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アバルト・595
アバルト・595コンペティツィオーネ (2017年)
製造国 イタリア
ボディタイプ3ドア ハッチバック
エンジン1.4L 直列4気筒 DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ
駆動方式FF
最高出力(595)109kW(145ps)/5,500rpm
(595ツーリズモ)121kW(165ps)/5,500rpm
(595コンペティツィオーネ)132kW(180ps)/5,500rpm
最大トルク(595)180Nm(18.4kgm)/2,000rpm
(595ツーリズモ)210Nm(21.4kgm)/2,000rpm
(595コンペティツィオーネ)230Nm(23.5kgm)/2,000rpm
変速機5速MT・ATモード付き5速シーケンシャル
全長3,660mm
全幅1,625mm
全高1,505mm
ホイールベース2,300
車両重量(595)1,110kg
(595ツーリズモ)1,120kg
(595Cツーリズモ)1,160kg
(595コンペティツィオーネ)1,120kg
-自動車のスペック表-
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アバルト・595(Abarth 595)とは、フィアット・500 (2007年)をベースにアバルトがチューンアップした自動車である。通常モデルは「アバルト・500」と呼ばれていたが、2017年2月25日のマイナーチェンジとともに全グレードが595に統一された[1]。目次 ここではフィアット・500と比較して紹介する。 595のデザインは、フィアット・500よりも張り出している。フロントバンパーはインタークーラー冷却用エアインテーク付き、リアバンパーはディフューザー一体型を搭載、エアロパーツも採用されている。また、オプションでレコードモンツァマフラーから続くツインエキゾーストパイプが搭載される。[2]。 595のインテリアには「フィアット・500」のロゴが刻まれている場所が複数ある。595のシフトはプッシュボタン式のシーケンシャルシフトスイッチを採用してフィアット・500のシフト周りよりも機能的で分かりやすい印象にしている。595にはBluetoothRオーディオやハンズフリー通話が使用できる新型ラジオ「UconnectR」を搭載(オプションで、純正2INナビの装備が可能)。 595ツーリズモには、専用17インチアロイホイールブラックブレーキキャリパー、KONI製のFSDショックアブソーバーを標準装備している(通常モデルはリアサスのみ)。 595Cツーリズモは595ツーリズモのキャンバストップ仕様で、595ツーリズモの装備に加え、電動開閉式ソフトトップが装備されている。エンジンにはギャレット製のターボチャージャーを備え、最高出力を通常モデルの595よりも20ps高い165psとしている。 595コンペティツィオーネは595ツーリズモにも搭載されているギャレット製ターボチャージャーを装備し、最高出力を180psとした。また、ドアハンドルがマットグレー塗装になっている。[3] 2013年10月15日、アバルト 595の50周年記念車「アバルト 595 50th Anniversary」の予約受付を開始。全世界299台限定で、日本ではそのうち50台の限定となる。エクステリアはオリジナルの595にちなんだサイドストライプ、赤いライナー入りの17インチアルミホイール、ブレンボ製フロント4ピストンキャリパーを採用。インテリアでは、赤と白のレザースポーツシートに赤のアクセントとセンターポジションが入ったレザーステアリングが採用され、エンジンは「アバルト 695 エディツィオーネ マセラティ」「アバルト 695 トリブート フェラーリ」と同じ最高出力180PS、最大トルク25.5kgmを発生する直列4気筒DOHC 1.4リッターターボ。トランスミッションは、オートマチックモード付の5速シーケンシャルトランスミッション「アバルトコンペティツィオーネ」。なお、本車は2014年4月以降の納車となるため、消費税率は8%となる[4]。 2014年2月19日、「アバルト500」にこれまで設定がなかったセミオートマチックを、逆にセミオートマチックのみの設定だった「アバルト595 コンペティツィオーネ」に5速マニュアルをそれぞれ設定[5]。 2014年10月15日、「アバルト500」「同595 Turisomo/Competizione」「同595C Turisomo」の仕様変更[6](10月24日発売開始)。9月に行われた500S同様、TFTメータークラスターを採用(アバルトブランドとしては初)。但し、500Sと異なりドライブ中に発生するG(加速・減速・旋回)を表示する「Gメーター」が搭載されている。 2017年2月25日、2016年に行った500のマイナーチェンジ同様の変更を施すと共に、TFTメーターの機能向上及びGメーターのグラフィック更新、Uconnect対応の5インチタッチパネルオーディオの採用、ステアリングホイールの変更に加え、595はエンジン出力が145psにアップ、595ツーリズモはギャレット製大径タービン変更とエンジン出力が165psへにアップ、595コンペティツィオーネはカーボンシェルタイプシートに変更し、ステアリングホイールもカーボンインサート付レザー/アルカンターラホイールで差別化を図っている。 