アストラギウス銀河
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}装甲騎兵ボトムズ > アストラギウス銀河

アストラギウス銀河(アストラギウスぎんが)は、アニメ『装甲騎兵ボトムズ』、およびその外伝作品の舞台となっている架空の銀河
概説

『装甲騎兵ボトムズ』の舞台となる銀河。『ボトムズ』以外にも、OVA機甲猟兵メロウリンク』、『青の騎士ベルゼルガ物語』、『装甲騎兵ボトムズ コマンドフォークト』などの小説作品、さらに300年が経過した世界を描いた小説『equal ガネシス』の舞台となっている。この内、『青の騎士ベルゼルガ物語』ではその前日談『兇兵器ヴァン・ヴィール』を介することで、アストラギウス銀河は我々の生きる宇宙と同一の世界の遠い未来であることになっているが、同作品はパラレルワールドの意味合いが強いので、その点には留意する必要がある。

外周から中心部まで約13万光年におよぶ渦状銀河で銀河各地に広く人類が分布している。中心部に近い惑星クエントにて超古代文明(クエント文明)が発達。そこから派生した異能者の手により銀河各地の文明が発展し、のちにギルガメスバララントの二大勢力によって銀河は分割統治されるようになる。

ギルガメスとバララントはさらなる領土獲得を目論んで衝突を起こしており、それが数度にわたる銀河大戦へと進展し、多くの生命を失い、また多くの惑星を居住不可能な不毛の惑星へと変えている。特に第3次銀河大戦は、これまでの大戦とは比較にならないほど激しい戦いが百年も続いたことから、百年戦争と呼ばれている。また、人型機動兵器である「アーマードトルーパー(AT)」が初めて実戦に投入されており、各地で凄惨な戦いが繰り広げられた。

この銀河の世界は、高度な恒星間航行技術やテラフォーミング技術が普及している反面、人々の生活水準や文明レベルは20世紀後半から21世紀初頭の地球のそれと大差がない。またその人類の大半は、汎銀河的宗教結社マーティアルの教義を信奉しており、その影響下にあり架空の銀河、文明圏ではあるのだが、「コーヒー」「紅茶」「ワイン」「ビール」「麦茶」「鰹節」「しゃぶしゃぶ」といった、現実の日本人に馴染み深い食品が存在する。
主な惑星・星系
ギルガメス

ギルガメス陣営に所属する惑星や宙域の勢力。
オドン
レッドショルダー部隊の秘密訓練基地があった辺境の惑星。標準的な可住惑星と比べて空気が薄く重力が強いため、そこにいるだけで心肺機能が鍛えられる。大量に散布されたチャフと妨害電波のために衛星軌道上から地上を走査することが不可能になっている。OVA『野望のルーツ』序盤から中盤までの舞台。
カンカラ
農業が盛んな農耕惑星。良質の作物が育てられ、薬用人参が名産物。
ギルガメス
ギルガメス連合の初代首星。百年戦争開戦後間もなく、バララントの攻撃で消滅した。
クズスク
OVA『ペールゼン・ファイルズ』に登場。メルキア情報省医療収容所がある惑星。ヨラン・ペールゼンが一時期収容される。収容所という言葉から連想されるイメージとは異なり、豊かな自然を持つ保養所といった趣がある。しかしその姿は見せかけに過ぎず、実際はイメージする以上に陰惨な環境となっており、ここに送られることは死よりも悲惨な境遇に置かれることを意味する。主に高級軍人や政治犯などが収容されており、軍上層部では誰でもその名を聞いただけで震え上がる。
ザ・コザ
ゲーム『ライトニングスラッシュ』に登場する惑星。闇バトルによってバトリングがほぼ実戦同様になっている。
ビシュティマ
ギルガメス連合の2代目首星。百年戦争中期にバララントの惑星間ミサイルで消滅。
ベヌマ
ザ・コザと同じく『ライトニングスラッシュ』に登場する惑星。中心であるボアの街ではバトリングが盛んだが、裏世界の闇バトルが横行している。
ベラボス
ギルガメス連合の惑星で、大規模な軍港がある。ここで、退役した老朽艦であるテルタインが秘密結社に強奪され、リドの素体奪取作戦に使われる。
マグダレナ
ゲーム『鋼鉄の軍勢』の舞台で、ラ・ヴァーン教を国教とする皇権政治体勢で、風雪が厳しい冬型環境の星。数度に渡ってバララントの攻撃を受け、百年戦争末期の第3次マグダレナ攻防戦において陥落し、バララント占領下に置かれたが、7217年の再戦直前に旧マグダレナ軍の急進派が組織したレジスタンスであるマグダレナ解放戦線の活躍と犠牲によって、惑星独立を勝ち取る。
マナウラ
ギルガメス連合に属する惑星。辺境に位置しているが、交易の要衝として重要な惑星であったため度々戦火に見舞われ、第4次銀河大戦においても激戦地となっている。衛星軌道上にコンプラントと呼ばれる工場群が存在し、テレビシリーズの最終話でコールドスリープに入ったキリコ・キュービィーがここで蘇生する。またマーティアルの第9セクターが存在している。OVA『赫奕たる異端』序盤の舞台。
ミヨイテ
百年戦争の激戦地となった惑星。OVA『機甲猟兵メロウリンク』における「プランバンドール・スキャンダル」が起こった惑星でもあり、第1話の舞台。終戦後にギルガメス領となり、事件に関与したとされるドックマン大尉が指揮官を務めるザキ基地が存在する。
メルキア
ギルガメス連合の現首星。連合に加盟して150年ほどという日が浅い惑星だが、AT開発の功績で一躍主星となる。百年戦争では、人口の4分の3が犠牲になったと言われる。テレビシリーズの「ウド編」、「クメン編」、OVA『ザ・ラストレッドショルダー』、『ビッグバトル』等の舞台。
ラザース
equal ガネシス』の舞台。1万年以上前の遺跡を観光資源とする別名「神話の星」。それ以外にこれといった資源や産業はなかったが、地理上の問題から第四次銀河大戦では戦略上の重要拠点として激戦区となる。ギルガメス・バララント双方のアンドロイド兵器に自我が目覚め反乱を起こすが、原因不明のまま沈静化する。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:25 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef