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アテルイ
監督出崎哲
脚本鈴木良武
小出一巳
市川卓
末永光代
出崎哲
製作アニメ「アテルイ」映画製作委員会
出演者大友康平
桑島法子
日下ちひろ
ザ・グレート・サスケ
あんべ光俊
長岡輝子
音楽中島優貴
主題歌大友康平「GLORY」
編集宮城重夫
製作会社マジックバス
公開 2002年8月5日
上映時間93分
製作国 日本
言語日本語
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『アテルイ』は、平安時代初期の蝦夷の軍事的指導者であるアテルイを題材に、2002年に岩手県で製作・上映されたアニメーション映画。キャッチコピーは「その瞳は、未来をみていた」。 アテルイの没後1200年目に当たる2002年に岩手県で製作・上映された長編アニメーション作品。2002年8月5日[1]より岩手県内で上映され、翌2003年には全国に配信・上映された。 製作の企画や議論、製作費の支援活動を協賛するため、増田寛也岩手県知事(当時)を名誉会長とする「『アテルイ』製作上映運動推進岩手県民の会」が2001年に結成された。1年にわたる支援活動により、総計7500万円にのぼる製作支援金が県民から寄せられた[2]。 主人公の岡崎飛人は、岩手県水沢市の小学校に転校してきた小学生。東京の小学校でいじめに遭い、岩手に越してきたのだが、飛人は初登校の日、小学校から逃げ出してしまう。雨の中、両親から逃げていた飛人は途中で足を滑らせ、北上川に転落してしまう。意識を失った飛人が目覚めると、そこは1200年前の日本だった。 森の中でイノシシに襲われそうになる飛人だったが、間一髪の所を蝦夷の族長であるアテルイに助けられる。アテルイに連れられ、蝦夷の村に迎え入れられた飛人は、徐々にその生活に溶け込んでいく。 しかしその頃、大和朝廷は奥羽に兵士を送り込み、エミシの村々に攻め込んでいたのだった。
目次
1 概要
2 あらすじ
3 登場人物
4 声の出演
5 スタッフ
6 主題歌
7 脚注
8 外部リンク
概要
あらすじ
登場人物
岡崎 飛人(おかざき とぶと)
男子小学生。1200年前にタイムスリップし、アテルイたちと暮らすようになる。タイムスリップした当初は、内気で村の人々に馴染めずにいたが、アテルイやララカのお陰で村に溶け込めるようになる。
アテルイ
胆沢村の族長で、村人や近隣の村人から慕われている。タイムスリップしてきた飛人を村に迎え入れる。村人たちを守るため蝦夷勢の総大将になるが、自身は殺し合いを望んでいない。
ララカ
胆沢村の少女。飛人と仲良くなり、好意を抱くようになる。鬼道勢に襲われた際、サナとイテワを庇い大和兵に殺される。
コムイ
胆沢村の少年。いつもチトとマオと一緒に行動している。余所者の飛人に冷たく接していたが、飛人に命を救われてからは友達になる。
ウツグ
胆沢村の青年。サナと結婚しイテワの父親になるが、鬼道に戦いを挑んで殺される。
モレ
隣村の族長。アテルイの親友。蝦夷勢の副将としてアテルイを支える。
佐伯 鬼道(さえき の おにみち)
大和勢の武将。砦麻呂の乱の際に親兄弟を殺され、それ以来蝦夷を憎んでいる。 蝦夷を皆殺しにしようと村々を襲うが、アテルイとの一騎討ちに敗れ戦死する。
百済王 俊哲(くだらおう しゅんてつ)
大和勢の武将。蝦夷の従属化を優先しており、皆殺しを主張する鬼道に苦言を呈している。
朴葉の仮面の男
アテルイや飛人の前に現れ、危機を救った男。正体は伊治呰麻呂。俘囚として大和朝廷に仕えたが、大和からの差別に耐え切れず反乱を起こし、行方不明となっていた。アテルイを守るため鬼道に戦いを挑み殺される。
アマババ
胆沢村のシャーマン。アテルイの育ての親。アテルイや飛人に進むべき道を示す。
声の出演
アテルイ - 大友康平
岡崎飛人 - 日下ちひろ
ララカ - 桑島法子
少年のコムイ - 片桐真衣
若者のコムイ - 福山潤
ウツグ - 岡野浩介
若者のチト - 小泉一郎太
若者のマオ - 鳥海勝美
シギ - 秋元羊介
イテワ - 伊藤美幸
サナ - 斉藤恵理
少年のチト - 平野禅里
少年のマオ - 新渡戸裕子