アヌシー国際アニメーション映画祭
映画祭・野外プロジェクション(2014年)
イベントの種類映画祭
開催時期毎年6月
初回開催1960年
会場 フランス・アヌシー
主催CITIA
アヌシー国際アニメーション映画祭 (アヌシーこくさいアニメーションえいがさい、仏: Festival International du Film d'Animation d'Annecy)は、毎年6月にフランスのアヌシーで開催されるアニメーションを専門に扱う国際映画祭である。 1960年、カンヌ国際映画祭からアニメーション部門を独立させる形で創設され、アニメーション映画祭としては世界で最も長い歴史を持つ国際映画祭である[2]。また、同時に世界最大規模のアニメーション映画祭でもある[2][3]。国際アニメーション映画協会、映画芸術科学アカデミー公認。 当初は隔年開催であったが、1997年以降は毎年実施されている。コンペティション作品は市内の映画館のほか、夜間に野外でも上映される。また、それ以外にも古今の作品が巨大なスクリーンで上映されている。映画祭の花形は短編映画(短編作品部門)であり、最終日となる土曜日の夕方に各部門の受賞作品が発表される。 映画祭全体の特色としては、短編作品や長編映画、テレビシリーズなど多彩な作品が上映されるだけでなく、国際見本市や企画マーケット、カンファレンス、ワークショップなど、アニメーションに関するあらゆるイベントが開催期間中実施される[4]。 本映画祭には、世界最大規模のアニメーション国際見本市であるMIFA(Marche international du film d'animation)が併設される。2016年度には、世界68カ国から約1200社の企業が参加・出展した[2]。 MIFAは、各国企業・団体の展示ブースのほか、企画のプレゼンテーションやシンポジウム、コミュニケーションやトークスペース、記者会見、リクルートなど、様々な機能から構成[5]。また、ミーティングでは人材交流・情報交換の場として、基調講演を中心に、制作過程にある話題作を紹介する「ワーク・イン・プログレス(Work in Progress)」、実際の制作過程を披露する「メイキング・オブ(Making of)」などが行われる[5]。 セル画やCGで作成された通常のアニメはもちろん、クレイアニメ、人形アニメ、切り紙アニメなども含む様々な技法で制作された作品が、部門ごとに審査される。最高賞はグランプリに相当するクリスタル賞[3]。2017年度の応募作品数は、世界95カ国より計2850作品[6]。
概要
国際見本市・MIFA
部門構成と賞
長編部門 (Longs metrages)
クリスタル賞(グランプリ)
審査員賞
観客賞
審査員特別賞
短編部門 (Courts metrages)
アヌシー・クリスタル賞(グランプリ)
審査員賞
観客賞
審査員特別賞
Off-Limits賞(実験作品賞)
学生部門 (Films de fin d'etudes)
クリスタル賞(グランプリ)
審査員賞
審査員特別賞
テレビ部門 (Films de television)
クリスタル賞(グランプリ)
審査員賞
広告部門 (Films de commande)
クリスタル賞(グランプリ)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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