カモシカの主」といったニュアンスで解釈される。
名前の由来には諸説あるが定説は以下の通り[1]。
・カモシカがたくさん住んでいる地域だった。
・とある漁師がこの地でカモシカ狩りをしたが喉が渇いてしまい井戸を探していた。見つけた井戸は枯れ井戸で狩人も捕らえたカモシカも脱水死してしまい、井戸は「カモシカの主」「カモシカ井戸」といった意味合いの「カモシカの父」と呼ばれるように。それが地名として定着した。
なお近代に改名されるまでアブダビ首長国一帯は????(mulay?/mulai?,ムライフ、口語発音はムレイフやムレーフ等)と呼ばれていた。「塩」と同じ語根で海水の塩気から連想しての命名だった[2]という。 アブダビには3世紀より遊牧民や漁民が居たと思われている。現在のアブダビは、18世紀にバニー=ヤース部族に属するナヒヤーン家(ヌハイヤーン家)が建設した首長国で、19世紀には同じバニー=ヤース部族から分かれたマクトゥーム家がドバイへ渡ってドバイ首長国を建てた。その後、他の首長国と同様にイギリスの保護国となった。20世紀初頭まで、内陸部のオアシスでラクダの飼育やナツメヤシ(デーツ)の栽培を行い、夏季には海岸部で漁業や真珠の採取くらいしか産業はなかった。この時代までは住居の多くはヤシの葉や泥で作られていた。 1958年に石油が発見される。しかし、その収入はまだ微々たるもので、アブダビで舗装道路ができたのも1961年であった。また石油収入の永続性の懸念から慎重な運用が続いてきたが、ザーイド・ビン=スルターン・アール=ナヒヤーンの治世になると、石油産業への活発な投資が起こった。1971年にイギリスが撤退、独立を果たすと、同時に独立した周辺の首長国とともにアラブ首長国連邦を結成した。 アラビア半島のペルシア湾に面した北東部に位置する。250mほどの水路で離れた島々が中心部で、郊外の内陸部とは橋で結ばれている。また幾つかは今も建設中である。 砂漠気候で、1年を通じて晴天である。6月から9月は平均最高気温が35℃を上回る。この期間は砂嵐にも度々見舞われる。海に面するため湿度が高い。 2001年の調査では、人口の25%がアラブ首長国連邦の国籍を有している。その他の住民は外国人で、主な出身国は、インド、パキスタン、エリトリア、ソマリア、バングラデシュ、スリランカ、フィリピン、イギリスなどとなっている。そのため、英語、ヒンディー語、タガログ語、ティグリニャ語、アムハラ語、ベンガル語、ウルドゥー語などが広く話されている。 2007年のアブダビの国内総生産(GDP)は1089億ドル(約10兆円)である。日本の茨城県の県内総生産(約10.9兆円)とほぼ同規模である。2013年のGDPは約2600億ドル(約29兆円)で、神奈川県の県内総生産(約30.3兆円)とほぼ同規模であり[4]、アラブ首長国連邦内で第2の経済規模となるドバイの2倍以上となっている[5] 旺盛な電力需要に対応するため、2009年にはアブダビ市街地西方にバラカ原子力発電所(140万kw*4基)の建設が決定。2020年8月1日に第1号機が稼働を開始した[6]。 2019年には、「スワイハン太陽光発電所」が稼働した。太陽光発電所としては世界最大級(出力1177万キロワット、面積7.9平方キロメートル)であり、総事業費約1千億円のうち現地国営電力会社が60%、日本の丸紅と中華人民共和国の太陽光パネル最大手ジンコ・ソーラーが各20%を出資した[7]。 一歩としてマスダール・シティがつくられた。また「アブダビ・サステナビリティ・ウィーク(ADSW)」やその一環としての「世界未来エネルギー・サミット(WFES)」等の関連イベントがアブダビ国立展示場(ADNEC)で毎年開催されている。
歴史
?1899年より1901年10月まで使われた旗[3]
?1936年より1958年2月まで使われた旗[3]
地理
地形アブダビ中心部の衛星写真
島 : ヤス島、サディヤット島など。
気候「アラブ首長国連邦の地理」も参照
人口構成
経済
環境・エネルギー政策
スポーツ
モータースポーツ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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