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アニマル・キングダム
Animal Kingdom
監督デヴィッド・ミショッド
脚本デヴィッド・ミショッド
製作リズ・ワッツ
『アニマル・キングダム』(Animal Kingdom) は、2010年のオーストラリアの犯罪ドラマ映画。1988年にメルボルンでビクトリア州警官2名を射殺したペッティンギル家(英語版)に材を得てデヴィッド・ミショッドが脚本を書き、監督をも務めた。ジャッキー・ウィーヴァーは本作の演技で第83回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。 17歳のジョシュア・コディは母ジュリアをヘロインの過剰摂取で亡くし、家族の厄介者と思われていた母方の祖母“スマーフ”の家に身を寄せるが、彼女と3人の息子たちは、強盗や薬物取引など、様々な犯罪に手を染めている犯罪一家だった。ある日、コディ家と家族同然の関係にある犯罪仲間のバズが警察に射殺される事件が起きる。長男ポープは弟たちとともに復讐のために警察を奇襲、2人の警官を三男ダレンが銃で撃ち殺害する。 警察はコディ家による犯行とにらみ、家にいたポープとダレン、そしてジョシュアの3人を捕らえる。ジョシュアはポープに命令されるままに盗んだ車が犯行に使われたことから、ポープらの犯行に気付いていたが、担当刑事レッキーによる尋問を何とかかわし、ポープとダレンも証拠不充分で釈放される。一方、警察に出頭することを拒んだ次男クレイグは、警察に追いつめられた末に射殺されてしまう。 ジョシュアが警察に寝返るのではと疑うポープは、ジョシュアの恋人ニコールがジョシュアから何かを聞いていると思い込み、薬物を注射した上で彼女を殺害する。ポープがニコールを殺したことに気付いたジョシュアは、警察のもとに逃げ込み、証人保護を受ける。ニコールの遺体が発見され、ポープとダレンが逮捕されると、ダレンを溺愛するスマーフはダレンを救うために、ポープらと繋がりのある悪徳刑事を使ってジョシュアを事故に見せかけて殺そうと企むが、ジョシュアは間一髪で難を逃れる。 全てを察し、警察も信じられなくなったジョシュアは、コディ家以外に居場所がないとして、裁判でポープらに有利な証言をすることになる。ジョシュアの証言により、無罪となったポープとダレンが戻って来た家に、ジョシュアも帰って来る。空気が張り詰める中、ジョシュアはポープを射殺すると、銃声を聞いた祖母スマーフを抱きしめ、その様子をダレンは呆然と見つめる。
ストーリー
キャスト
ジョシュア・“J”・コディ
演 - ジェームズ・フレッシュヴィル(英語版
ジャニー・“スマーフ”・コディ
演 - ジャッキー・ウィーヴァーコディ家の女家長。ジョシュアの祖母。
アンドリュー・“ポープ”・コディ
演 - ベン・メンデルソーンコディ家の長男。