2018年4月7日、限定車「595/595C Turismo MT Limited」を発売[7]。通常595/595C Turismoに設定が無い5速マニュアルトランスミッションを設定し、専用デザインの17インチ20スポークアルミホイール・イエロー塗装ブレーキキャリパーに加え、通常はリアのみ装着されるKONI製ショックアブソーバーをフロントにも装着した。限定は合計150台で、内訳はMakeYourScorpionカスタマイズプログラムを除いて初めて設定されるトロフェオグレー(595)が100台(右ハンドル60台、左ハンドル40台)、ガーラホワイト(595C・右ハンドルのみ)が50台。 2018年8月25日、限定車「595 Competizione Performance Package II」を発売[8]。限定は100台。595 Competizioneの5速マニュアル車をベースに、最高出力180psを発揮する高出力エンジン、スポーツエキゾーストシステム「レコードモンツァ」、Sabelt製レザー&アルカンターラスポーツシート、そして「695 Biposto(ビポスト)」に採用された機械式LSD(多板クラッチ式)等を特別装備として採用し、アルミホイール、リップスポイラー等もブラックでまとめた。カラーはGrigio Pistaのみ。 2018年9月15日、一部改良[9]。Uconnectの液晶サイズが7インチに大型化され、Apple CarPlay及びAndroid Autoに対応した。一方で、ベースモデルの595 MTモデルでは税込299万円と300万を切る魅力的な価格設定にした。 2018年11月9日、限定車「Abarth 695/695C Rivale」を発売[10]。イタリアのラグジュアリーボートメーカーであるRiva社とコラボレーションしたもので、同社の「リヴァーレ」にインスピレーションされた「Bicolore Blu/Grigio Riva(ブルー/グレー)」ボディカラーに、ブルーレザーをシート・メーターフード・ステアリングホイールに採用し、ダッシュボードやステアリングホイールの一部にはマホガニーをあしらった。その他に17インチ専用ホイール、アクラポビッチ製カーボン仕上げハイパフォーマンスエキゾーストシステム、695リヴァーレエンブレム(サイド・リア)、そしてフロントエンブレム・ドアハンドル・リアエンブレム・リアドアハンドルはマットクローム仕上げにすることで、上質かつ洗練された空間を表現した。限定は695が85台、695Cが65台。 2020年11月7日、限定車「595 Scorpioneoro(スコルピオーネオーロ)」をインターネット特設サイトで予約受付を開始[11]。アウトビアンキ・A112アバルトの限定車“タルガ オーロ”のオマージュで、ボンネットステッカー、ビューティライン、アルミホイールにゴールドを施した。インテリアは、Scorpioneoroロゴとスコーピオンロゴ入り専用スポーツシート、ブラック仕上げ専用インストルメントパネル、限定車ロゴプレートに加え、Beatsオーディオシステムを特別装備した。ベースは595 Turismoで、限定は左ハンドル車100台・右ハンドル車100台の計200台(それぞれMTは60台、MTAは40台)。通常は設定が無い左ハンドル車及びMTが選択可能になっている。 2021年1月14日、限定車「695 Anno del Toro(アンノ デル トーロ)」をインターネット特設サイトで予約受付を開始[12]。アンノ デル トーロはイタリア語で「丑の年」の意味。1960年代のコンペティションモデルである「フィアット・アバルト1000TCR」にインスピレーションを受けた大型リアルーフスポイラーが主な特徴。ボディカラーにはBlu Podio(ブルー)、ルーフにはチェッカー模様が施されている。他に、グレーのオーバーフェンダーとサイドシルを採用し、エンブレム、17インチ12スポークアルミホイールのセンターキャップ、ステアリングホイールにビンテージタイプのアバルトロゴバッジが付加されている。ベースは595 Competizioneの左ハンドルMT車で、限定は20台。申し込み多数の場合は抽選になる。 2021年1月14日、限定車「595 Monster Energy Yamaha(モンスターエナジー ヤマハ)」をインターネット特設サイトで予約受付を開始[13]。
1 595 (旧アバルト・500)
1.1 エクステリア
1.2 インテリア
2 595ツーリズモ・595Cツーリズモ
2.1 595ツーリズモ
2.2 595Cツーリズモ
3 595コンペティツィオーネ
4 年表
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
595 (旧アバルト・500)
エクステリア
インテリア
595ツーリズモ・595Cツーリズモ
595ツーリズモ
595Cツーリズモ
595コンペティツィオーネ
年表
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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