アナキン・スカイウォーカー
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「アナキン」はこの項目へ転送されています。名前の由来となった実在の人物については「ケン・アナキン」をご覧ください。
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アナキン・スカイウォーカー
Anakin Skywalker
スター・ウォーズシリーズのキャラクター

初登場『ジェダイの帰還』(1983年)
セバスチャン・ショウ
ジェイク・ロイド
ヘイデン・クリステンセン
声マット・ルーカス
マット・ランター
プロファイル
種族人間
性別男性
家族シミ・スカイウォーカー
パドメ・アミダラ
ルーク・スカイウォーカー
レイア・オーガナ
クリーグ・ラーズ
オーウェン・ラーズ
ベル・ラーズ
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アナキン・スカイウォーカー[注釈 1](Anakin Skywalker)は、アメリカ合衆国SF映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の人物。「エピソード1?3」の主人公[注釈 2]。ニックネームは「アニー」。身長183cm。
人物
概要

クワイ=ガン・ジンが“選ばれし者(The Chosen one)”(フォースにバランスをもたらす者)として見出し、それに違わぬ非常に強いフォースを持っている。フォースを生み出すミディ・クロリアンも最強のジェダイ・マスターヨーダを超える値を記録した。エピソード1?3では生い立ちとジェダイとなった経緯、成長してからの苦悩と葛藤からシスの暗黒卿ダース・ベイダーへと変貌した経緯が描かれ、エピソード4?6ではそのベイダーとして成立した銀河帝国の支配と恐怖の体現者としての活躍の様子と実の息子ルーク・スカイウォーカーとの邂逅からダークサイドからライトサイドへと返り咲くまでの経緯が描かれた。

『エピソード1』では無自覚にフォースを用いた空間認識能力と動体視力を持ち子供かつヒューマノイド(人間種)ながらポッドレーサーとして比類なき才能を見せ、それをフォースの力と見抜いたクワイ=ガンにジェダイの騎士としてスカウトされて運命が大きく動き出すこととなった。

『エピソード2』では青年に成長したジェダイの騎士として登場。戦闘では経験不足と過信から不用意かつ未熟な面も見られたが『エピソード3』ではクローン大戦での実戦経験を通じて成熟した実力者となる。師匠のオビ=ワン・ケノービやヨーダでさえ倒しきれなかったドゥークー伯爵を1人で倒した事からその高い実力が窺える。また9歳の時に部品をよせ集めてC-3POを作れるほどメカニックに精通しており、宇宙戦闘機、宇宙船等の操縦の腕も超一流である。将軍としても有能であり奇策を用いて集団を壊滅させるなどその手腕はクローン大戦によって大いに発揮され、多数の功績を上げジェダイ・ナイトへの昇進を早めた。

しかし善良で純粋な心を持っていると同時に奴隷という抑圧された境遇にあった為か生存への欲求や上昇志向も並外れており、これが強大な力を渇望する心へと繋がっている。幼少時代から奴隷として過ごしてきたために上から抑えつけられる事を根っから嫌う旺盛な反骨心を持つ故、師匠のオビ=ワンと意見が対立し反目する事も少なくないだけでなく特異な出自故に協調性に難があり集団行動が不得手で独断専行に走る事も多々あった。フォースの資質の高さから将来を期待されつつも激烈な気性から来る感情に振り回された戦い方はオビ=ワンだけでなくジェダイ評議会の上層部からも危険視されていた。

戦略に対する柔軟性や分け隔てない人間性など有り余る才能や優しさを持つ一方でその激しい感情に駆られやすく冷静な判断が取れないために物事を性急に独力で解決しようとしたり傲慢に陥りやすくダース・シディアスの様な奸智に長けた者に騙されやすい要因になっている。そして愛しい者への思い入れも激しい。最大の理解者で最愛の母シミ・スカイウォーカーの危機を察知しつつもタスケン・レイダーの手から救い出せずに亡くしてからは「二度と愛するものを失いたくない」と妻パドメ・アミダラなどに対する執着というジェダイとして致命的な弱点をさらに強めてしまった。

