アステリアー
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「アステリア」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「アステリア (曖昧さ回避)」をご覧ください。

アステリアー
?στερ?α
ペルガモンの大祭壇(英語版)に描かれたポイベーとアステリアー。ベルリンペルガモン博物館所蔵。
位置づけティーターン
住処デーロス島
配偶神ペルセース
コイオス, ポイベー
兄弟レートー
子供ヘカテー
テンプレートを表示

アステリアー(古希: ?στερ?α, Asteri?)は、ギリシア神話に伝わる女神である。長母音を省略してアステリアとも表記される。

ティーターン神族のコイオスポイベーの娘であり、レートーとは姉妹。ペルセースとの間に娘ヘカテーを生んだとされる[1][2][3]。一説にポーロスとポイベーの娘[4]。その名は「星座」、あるいは「星の女」を意味するとされる。

あるときアステリアーはゼウスに気に入られてしまい、彼から逃れようとした。逃げ切れないと悟ったときに姿をに変え、海に身を投げた[5]。他説ではアステリアーはゼウスにに変えられ、海に投げ捨てられた。そこから島が生まれ、オルテュギアー島(Isola di Ortigia)と名付けられた。この島は後にゼウスに愛されたレートーがやって来てアポローンアルテミスを産み、デーロス島と改名された[6]

またキケロは、複数のヘーラクレースのうちテュロスで崇められた第4のヘーラクレースは、ユーピテル(ゼウス)とアステリアーの子であり、その娘はカルターゴーであるとしている。[7]
脚注^ ヘーシオドス、404行-411行。
^ アポロドーロス、1巻2・2。
^ アポロドーロス、1巻2・4。
^ ヒュギーヌス、序文。
^ アポロドーロス、1巻4・1。
^ ヒュギーヌス、53話。
^ マルクス・トゥッリウス・キケロ『神々の本性について』、3巻42。

参考文献

アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)

ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』松田治・青山照夫訳、講談社学術文庫(2005年)

ヘシオドス神統記廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)

高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、岩波書店(1960年)










ギリシア神話
神々

オリュンポス神

オリュンポス
十二神


ゼウス

ヘーラー

アテーナー

アポローン

アプロディーテー

アレース

アルテミス

デーメーテール

ヘーパイストス

ヘルメース

ポセイドーン

ヘスティアー

ディオニューソス

下位神

アスクレーピオス

エイレイテュイア

イーリス


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:49 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef