アステル東京
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株式会社アステル東京
ASTEL TOKYO CORPORATION

種類株式会社
市場情報非上場
略称アステル、ASTEL
本社所在地105-0004
東京都港区新橋5丁目11番3号 新橋住友ビル5階
設立1994年10月1日
業種電気通信業
事業内容PHS
代表者社長 北薗謙
売上高505億円(1997年度)
主要株主三井物産株式会社 10.00%
三菱商事株式会社 10.00%
東京通信ネットワーク株式会社 8.00%
日本テレコム株式会社 8.00%
住友商事株式会社 7.00%
日商岩井株式会社 5.00%
日本たばこ産業株式会社 5.00%
ケイディディ株式会社 3.99%
株式会社リクルート 3.50%
東京テレメッセージ株式会社 3.00%
特記事項:1999年4月1日東京通信ネットワークと合併。株式会社アステル東京は解散。
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アステル東京とは、

かつて関東地域において展開されていたアステルPHS事業のサービスブランド名。「アステル東京」

かつて関東地域においてPHS事業を行っていた電気通信事業者。「株式会社アステル東京」

本稿ではかつて関東地域においてアステルブランドを用い展開されていたPHS事業、またそれに付随する事業を詳述。
業務地域

茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県山梨県静岡県富士川以東)

経緯
株式会社アステル東京時代.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。

元々はPHSサービス提供に向けた企画調査会社・株式会社テレウォーカー東京企画( -とうきょうきかく)として1994年9月に設立。翌1995年1月に株式会社アステル東京と社名を変更した。

東京電力の通信会社である東京通信ネットワーク (TTNet) を軸に、日本テレコム(JR系)・国際電信電話日本高速通信(トヨタグループ・道路公団系)・東京テレメッセージ三井物産三菱商事住友商事・東京電力・東日本旅客鉄道の10社が主要株主である。NTT第二電電はそれぞれPHS事業会社を設立していたため、それに属さない企業がPHS事業に関与する"寄り合い所帯"の会社として誕生した。

サービス開始はNTTパーソナルDDIポケットと同じく1995年4月1日を予定していたが、半年後の1995年10月1日に延期された。これはサービスの肝となるTTNetの回線を使用した独自網によるネットワーク構築を断念し、NTT(当時)のネットワークを使用したNTT依存網へ転換したためや全国のアステルグループで入り乱れる独自網とNTT依存網の接続構成の構築に時間がかかったためである。

当初はバックボーンにTTNetのネットワークを使用する予定であったが、ライバル並みのサービスエリアの拡大への素早い対応が可能か懸念視されたことや、そもそも当時のTTNetはまだISDNサービスを手がけておらず、電話交換機等の設備的にもアステルが必要とするISDNの需要に対応するのは困難であったこと(TTNetがISDNサービスの提供を開始するのは1997年4月)、大株主の日本テレコム・KDD等がTTNetにインフラを握られるのを快く思わなかったことなどの理由から、独自網をあきらめ仕方無くNTTのISDN網を使用する事になった。アステル関西等がNTT依存網型を採用したのも同様の理由である。それでもサービス開始から2年程度、独自網の地域会社へローミングした際は発信のみ可能で着信不能という事態が続いた。

結局アステルの特色ともいえる「どこでも市内コール」や「5円コール」・「インターネット常時接続」のような斬新なサービスの導入が可能になるのはTTNetによる吸収合併後の独自網への切り替えを待たねばならず(しかも常時接続は関東では結局提供されなかった)、アステルの魅力を引き出せなかった事が結果的に敗因となった。

しかし出資会社の強みを生かしてJR東日本を始めとする駅構内のアンテナ設置や電柱へのアンテナ設置は驚異的なスピードで配置された。特に中・高出力型の電柱頂上へアンテナ設置するタイプはアステルの独擅場であった。しかし黎明期はアンテナが設置されてもネットワーク工事が進まず、酷いケースでは設置から半年程稼動しない事もあった。家の近くにアステルのアンテナがあるからアステルPHSを買ってみたけど、稼動していないから使えないという不評が多く「使えないアステル」のレッテルは根強く残る事となった。

サービス窓口をきめ細かく設置し、現在はauウィルコムを取り扱っているトヨタ自動車のディーラー内携帯電話販売店「PiPit」は元々「アステルスポット」として開設された所が多い。これは、日本高速通信(テレウェイ)を通してトヨタグループが出資していた事に由来する。

移動中の車や電車では使えない、途切れが酷いなど当初のPHSの不評とネットワーク整備の遅さから、東京テレメッセージと共同でポケットベル付きPHSの発売や、「パワーアンテナ」と称するホームアンテナ(室内電波中継器)の開発・格安の貸出し等で努力したり、移動通信では当時最速の通信速度のため、データ通信を利用するユーザーの根強い支持があったものの、音声通信が中心のユーザーには同時期に端末価格・加入料・基本料が下がって加入しやすくなってきた携帯電話に流失するようになった。


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