マスターとなるには年齢的に若かったこともあるが、精神的な脆さや権限を悪用させないように(ただでさえパダワン時代から好き勝手にやっていたのでマスターになれば尚更歯止めが効かなくなる恐れがあった)という理由で数多くの功績を上げながらもジェダイ・マスターに昇進できず、ジェダイ・オーダーへの不満と不信感を強めていく。その一方で親身に接してくれた元老院議長パルパティーン(=ダース・シディアス)に傾倒していき、妻パドメの死を予知する夢を見てからさらなる力を求めて最終的にダース・シディアスの誘惑に屈してダークサイドに堕ちてしまう。その際ダース・ベイダーというシスとしての名を与えられ、シスの暗黒卿としてジェダイ狩りにも加わる[注 1]。火山の惑星ムスタファーに逃げていた分離主義勢力のトップらも全員殺害。そこで追って来たオビ=ワンと対決し、終始優位に戦闘を進めるも精神的な驕りを付かれ死闘の末に敗北した。「地の利を得た」というオビ=ワンの挑発にのせられてしまい、手足を切断され溶岩流の付近に倒れたために、溶岩の熱により服に発火、全身を焼かれてしまい大火傷を負う。火傷の治療に加え半身を生命維持装置である機械で補うことで一命を取り留めたが、ダース・シディアスが期待していた「自身やヨーダをも超えるほどの可能性を秘めたフォースの潜在能力」は戦傷と火傷により生身の肉体の大半が失われたためにそのすべてを開花させることはできなくなってしまう。しかしそれを差し引いても依然他の騎士の追随を許さぬほどの実力を保持しており、そのため皇帝も新たな弟子を取ることもなく自身の右腕として利用して長きに渡り生き残ったジェダイや帝国への反乱勢力の一掃に辣腕を振るうようになる。

後に息子のルーク・スカイウォーカーと出会い対決する。だがパルパティーンのフォースの暗黒面の誘惑に屈しなかった姿を見てそれに激怒したパルパティーンの電撃に苦しむルークの姿や良心を信じ続けたルークの叫びを聞き、再びジェダイとしての心を思い出してパルパティーンを溶解炉に突き落とす。『エピソード6』の副題「ジェダイの帰還」は歴史の表舞台にジェダイが再び現れたこと(修行で成長したルーク)と、このアナキンの改心のことを意味している。エピソード1?6を通して見ると伝統と規則で硬直化していた上に大勢であったが故にライトサイドの力を薄く伸ばしてしまい弱めていたジェダイ騎士団と、師匠と弟子の二人だけでダークサイドの力を強大にしつつ影で暗躍を続けていたシスの両者を滅ぼした上で銀河に平和をもたらしたことにより「フォースにバランスをもたらす存在」という予言は成就された。
師弟関係

自分を見出したクワイ=ガン・ジンが師匠となる予定であったが、クワイ=ガンがダース・モールに殺害されたためにクワイ=ガンの弟子であったオビ=ワン・ケノービの弟子として修行を開始する。クローン大戦の最中にパダワンを卒業してジェダイ騎士となった後はアソーカ・タノを弟子に取る。オビ=ワンが戦闘で行方不明となった際にはキ=アディ=ムンディの指導を受けていた。

一方ダークサイドに転向後はダース・シディアスに師事している。シスとしての師弟関係ではないがフォースの才能を持つ者を帝国尋問官として鍛え、彼らをジェダイを抹殺できるだけの技量に引き上げている。
略歴・各作品での活躍
エピソード1・2・3
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
シミ・スカイウォーカーと共にタトゥイーンでスクラップ屋の店主ワトーの奴隷として暮らしていた。機械技術に長け、9歳という若さながら危険なポッドレースの選手で、他の選手が才能溢れるエイリアンである中、唯一の人間であることを誇っていた。母親シミから「危険すぎる」と一度は出場を反対されたポッド・レースも、他の選手の妨害に遭いつつ抜群の反射神経と操縦技術で優勝を勝ち取る。


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