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Anime Song
様式的起源ポピュラー音楽
歌謡曲
童謡
文化的起源1960年代
日本
サブジャンル
萌えソング(アキバ系)、 電波ソング(アキバ系)、アキシブ系
関連項目
アニメ音楽
ゲームミュージック
サウンドトラック
J-POP
デジタルロック
ボカロ (音楽ジャンル)
アキバ系
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アニメソングは、主にアニメ作品で使用される主題歌・挿入歌・イメージソングなどの歌曲、楽曲の総称。アニソンと略される。後述の通り音楽技法による分類ではない。 アニメ (anime) と、歌、曲を意味するソング (song) を組み合わせた新語または造語の英語圏で使用されない和製英語。レコード、CDの販売や音楽配信において、主にアニメと分類されるジャンルの曲を指す。 アニメ作品で使用される主題歌・挿入歌・イメージソング以外にも、インスト曲やBGM、そしてゲーム・ラジオドラマ・ドラマCD・特撮などの曲、さらには声優のオリジナル曲もアニメソングと称されることがある。例えば、日本コロムビアの該当カテゴリは 「アニメ・特撮」
概要
個別作品の楽曲に関しては、
年代別アニメソング一覧 (オープニング曲)
年代別アニメソング一覧 (エンディング曲)
年代別アニメソング一覧 (その他)
を参照。 「アニソン界の帝王」[1]と呼ばれる水木一郎は、自身の公式サイトにおいて、「アニメソングは世界に誇ることのできる日本固有の文化だ」[2]と述べている。水木によれば、アニメソングは「色々なジャンルの音楽的要素は含まれているが何かの真似かとわれればそうではない、それでいてアニソン的な音というものが確実にありオリジナルなもの」と解釈している[3]。また、「子供向けの建前があるからこそ、手を抜かず最高に贅沢な音楽であるべき」と主張している[3]。タイアップなどによっては番組内容とは必ずしも関係ない主題歌が増えた事については「たとえ主人公や武器の名前を連呼せずとも、何を訴えたいかが伝わる魂のこもった歌であればアニソンと呼べる」と肯定している[1]。 音楽ディレクターの甲克裕は「乱暴なことを言ってしまうと、楽曲がアニメ・タイアップになれば、それはもうアニメ・ソングになるわけで、ジャンルは関係ないんですよね」[4]、アニメーション監督の水島精二は「アニソンはアニメの世界観が共有できていればジャンルは問わないんです」[5]と発言している。 編集者・ミステリー作家の日下三蔵は、決まった定形が無くその時時の流行が反映され呼名や曲調・歌手も時代毎に変わり「アニメの歌」という一つの共通点で括られているだけのジャンルのため様々な曲の多様性が大きな魅力となっていると述べている[6]。 かつてはアニメソングや特撮ソングを専門に歌う「アニメソング歌手」が表に出ることは少なかったが、「およげ!たいやきくん」のヒットで同曲を歌う子門真人が有名になり、子供番組の主題歌を歌う歌手が注目される頃から、少しずつテレビなどの露出も増えていった[7]。詳細は「Category:アニメソング歌手」を参照 アニメ作品の主役級の担当声優になると、その作品の主題歌・挿入歌・イメージソングも任されることがあり、年々増加傾向にある[8]。詳細は「声優」、「声優ユニット」、「Category:声優のアルバム」、「Category:声優のシングル」、および「Category:キャラクターソング」を参照 主題歌やサウンドトラックなど音源制作は、大手レコード会社(ポニーキャニオン、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン、ブシロードミュージック等)で一括して自前で行っている作品も多いが、他社と分担する作品も増えている。 また、アニプレックス・SACRA MUSIC(ソニー・ミュージックエンタテインメント)、flying DOG(JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)、エイベックス・ピクチャーズ(エイベックス)、KING AMUSEMENT CREATIVE(キングレコード)、ランティス(バンダイナムコミュージックライブ)などのアニメ専門のレーベルや、ポニーキャニオンなどのレコード会社で制作している。 