アテネのアクロポリス
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座標: .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯37度58分17秒 東経23度43分34秒 / 北緯37.971421度 東経23.726166度 / 37.971421; 23.726166

アテナイのアクロポリス
ギリシャ

アテナイのアクロポリス
英名Acropolis of Athens
仏名Acropole d'Athenes
登録区分文化遺産
登録基準(1), (2), (3), (4), (6)
登録年1987年
公式サイト世界遺産センター(英語)
使用方法表示
パルテノン神殿アレオパゴスとアクロポリスの再現、レオ・フォン・クレンツェ, 1846年

アテナイのアクロポリスは、世界でもっともよく知られているアクロポリス(ギリシャ語:akros, akron[1]+ polis,)である。ギリシャには多数のアクロポリスがあるが、アテナイのアクロポリスは一般的に「アクロポリス」で通じる点に意義がある。2007年3月26日、アクロポリスは正式にヨーロッパの文化遺産リストに卓越した遺産として発表された[2]。このアクロポリスはアテネの海抜150 m (490 ft)の平らな岩の上に立っており、3ヘクタールの面積がある。 最初のアテナイの王ケクロプスにちなんだCecropiaという名でも知られていた。
歴史
初期の村落

最古のものは新石器時代まで遡るが、新石器時代初期(紀元前6000年前頃)のアッティカでの居住が記録されている。ミケーネ文明メガロン青銅器時代末期に丘の上に立っていたことはほとんど疑いない[要出典]。 このメガロンは木造であったため、恐らく一つの石灰岩柱といくつかの砂岩の階段を除いて残っていない。宮殿が建てられたすぐ後、長さ760m、高さ 10m、幅3.5mから6mの大きな円状の壁が建てられた。この壁は5世紀まで、アクロポリスの主な防御施設として使われた[3]。壁は、大きな岩のブロックとemplektonと呼ばれるモルタルで固められた、2つのパラペット (?μπλεκτον)[4] で構成されている。 また、自然な輪郭に従い斜めに門を設置する典型的なミケーネ文明の慣習に従い、パラペットと塔が侵入者の右手側に伸びており、簡単に防御することができた。丘の北には、岩を切った狭い階段から構成される劣った進入路もあった。 ホメーロスエレクセウスの館に言及したとき(オデュッセイア 7.81)、この防御施設を参照したのではないかと言われている。13世紀以前の何回かの地震は、アクロポリスの北東端の近くに割れ目を作り、この割れ目は井戸が掘られた柔らかい泥灰土の床を35mほど引き延ばした[5]。階段の精巧な組が建てられ、井戸がミケーネ文明時代のいくつかの部分で、包囲された時貴重なだけでなく、飲料水の源を守るために使われた。
暗黒時代

アテネのアクロポリスの上にミケーネ文明の宮殿が存在したという決定的な証拠は存在しないが、同じような宮殿があれば、後のアクロポリス上での建築活動に伴い移植されたのだと考えられる。古代以前でのアクロポリスの建築学的外観はあまり知られていない。紀元前7、6世紀のKynonianの反乱とペイシストラトスがクーデターにより政権を掌握しようとした時2回、この場所はそれらによって接収された。
初期のアクロポリス

アテナ(都市の守護者)に捧げられた神殿が、紀元前6世紀中期に建てられた。この石灰岩のドーリア式建築物は、多くの遺物が残っており、髭が青黒に塗られた3つの体をもつ蛇男の彫刻にちなんで"Bluebeard"(青ひげ)神殿と呼ばれている。この神殿が古い物を置き換えたのかどうか、もしくは単なる聖域や祭壇なのかは知られていない。紀元前6世紀後期にはさらに違う神殿が建てられ、Archaios Naos(古い神殿)と呼ばれた。"Bluebeard"神殿がどこに建てられたのかは知られていない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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