アシェル族
[Wikipedia|▼Menu]

アシェル族(アシェルぞく、英語:Tribe of Asher、ヘブライ語:?????? (Asher))はイスラエルの12部族の一つであり、イスラエル王国の分裂後は北イスラエル王国に属した。新約聖書では「アスェル」と呼ばれる。ヤコブとジルパの間の息子アシェル(Asher)を祖としている。
歴史

アシェル族はイムナ族、イシュビ族、ベリア族、ヘベル族、マルキエル族から構成されていた。

約束の地での相続地は、ガリラヤ山地の西斜面から西に向かって地中海に達し、南はカルメル山頂から北はツロシドンの付近にまで及ぶ平地であった。東はゼブルン族ナフタリ族の相続地、南はマナセ族の相続地と境を接していた。アシェル族の相続地からゲルショム族のレビ人に4つの町とその放牧地が与えられた。

アシェル族は地中海沿岸の諸都市の大部分からカナン人を追い払うことができなかった。士師時代に、アシェル族はデボラを助けなかったが、ギデオンの陣営には加わった。また、ダビデのために従軍の兵士を送り、ソロモンの治世には12行政区の1区になっていた。

古代イスラエル王国分裂後は、北イスラエル王国に所属した。北イスラエル王国が滅亡した後は、南ユダ王国ヒゼキヤ王の治世にエルサレム神殿で行われた過越祭に、アシェル族の代表が参加した。

新約時代には、幼子イエスに会った女預言者アンナは、アセル族(アシェル族)の出身であると紹介されている。

黙示録7章においても、終末に救われる、イスラエル部族の一つとしてあげられている。
参考文献 

『新聖書辞典』いのちのことば社、1985年










イスラエルの12部族(イスラエルの十二支族)
12部族

ルベン族

シメオン族

ユダ族

ダン族

ナフタリ族

ガド族

アシェル族

イッサカル族

ゼブルン族

ベニヤミン族

エフライム族

マナセ族

その他

レビ族

ヨセフ族

先祖

アブラハム(曽祖父)

サラ(曾祖母)

イサク(祖父)

リベカ(祖母)

ラバン(祖父)

ヤコブ(父)

レア(母)

ビルハ(母)

ジルパ(母)

ラケル(母)

関連項目

族長

族長時代

イスラエルの失われた10支族

ヤコブの子供

旧約聖書の町



カテゴリ

典拠管理データベース: 国立図書館

イスラエル

アメリカ


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:6648 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef