アスキーアート
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アスキーアート(ASCII art)とは、プレーンテキストによる視覚的表現技法のことである。
概要

「ASCII art」とは本来、英語コミュニティにおいて「ASCII文字コードに含まれる文字記号を用いた表現」のことを指した。日本語の入力環境としてはASCIIコードよりもシフトJISEUC-JPなどが主流だが、テキストアート一般を指す語として日本語でも「アスキーアート」と呼んでいる。一方、英語ではこれらは「シフトJISアート(Shift_JIS art)」と呼んで、ASCII artとは明確に区別する。

アスキーアートは1行(数文字?数十文字)の顔文字から、複数行(数百?数千文字)に及ぶ大掛かりなものまで様々である。古くはタイプライターテレタイプ端末で同様の表現を試みた者もいたが、この語が普及するようになったのは、パソコン通信電子掲示板が知られるようになってからである。インターネットの普及とともに一般人がコンピュータ文字を多く扱うようになり、誰でも日常的にアスキーアートを見たり、コピーペーストして使ったり、ツールを使ってアート表現を行ったりすることが可能になった。

Unicode、そしてSNSやオンラインゲーム(MMORPGなど)の普及によって、日本独自だった顔文字を海外の非日本語母語話者が目にする機会が増えた。

日本語フォントによるアスキーアートでは、アート表現で余白を表すための全角スペースの間隔を揃えるために等幅フォントを使うことが多かったが、サイトによっては表示にプロポーショナルフォントが指定されている[注 1]ため、これを考慮して半角ピリオド等で調整されることも多い。
表現の手法

アスキーアートの表現手法には大きく分けて2通りある。

文字の形を線と見なし、それを連結させてゆくもの。いわゆる
顔文字や小さなアスキーアートに用いられる。

文字を1つのドットと見なし、文字の違いは濃淡の差として扱うもの。全体の形は大きくなりやすい。

歴史
起源ギヨーム・アポリネール「カリグラム」、1918年

活字によるアート表現の起源は19世紀の古いタイプライター時代に遡る。現在知られている最も古い活字アートは、1898年(明治31年)にフローラ・ステイシー Flora Stacey という女性がを表現したものである[1][2]1918年(大正6年)にはキュビスム先導者の一人であるギヨーム・アポリネールが活字で絵を描いた『カリグラム』 Calligrammes を刊行し、1922年にはホバート・リース Hobart Reese が「活字だけで描いた人物画」を発表して注目された[3]
ASCII以前

入力環境として当初は大文字だけをサポートする3列キーボードが主流だったが、遠隔地への文字送信の研究が進むと改良が加えられた。1931年昭和6年)には5ビットの文字コードであるBaudot Code(ボー符号)が国際テレグラフ・アルファベットNo.2として承認され用いられた(当時はビットと言わず、「5単位」と呼称した)。ボー符号はShiftキーでアルファベットモードと数字・記号モードを切り替える機能をもったが、通信回線の品質が不安定だったため切り替えがうまく行かずにしばしば「文字化け」が起きた。

通信速度が非常に遅くまた高価であったこと、用途が限られていたこと(軍用や警察用、新聞社用)などのため、1960年代までテキストアートは用いられなかった。1960年代から70年代にかけてはアマチュア無線の遠隔文字送信手段であるラジオテレタイプ(RTTY)が隆盛し、文字でイメージを描いた文字絵が頻繁に用いられた[4][5]
ASCII登場以後

1963年頃に7ビットの文字コードASCIIを用いるページプリンターASR-33」がテレタイプ社から発売されると、5ビットのボー符号は種類の少なさから次第に使われなくなり、ASR-33が標準的なページプリンターとして定着するに伴ってASCIIコードが普及した。ASCIIコードによるテキストアート(狭義の「アスキーアート」)として最古の例は1966年、当時ベル研究所に勤務していたケン・ノウルトン(英語版)がレオン・ハーモンとの共著『Studies in Perception I』に掲載したもの( ⇒実物[リンク切れ][6])が知られている[7]

1974年マイクロプロセッサが登場すると、個人でも所有できる価格とコンパクトさをもったパーソナルコンピュータ(パソコン)の時代が到来した。1990年代初頭までほとんどのパソコンはネットワーク機能を標準搭載していなかったが、愛好家たちはネットワークを構築し、メッセージを電子掲示板(Bulletin Bourd System, BBS)やパソコン通信のコミュニティで交換していた。最初の電子掲示板は1978年2月16日イリノイ州シカゴでウォード・クリステンセン(英語版)が開設したCBBSである。

BBSや電子コミュニティは単なる情報伝達だけでなく会話・コミュニケーションの場であったため、感情を表す顔文字が多く生み出された。顔文字の起源も19世紀に遡るが(→顔文字)、現在の顔文字の直接の起源としては1982年9月19日11時44分のタイムスタンプがあるカーネギーメロン大学スコット・ファールマン(Scott Fahlman)による顔文字『:-)』(笑い)と『:-(』(真剣な)の提案がある。19-Sep-82 11:44 Scott E Fahlman  :-)

From: Scott E Fahlman <Fahlman at Cmu-20c>
I propose that the following character sequence for joke markers:

 :-)

Read it sideways. Actually, it is probably more economical to mark
things that are NOT jokes, given current trends. For this, use

 :-( ? Scott Fahlman、 ⇒Original Bboard Thread in which :-) was proposedジョークのマーカーとして :-) を使うことを提案します。
横に読んでください。また、今の話でジョークでないことを示すためには :-( を使いましょう。

日本においては縦置きの顔文字が早くから考案され、1986年6月20日0時28分の若林泰志によるパソコン通信アスキーネット上の顔文字『(^_^)』が確認できる[8][9]。当時はカタカナ以外の日本語文字を表示できるパソコンがそもそも少なく、以下のログも半角カタカナで書かれたものである。若林によると、同じくアスキーネットで「binbou」と名乗っていた人が同時期に『(?_?)』を使用しており、どちらが先に使用し始めたかは分からないとしている[10]。Article 102 of 182, 20 Jun 86 00:28:26 JST

Subject: 7 color mask サン、100バンメ オメデトウ サン デス。
Path: asc10441
Newsgroups: bb.life.handic

ジツハ、100バンメノ アーティクルヲ ネラッテタ ノデスガ、ナナイロ カメン
サン ニ トラレテ シマイマシタ。
ホンニン モ ソレトハ キヅカナイ デ トッテ シマッタ ヨウデス ネ。

200 バンメ ヲ ネラウゾ!

  By ナゼカ サイキン カルク ナッタ ワカンasc10441   (^_^)
インターネット時代

1995年Windows 95発売を境にインターネットを介した情報交換が社会に一般化し、「IT革命」「インターネット社会」と呼ばれる情報化社会が到来した。膨大な量の情報が従来よりもはるかに安価・容易に「伝達」「コピー」「移動」できるようになったことで、文字によるアート表現は大きく隆盛することになった。

人々はウェブ上のフォーラムや掲示板、コメント欄等に「入力可能な文字によるアート」を盛んに投稿し、あるいはメールで顔文字を送りあった。顔文字と同様に感情を伝える手段として拡張フォントとしての「絵文字」も隆盛したが、機種やデバイス環境に依存しない(文字化けしない)プレーンテキストベースの顔文字はコミュニケーションの補完手段として現在も多く用いられている。

アスキーアートそのものを楽しむ文化もインターネット普及とともに大きく広がった。日本においては大型匿名掲示板2ちゃんねる」を中心にして「アスキーアート(AA)文化」とも呼べるものが隆盛した。「顔文字板」(1999年開設)、「モナー板」(2000年開設)、「AA長編板」(2002年開設)からは多くの「名作AA」「AAキャラ」が生み出され、ニュースや専門用語などを連続のAAで「解説」するといった新しい楽しみ方も現れた。これらは現在も2ちゃんねるの「AAカテゴリ」を中心に多くの閲覧・投稿がある。

インターネット以前の文字アートとの大きな違いとして、著作権の所在が不明確なことが挙げられる。2005年には、元々掲示板で生まれたとされる「のまネコ」というキャラクターに自社の著作権表記を付した商品を販売したとして音楽制作大手のエイベックスが大きな批判にさらされる事件もあった(→「のまネコ問題」)。
欧米での使用

古くから愛好者が多く、専用のニュースグループもある。またANSIエスケープシーケンス (カーソル移動や色・反転表示を記述することができる制御文字) を使ったアニメーションも存在する。

ここで使用しているアスキーアートは半角が半角に置き換わって表示される場合あり。
1行のもの

最もシンプルなアスキーアートは、2-3文字を組み合わせた感情を表現するためのもの。スマイリーとも言う。多くのものは90度回転した状態(左が上)で感情が表されている。QWERTY配列のキーボードであればIMEを問わず利用できる(例えば日本語IMEでも半角入力状態にすればよい)ため、全世界的に用いられている。「:」の部分を「=」にすることもあるが、ウインク以外に目を変化させることは少なく、感情は口の形で表現される。対して日本人同士であまり用いられないのは、日本ではシフトJISによる顔文字文化が発達しているためと、目の形で感情を表現する事が多いため。:-) または :) または :D スマイル:-( しかめ面;-) ウィンク:-p 揶揄:P 舌出し:O 驚き
複数行のもの

より大きく、より複雑な図形を書くためには、複数行を使用。 (oo) /-------\/ O / 。 |。 /H\ * ||----|。 / \ ~~ ~~(左から順に、牛・人)
日本での使用

日本語環境でのアスキーアートの状況はやや特殊である。日本語は一般に2バイト文字で記述されるため、コンピュータ上においてもシフトJISのようにひらがなカタカナ漢字英字数字記号といった多彩な文字種が混在して用いられるが、このことが微妙な感情をテキストアートで表すことを可能にした。このため世界的に主流の1バイト文字アートでなく、2バイト文字アートが発達した。日本における特徴としてはこの多彩な文字の他、位置合わせに適した全角スペースの存在、文字幅の設定が挙げられる。

日本語アスキーアートは、環境に非常に依存するという弱点がある。WindowsかMacかによっても見え方が異なる上、Microsoft Windows VistaからはMS Pゴシックとは文字幅も字体も違う、メイリオフォントが導入された。また、MS Pゴシックなどのフォントも一部の字体が変更されており、一部のアスキーアートを正常に表示することができないことが判明している。その他にも、フォント設定が正常に反映されない等の不具合も多い。
顔文字詳細は「顔文字」を参照

顔文字はフェイスマークともいい、シンプルなもので4-8文字程度からなる。感情を表すためにメールの本文・チャット電子掲示板・メーリングリストなど、さまざまな場所で使用される。携帯端末でも多用される。シフトJISの文字セットは漢字や欧文・記号・罫線など数万種類もの文字をもつため、これらを組み合わせて微妙な感情表現が可能になる反面、ほとんど使わないような文字を顔文字のために呼び出すことが必要になる。

このため、よく使う顔文字をIMEの辞書機能に登録して使用することも一般的である。例えば携帯電話においてはiPhoneなど海外メーカーのものでも初期設定で顔文字がいくつも登録されている。欧米では、1バイト文字のみで構成されているものが日本のサブカルチャーに興味を持つ人々の間で使用されている。orz中国台湾にも輸出され、独自のアスキーアートが作り出されている。

(例:?rz 老人の顔)。笑い  (^▽^)  (^ω^)  (゜∀゜)  (・∀・)ニヤニヤ  ヽ(´ー`)ノ  (●´艸`●)  (*^_^*)  v(^_^)v  (*´∀`*)  (´▽`〃)ヾ喜び  キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!  キタ━━(゜∀゜)━( ゜∀)━(  ゜)━(  )━(  )━(゜  )━(∀゜ )━(゜∀゜)━━!!!!!     ヽ(゜▽、゜)ノ  ヽ(´▽`)ノ♪  ヽ(*´∀`)ノ  *+。('∀'*)*+。  (*^^)v  (^^♪  (*^ー゚)b  (*´`)  ???(????? ? ????)???怒り  (#`Д´)  (*゜Д゜)  (♯・∀・)  ヽ(`Д´)ノ  (`・д・´)  Σ(゜д゜ )カッ  ( ゜Д゜)ハァ?  (#ノ゚Д゚)ノ ・゚・┻┻゚・:.。o  (°〆°#)  (`益′)  (?`?´?)泣き  (>_<)  (T_T)  (T▽T)  (ΩoΩ)   (つд`)  。


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