1929年、同名の童謡をアニメ化したレコード・トーキーによる実験映画『黒ニャゴ』(1931年公開)が製作され、市販のレコードがサウンドトラックとして使用された[9]ことが始まりと言われている。 東映動画が本格的に長編まんが映画を制作し始める以前、および東映動画の初期の作品では、アニメソングは主に登場人物によって歌唱される劇中歌の扱いが多かった。それらのアニメソングはレコードとして発売されることは少なく、ほとんどの曲は未発売である。東映動画の総天然色長編漫画映画の劇中歌は後にCD-BOX『東映長編アニメ音楽大全集』(1996年発売)に収録された。なお、主題歌はテレビ・ラジオドラマで主に使用されていた。 朝日ソノラマの『まんがソノシート』のヒット、連続テレビまんがの放映開始、主題歌フォノシートの各社競作発売、日本コロムビアの専用規格での参入から「まんがの歌(=アニメソング)」はほぼ成立し[10][11]、「テレビまんが」「まんが映画」から「アニメ」と呼称の変化を経て、「アニメソング」はジャンルとして確立した。 物品税の時代は童謡と判定されれば非課税であったため、アニメソングを『童謡扱い』とするレコード会社もあった。 主題歌は映画音楽やテレビ映画で存在していたが、日本のアニメにおいては1963年元旦に放送開始された『鉄腕アトム』が最初期とされており、本作にて本編前後に主題歌を付けたことをきっかけにオープニング・エンディングからなるアニメソングの基本的なフォーマットが成立した[6]。童謡のように歌詞に主人公の活躍やストーリー展開を散りばめて作品イメージを連想させるスタイルは事実上のアニメソングの基本形となり、「トムとジェリー」など外国アニメの日本版主題歌や、2020年代の現代までの子供向けアニメや特撮作品で継承されている。 黎明期のアニメ主題歌は、方法論が確立されていないこともあり作詞では詩人の谷川俊太郎や放送作家の前田武彦などの著名な文筆家、作曲では三木鶏郎・小林亜星などの一般に知られる作曲家が手掛け童謡的な作風が中心となっており[6]、児童合唱団、あるいは成人歌手(コーラス・グループを含む)や俳優が歌ったものが多かった[6][12]。当時、アニメソング歌手と呼べる活躍をしていた歌手に、石川進[注釈 2]や前川陽子がいる[6]。またヒーロー・ロボット・スポーツ系アニメでは軍歌調の勇ましい楽曲が中心となった[6]。
特徴
アニメソング歌手
アニメソングを担当する声優
アニメ音楽作曲家詳細は「アニメ音楽の作曲家一覧」を参照
制作会社
キングレコード
KING AMUSEMENT CREATIVE(旧スターチャイルドレコード・第三クリエイティブ本部)
EVIL LINE RECORDS
JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
flying DOG(旧ビクターエンタテインメントアニメ関連事業部)
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン(旧パイオニアLDC→ジェネオンエンタテインメント・RONDO ROBEレーベル→ジェネオン・ユニバーサル・エンタテイメントジャパン)
ポニーキャニオン
Sony Musicグループ
アニプレックス
SACRA MUSIC
ミュージックレイン
エイベックス
エイベックス・ピクチャーズ(旧avex mode・avex entertainment)
FRAME
マーベラス(旧マーベラスエンタテイメント→マーベラスAQL)
日本コロムビア(旧コロムビアミュージックエンタテインメント)
コロムビアハウス
バンダイナムコミュージックライブ(旧バンダイナムコアーツ)
ランティス
ビーイング
ブシロードミュージック
ワーナー ブラザース ジャパン
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント(旧ワーナー・ホーム・ビデオ)
トップ・マーシャル
SMIRAL
DMM music
東宝
TOHO animation
トムス・エンタテインメント
トムス・ミュージック
MAGES.
5pb.
フロンティアワークス
KADOKAWA
メディアファクトリー
アニメソング史
作風史
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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