アドゥール・ゴーパーラクリシュナン
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アドゥール・ゴーパーラクリシュナン
Adoor Gopalakrishnan

本名Mouttathu Gopalakrishnan Unnithan
別名義Adoor
生年月日 (1941-07-03) 1941年7月3日(82歳)
出生地 イギリス領インド帝国 トラヴァンコール王国マンナディ(英語版)
(現ケーララ州パサナムティッタ県(英語版))
職業映画監督映画プロデューサー脚本家
ジャンルマラヤーラム語映画
活動期間1965年-
配偶者スナンダ(2015年:死別)

 受賞
パドマ・シュリー勲章(1984年)
レジオンドヌール勲章(1984年)
芸術文化勲章(2003年)
ダーダーサーヘブ・パールケー賞(2005年)
パドマ・ヴィブーシャン勲章(英語版)(2006年)

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アドゥール・ゴーパーラクリシュナン(Adoor Gopalakrishnan、1941年7月3日 - )は、インドマラヤーラム語映画で活動する映画監督映画プロデューサー脚本家。インドにおいて最も著名な映画製作者の一人と認識されており、1972年に『Swayamvaram』で監督デビューしたゴーパーラクリシュナンは、1970年代のマラヤーラム語映画におけるニュー・ウェーブを開拓した[1]。50年以上にわたるキャリアの中で製作した長編映画は12本のみで、出身地であるケーララ州の社会・文化を題材とした作品が多く、作品の大半がヴェネツィア国際映画祭カンヌ国際映画祭トロント国際映画祭でプレミア上映されている。この実績から、ゴーパーラクリシュナンはサタジット・レイ、ムリナル・セン(英語版)と並び、世界で最も知名度のあるインドの映画監督の一人に挙げられている[2][3]

ゴーパーラクリシュナンは国家映画賞を16回受賞しており、これはサタジット・レイ、ムリナル・センに次ぐ記録である。また、ケーララ州映画賞(英語版)を17回受賞しており、2016年には同州の最高の映画賞であるJ・C・ダニエル賞を受賞した。さらに長年にわたる映画界への貢献を認められ、1984年にパドマ・シュリー勲章、2006年にパドマ・ヴィブーシャン勲章(英語版)を授与され、2005年にはインド映画界の最高賞であるダーダーサーヘブ・パールケー賞を受賞した[4]。この他、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校には「アドゥール・ゴーパーラクリシュナン・フィルム・アーカイヴ&リサーチ・センター」があり、ゴーパーラクリシュナンの長編映画11本とドキュメンタリー映画数本が保管され、自由に閲覧できるようになっている[5]
生い立ち

ケーララ州アドゥール(英語版)近郊のパリカル村の出身で、現在はティルヴァナンタプラムに居住している。古典芸能に理解のある家庭で、ゴーパーラクリシュナンは8歳の時に舞台演劇に出演しており、学生時代には舞台演劇の脚本や演出を手掛けた[6]。1961年にガンディグラム農村大学(英語版)で経済学、政治学、行政学の学位を取得後、タミル・ナードゥ州ティンドゥッカル近郊で行政職員(統計調査員)として働き始めるが、翌1962年に退職してプネーインド映画テレビ研究所に進み、インド政府から奨学金を得ながら脚本・演出技術を学んだ[6]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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