アニメカラー(Anime Color)は、アニメ絵の風格のセル画を彩色仕上に使うビニール系の水性塗料[1]。
アニメカラーと呼ばれる不透明塗料は、酢酸ビニール樹脂と水溶性アクリル絵の具を混ぜて作ったセル画専用の塗料(アクリル系の水彩絵の具を使うこともある)で、濃度が高い場合は水で希釈して使用でき、乾くと耐水性になる。絵の具の色番号を色指定し、絵の具番号の入ったチャートに従ってセルと呼ばれる透明の薄いシートの裏から塗り込められた。かつては、「スタック」と「太陽色彩」という2種類のメーカーで生産されるようになり、アニメ制作会社の使用量が多い場合自社内で製造されることもあり、必要な場合はオリジナル色も作れる。現在は東映動画アニメーション用絵具とアニメックスカラーの2種類が存在するがアニメックスカラーのみ販売中。
アニメーションの背景画は不透明な水溶性の絵の具・ポスターカラーを大量に使い、アニメーションの手描き美術・背景を塗りつける。また透明水彩絵の具を使用することもある。
現在、アニメ制作のほとんどの場合、セル画は使用せず、その工程はCGに承継されている。
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更新日時:2019年4月28日(日)03:24
取得日時:2019/06/20 17:49