アジア欧州会合
[Wikipedia|▼Menu]
ASEM参加国・機関(緑色は2010年のASEM8から新たに参加する国)

アジア欧州会合(アジアおうしゅうかいごう、Asia-Europe Meeting, ASEM)は、アジア東アジア東南アジア南アジア)と欧州における経済、政治、文化などの分野の対話と協力のための会合である。アジア欧州会議と呼ばれることもある。
概要

1994年(平成6年)、シンガポールゴー・チョク・トン(Goh Chok Tong)首相(当時)が、アジアと欧州の関係強化を目的とする「アジア欧州サミット構想」を、フランスエドゥアール・バラデュール(Edouard Balladur)首相(当時)に提案し実現。1996年(平成8年)3月に第1回会合が行われ、アジア側からはASEAN7ヵ国(当時)と日本中国韓国が参加。欧州側からはEU加盟国15ヵ国(当時)と欧州委員会委員長の参加でスタート。併行して外務、経済、財務、環境、移民、科学技術の閣僚級会合も行われている。

2004年(平成16年)から、アジア側はカンボジアミャンマーラオス、欧州側ではEU新規加盟国10ヵ国が参加。2006年(平成18年)から、アジア側はインドパキスタンモンゴルの3ヵ国とASEAN事務局の1機関、欧州側はルーマニアブルガリアの2ヵ国が参加。2010年(平成22年)の第8回会合から、オーストラリアニュージーランドロシアが新たに参加するようになり、2012年(平成24年)からは、バングラデシュノルウェースイスが加わり、現在は以下の49ヵ国と2機関で構成される。
参加国・機関
アジア側



ASEAN事務局

オーストラリア

ブルネイ

カンボジア

中国

インドネシア


インド

日本

カザフスタン

韓国

ラオス

マレーシア


モンゴル

ミャンマー

ニュージーランド

パキスタン

フィリピン

シンガポール


タイ

 ベトナム

バングラデシュ


欧州側



欧州委員会

 オーストリア

ベルギー

 ブルガリア

キプロス

 チェコ

 デンマーク

 エストニア

 フィンランド


フランス

イギリス

ドイツ

ギリシャ

オランダ

クロアチア

 ハンガリー

アイルランド

イタリア


 ラトビア

 リトアニア

ルクセンブルク

マルタ

ポーランド

ポルトガル

 ルーマニア

ロシア

スペイン


スロバキア

スロベニア

 スウェーデン

スイス

 ノルウェー


首脳会合

首脳会合は、2年に1度、アジアと欧州で交互に開催される慣例となっている。

回次開催時期場所
第1回
1996年3月1日、2日 バンコク
第2回1998年4月3日、4日 ロンドン
第3回2000年10月20日、21日 ソウル
第4回2002年9月22日 - 24日 コペンハーゲン
第5回2004年10月8日、9日 ハノイ
第6回2006年9月10日、11日 ヘルシンキ
第7回2008年10月24日、25日 北京
第8回2010年10月4日、5日 ブリュッセル


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:28 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef