アデル、ブルーは熱い色
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アデル、ブルーは熱い色
La vie d'Adele : Chapitres 1 et 2
監督
アブデラティフ・ケシシュ
脚本アブデラティフ・ケシシュ
ガリア・ラクロワ(フランス語版)
原作ジュリー・マロ
『ブルーは熱い色(フランス語版)』
『ブルーは熱い色 Le bleu est une couleur chaude』日本語版(発行 DU BOOKS)
製作アブデラティフ・ケシシュ
ヴァンサン・マラヴァル(フランス語版)
ブラヒム・シウア
出演者アデル・エグザルホプロス
レア・セドゥ
撮影ソファニ・エル・ファニ
編集カミーユ・トゥブキス
アルベルティーヌ・ラステラ
製作会社ワイルド・バンチ
カス・フィルム
配給 ワイルド・バンチ(英語版)
コムストック・グループ
公開 2013年5月23日(CIFF
2013年10月9日[1]
2013年10月25日(TIFF
2014年4月5日
上映時間179分[2]
製作国 フランス
言語フランス語
製作費?4,000,000[3]
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『アデル、ブルーは熱い色』(: La vie d'Adele : Chapitres 1 et 2、: Blue Is the Warmest Colour)は、アブデラティフ・ケシシュ監督・脚本・製作による2013年のフランス恋愛・ドラマ映画である。

原題は「アデルの人生」の意。
概要

ジュリー・マロ[4]による2010年のフランスのグラフィックノベル『ブルーは熱い色(フランス語版)』[5]を原作としている。日本語翻訳版は2014年3月、DU BOOKSより発行。

2013年5月23日に第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門でプレミア上映され、最高賞であるパルム・ドールを獲得した。パルム・ドールは史上初めて監督のほかに出演女優の2人にも贈られた[6][7]
あらすじ

パスツール高校2年生のアデルは、文系クラスの授業でマリヴォーの『マリアンヌの生涯』の精読から「一目惚れ」とは何かを、ギリシャ悲劇アンティゴネ』から「幼さとの決別」とは何かを、ポンジュの『物の見方』を学ぶ文学少女だった。

アデルは現代の若者らしく、女友達と恋愛の話をしたり、デモに参加したりする。1年年上のトマと恋愛をするが、街で一瞬すれ違ったブルーの髪の女性の姿が忘れられず、結局トマに別れを告げた。何か充たされない気持ちのアデルは、ある日、親友の一人ベアトリスからキスされる。翌日、彼女とキスを交わすが、恋愛感情はない事を告げられ、アデルは涙を流す。

男友達のヴァランタンは、そんなアデルをLGBTが多く集うバーへ誘う。やがて彼女はブルーの髪の女性:エマと互いの存在に気付き、バーカウンターで会話をする。エマは美術学校の4年生で、二人は互いの好きなものを語り合うが、二人の周囲に人が集まると、エマはアデルの学校名を聞いて立ち去ってしまう。

数日後、エマはアデルの高校の前に現れ、彼女を誘う。奇抜な雰囲気のエマに、アデルの友人たちは驚きを隠せない。公園でエマはアデルのデッサンをする。哲学の会話をした後、恋人のもとへ戻るエマにアデルは連絡先を渡す。翌日、アデルの親友たちはエマを追求し、同性愛への偏見を剥き出しにして言いがかりをつけ、揉みあいになる。それでもアデルとエマは徐々に親密さを増していく。

やがてエマはアデルを実家へ招く。そこでアデルはごく自然に、エマの恋人として扱われ、教師になるという夢を打ち明ける。一方、アデルがエマを実家に招くと、エマはアデルの年上の友人として認識されてしまう。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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