アストラエア
5 Astraea
アストラエアの軌道。青がアストラエア、
赤が惑星(一番外側の赤は木星)、
黒が太陽。
分類小惑星
軌道の種類小惑星帯
(アストラエア族?)
発見
発見日1845年12月8日
発見者K. ヘンケ
軌道要素と性質
元期:2009年6月18日 (JD 2,455,000.5)
軌道長半径 (a)2.575 AU
近日点距離 (q)2.082 AU
遠日点距離 (Q)3.069 AU
離心率 (e)0.192
公転周期 (P)4.13年
軌道傾斜角 (i)5.37 度
近日点引数 (ω)357.76 度
昇交点黄経 (Ω)141.66 度
平均近点角 (M)144.56 度
物理的性質
直径119.07 km
質量1.8 ×1018kg
平均密度2 g/cm3
表面重力0.033 m/s2
脱出速度0.063 km/s
自転周期16.800 時間
スペクトル分類S
絶対等級 (H)6.85
アルベド(反射能)0.2268
表面温度167 K
色指数 (B-V)0.826
色指数 (U-B)0.411
■Template (■ノート ■解説) ■Project
3Dモデル
アストラエア[1][2] (5 Astraea) は、火星と木星の間の小惑星帯にある、大型の小惑星である。ギリシア神話・ローマ神話に登場する正義の女神アストライアにちなんで名づけられた。 アストラエアは1845年12月8日にドイツの天文学者カール・ヘンケによって発見された。これ以前にも4個の小惑星(ケレスは2006年以降準惑星)が発見されており、アストラエアは1807年のベスタ以来38年ぶり、5例目の小惑星の発見となった。アストラエアはヘンケがベスタを探しているときに偶然発見されたものであり、当時ヘンケはアマチュア天文家であった。この発見が称えられ、ヘンケはプロイセン国王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世から1,200マルクの年金を授与された[3]。 アストラエアが発見されるまで、小惑星はケレス、パラス、ジュノー、ベスタの4個だけであると思われていたことから、アストラエアの発見は大きく注目された。そしてアストラエアの発見以後、何万もの小惑星が発見された。 かなり小規模な小惑星族を代表する小惑星とされることがある(古在由秀による)。珪酸マグネシウムや珪酸鉄を含んだニッケル鉄によって構成されており、光をよく反射する明るい表面をしている。
概要
脚注^ “ ⇒小惑星日本語表記索引 : 1 - 50”. 日本惑星協会. 2019年3月9日閲覧。
^ 天文年鑑編集委員会『天文年鑑 2019年版』誠文堂新光社、2018年、164-165頁。