アタゴオル
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このフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった物語内容の紹介だけで成り立っています。製作過程や社会的影響、専門家による批評や分析など、作品外部の情報の加筆を行い、現実世界の観点を説明してください。(2022年8月) (使い方)

アタゴオルシリーズ
漫画
作者ますむらひろし
出版社朝日ソノラマ
スコラ
メディアファクトリー
ほか
映画:アタゴオルは猫の森
監督西久保瑞穂
制作デジタル・フロンティア
封切日2006年10月14日
上映時間81分
ヒデヨシ
輝彦宮
テンプラ
ツキミ姫山寺宏一
小桜エツ子
内田朝陽
平山あや
テンプレート - ノート

『アタゴオル』(ATAGOAL) は、ますむらひろしの漫画作品シリーズ。ますむらひろしのライフワークとも言えるシリーズで、猫と人間が同じ言葉を喋る空想世界を舞台としている。傍若無人な主人公ヒデヨシが巻き起こす数々の騒動を描く。後述のように主人公は良識の外に存在する怪物であるが、どこか憎めない存在であり、また一般常識に囚われないことで逆に物事の本質を明るみに出す役割を与えられている、いわゆるトリックスターである。

これまでにシリーズ合わせて600万部を売り上げたとされている。
シリーズ一覧
「アタゴオル」シリーズ本編
アタゴオル物語(全6巻)
1976年から1981年まで「
マンガ少年」に連載されたシリーズ。最初期にはヒデヨシの体型も現在ほど太っておらず、さほど知能も低くない。かなり実験的なストーリーのエピソードも多い。
アタゴオル玉手箱(全9巻)
1984年から1989年までに雑誌「MOE」、その後引き続き、1994年までに「コミック・モエ」「コミックFantasy」(偕成社から発刊されていた季刊コミック誌)に連載されたシリーズ。絵柄やストーリーの完成度はこれまで発表されたシリーズでも最も高いという声が多い。「星街編」「タルダリ大帝編」「キリエラ戦記」などの連作シリーズを含む。
アタゴオル(全2巻)
1994年から1995年までに雑誌「コミックバーガー」に連載されたシリーズ。「コミックバーガー」が「コミックバーズ」に改称され再スタートする際、引き続き連載される予定の告知がされていたが、実行はなされず、読者には何ら説明がされないまま終了する形となった。
アタゴオルは猫の森(全18巻)
1999年から2011年までに「コミックフラッパー」に連載されたシリーズ。元々は「物語」の傑作選集に付けられたタイトルであった。ヒデヨシではなくギルバルスがキーマンになるストーリーも多く、従来の作風とはかなり異なっている。「物語」「玉手箱」とも違う絵柄で始まったが、最近ではかなり「玉手箱」の絵柄に近づいている。「テルウテ」や「波動王海談記」といった長期連作シリーズもある。なお、本作単行本8巻までタイトルの英字表記は「ATAGOUL」だった。
外伝的作品
ヨネザアド物語
「アタゴオル物語」スタート以前に描かれたシリーズ。『
ガロ』1975年5 - 12月号に連載された。過去にヨネザアド大陸を支配していたクルメル王の再侵略に立ち上がるヨネザアド連合軍の戦いを描く。ヒデヨシ、テンプラ(この時のテンプラは口ひげを生やしている)、ギルバルス、パンツなど、「物語」以後に登場するキャラクターの多くが登場するが、その役回りは大きく異なっている。
アタゴオル・ゴロナオ通信
『自由時間』1976年1月号、『宝島』1977年11月、『怪物』1979年3月号、『猫の手帖』1979年4、6、8、10月号、1980年1、3、5月号、『マンガ少年』1980年5月号に掲載された絵物語。「物語」と掲載時期が重なっているためか、「物語」で語りきれなかった後日談や設定に関する物語が多い。
ジャングル・ブギ
DUO」1981年12月号 - 1982年3月号、「デュオ」1982年5、7、9、11月号に掲載された[1]超能力を持つ少年鳴門と紅ドクロ王との戦いを描いた物語。戦争をテーマにしているためか、非常に殺伐とした内容となっている。
ギルドマ
1997年から1999年まで「ネムキ」に連載。アタゴオルからギルドマ・ジャングルに迷い込んだヒデヨシが開けた棺の中からピレアが現れる。ヨネザアド大陸を支配しようとするピレアと、ヒデヨシや輝彦宮、タクマ、ギルバルスたちとの戦いが始まる。2006年に上映された映画はこれをモチーフにしている。なお、原作にはヒデヨシやタクマ、ギルバルス以外のアタゴオルのキャラクターは登場しない。
ジャリア
本来は別シリーズとして描かれたが、主人公の時王がアタゴオル・シリーズに登場。銀しぶき海に隣接するジャリアという土地の物語。
登場キャラクター

※キャラクター名の横の()内は、CG映画『アタゴオルは猫の森』における声優名。
初出が初期作品群?「アタゴオル物語」のキャラクター


ナゾノ・ヒデヨシ(
山寺宏一
そのキャラクターとしての歴史は長く、アタゴオル以前の初期作品群ですでに登場している。でっぷり太り、細目と黄色い毛並みを持つお騒がせ猫。読み書き出来るのは独自に彼が考案したスミレ文字のみ。大好物は紅マグロ、酢ダコ、銀クジラの干物、生ダコ、生イカ、ウドン、セミ、カタツムリ。アタゴオル物語からのシリーズでは、蛇腹沼のほとりのひょうたんの家に住んでいる。やるなと言われたことは必ずやってみないと気が済まない臍曲がりであり、また友人や知人を裏切ることも、出任せの嘘を並べることも平気の大悪猫である。その反面、はた迷惑な行動が逆に人助けになってしまうことも少なくない。また、独特の感性から味のある深い言葉もしばしば発し、哲学者や芸術家を感心させるほか、ときには持ち前の溢れる生命力と合わさって、世界的な危機さえうち破ってしまう。その強さはギルバルス並みと言ってもいい。怪力の持ち主で非常にタフ、かついつも陽気。常人とは異なった味覚、嗅覚を持っており、腐敗した食べ物や毒物を食べても(『ブドウの森』他多数)平然としている(食べ過ぎると腹痛を起こすことがある)。他人が不快に感じる匂いや味も大好きで、クサヤ葉巻がお気に入り(『SMELL』『南腹乱魚』『王様だけの冬の味』)。高い所から落ちても[2]怪我ひとつしないうえ、催眠術などの魔術にも強い耐性を持っているなど[3]、ある意味で最強クラスのキャラクターとなっている。一方で頭脳面ではどうしようもなく、ことに記憶力の無さはさすがの仲間たちも驚くほどで、友人知人でもしばらく合わないと顔も名前も忘れてしまう。生活のだらしなさは凄まじいばかりで、家の中は散らかりほうだい、風呂嫌いで着ている服(マント)も1度も洗濯したことがなく、悪臭に耐えかねた友人や友猫がたまに洗濯してくれるほどである[4]。大酒飲みで底なしの大飯ぐらい[5]で行動の原理は空腹であり、腹を満たすためなら文字通り何でも(雪、土、毒キノコなど)食べる。親に捨てられ、小さい頃から食い逃げ、たかり、万引きの常習犯である。アタゴオルにはヒデヨシが原因で閉店した店がいくつかあり、多くの店は「ヒデヨシお断り」の看板を掲げている。また、借金の踏み倒しも数知れず、借金取りに追われる場面もよく出てくる(『銀貨8枚』)。借金取りは借金を返済しないヒデヨシに業を煮やし、最近では専門の取立て屋を雇って、家に大砲を放つという過激な取り立てをしており(『胸底晩花』)、ガッポリ商会に至っては戦車まで投入した(『取り立て戦記』)。しかし、ヒデヨシの方も抜け穴を用意するなど対抗している。一方、強靱な体を活かして、危険な所にある薬草や珍しい鉱物の採集のほか、発明の実験台になるなどで高収入を得ることもたびたびある。ヒデヨシの汗に含まれる物質「ヒデニラ」が難病に効くことが近年判明した。通常は新しい物を見るととりあえず食べてみようとするが、寒気を操るジャミロという生物の卵を拾って[6]孵した後、ヒデヨシは「トト」「ドス」と名付け育てた。家族の情とは縁遠いヒデヨシだが、トトとドスはいい遊び相手になったらしくかわいがっていた。成体になったトトとドスがヒデヨシの元を去った後も、2匹が残した粘土細工をベッドに置いてトトとドスの代わりにして絵本を読み聞かせていた(『トト&ドス』)。また、「猫の森」シリーズでは知らぬ間にトリキリ・トウ鳥の卵を孵し[7]、「コンタ」と名づけて飼っていた。また、あまりの食欲のために「テンシン」という物語の一時的なキーマンであった大きな魚の長老のようなキャラクターを殆ど暗殺のような速度で食べて殺害してしまったこともあるほどである(結果的にテンシンの魂は生きていた)。


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