アニー・ホール
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アニー・ホール
Annie Hall
監督
ウディ・アレン
脚本ウディ・アレン
マーシャル・ブリックマン
製作チャールズ・H・ジョフィ
ジャック・ローリンズ
製作総指揮ロバート・グリーンハット
出演者ウディ・アレン
ダイアン・キートン
トニー・ロバーツ
クリストファー・ウォーケン
キャロル・ケイン
ポール・サイモン
撮影ゴードン・ウィリス
編集ウェンディ・グリーン・ブリックモント
ラルフ・ローゼンブラム
配給ユナイテッド・アーティスツ
公開 1977年4月20日
1978年1月21日
上映時間93分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$4,000,000[1]
興行収入$38,251,425[1]
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『アニー・ホール』(Annie Hall)は、1977年制作のアメリカ映画ウディ・アレン監督によるロマンスコメディ。脚本はマーシャル・ブリックマン(Marshall Brickman)との共同執筆。ウディ・アレン作品のなかで最も人気がある作品の1つ。作品公開当時は、アカデミー賞をふくむ数々の賞を受賞した。2002年ロジャー・イーバートは「おそらく誰もが好きなウディ・アレン映画だ」と述べている。ウディ・アレンは以前はコメディの作り手として知られていたが、『アニー・ホール』を監督したのは彼にとって大きな転機となり、作品にまじめさが加わったといわれる。

長い会話や、長回し、陽気さと傷心にテーマを置く等の、現在までに至るアレン映画のスタイルを確立した作品。
プロット

この映画はニューヨークとロサンゼルスに舞台を置く。

ウディ・アレンは死に取りつかれたコメディアン、アルビー・シンガーを演じる。明るい性格のアニー・ホール(ダイアン・キートン)との関係を保とうとしている。2人の数年にわたる関係が語られ、それぞれの過去にあった様々な出来事を途中に挟みながら進行する(アニーはアルビーが子供のころの家族を「見る」ことができ、アルビーも同様にアニーの過去の恋人とのやりとりを観察している)。彼はブルックリンで育ち、彼の父はバンパーカー(bumper cars)の営業をしていて、彼の家はコニーアイランドのローラーコースターの下にあることが、アルビーの回想場面からわかる。

数年後、口論と仲直りが何度も続き、自分たちは相性がわるいし、別れるだろうと2人は悟る。アニーはハリウッドのレコード・プロデューサー(ポール・サイモン)のもとに引っ越してしまう。アルビーは結局、未だに彼女を愛していることに気付き、ニューヨークの自分の所に戻ってくるよう説得するが、うまくいかない。あきらめたアルビーは自分たちの関係について芝居を書くためにニューヨークに戻る。この芝居のエンディングは、彼が彼女を取り戻すのに成功するというものだった。のちに彼らは友人として良好な関係で再会し、そのとき2人にはすでに別の恋人がいた。愛と人の関係はしばしば痛みをともない、複雑なものにもかかわらず、誰もが必要としているのだと思いを巡らせながら、アルビーは映画を終わらせる。
キャスト

役名俳優日本語吹替
TBS
アルビー・シンガーウディ・アレン羽佐間道夫
アニー・ホールダイアン・キートン小原乃梨子
ロブトニー・ロバーツ日高晤郎
アリソン・ポーチニックキャロル・ケイン鵜飼るみ子
トニー・レイシーポール・サイモン小島敏彦
パムシェリー・デュヴァル山田栄子
ロビンジャネット・マーゴリン横尾まり
ミセス・ホールコリーン・デューハースト
不明
その他村越伊知郎
伊井篤史
鳳芳野
鈴木れい子
藤本譲
村松康雄
片岡富枝
西村知道
広瀬正志
日本語版制作スタッフ
演出伊達渉
翻訳佐藤一公
効果遠藤堯雄/桜井俊哉
調整小野敦志
制作東北新社
解説荻昌弘
初回放送1981年5月18日
月曜ロードショー
ノーカット放送


※日本語吹替がDVD&BDに収録(ノーカット)。

テレビ放映時のタイトルは『アカデミー作品賞・愛の作家W・アレンのアニー・ホール』

テラスでアニーとアルビーが飲みながら話す場面では、オリジナル版では二人の胸中を語る字幕が示され裏腹な事を言い合っている事が分かるが、後年BS-JAPANで放映されたものも含め、吹き替え版の放送ではこの字幕が出ない。

映画には数多くの俳優が登場し、後に有名になった人もいる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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