アサシンズプライド
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アサシンズプライド
ジャンル
バトル[1]ファンタジー[2]
小説
著者天城ケイ
イラストニノモトニノ
出版社KADOKAWA
レーベル富士見ファンタジア文庫
刊行期間2016年1月20日 -
巻数既刊15巻(本編13巻+短編集2巻)
(2021年3月現在)
漫画
原作・原案など天城ケイ(原作)
ニノモトニノ(キャラクター原案)
作画加藤よし江
出版社集英社
掲載誌ウルトラジャンプ
レーベルヤングジャンプ・コミックス
発表号2017年6月号 - 2022年9月号
発表期間2017年5月19日[3] - 2022年8月19日[4]
巻数全10巻
話数全59話
アニメ
原作天城ケイ
監督相浦和也
シリーズ構成赤尾でこ
キャラクターデザイン吉川真帆
音楽MONACA
アニメーション制作EMTスクエアード
製作アサシンズプライド製作委員会
放送局AT-Xほか
放送期間2019年10月10日 - 12月26日
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『アサシンズプライド』(ASSASSINS PRIDE)は、天城ケイによる日本ライトノベル。イラストはニノモトニノが担当している。略称は「アサプラ」[5]富士見ファンタジア文庫KADOKAWA)より2016年1月から刊行されている。

第28回ファンタジア大賞「大賞」受賞作[6]。2022年2月時点で小説とコミカライズを合算したシリーズ累計部数は120万部(電子版含む)を突破している[7]

2019年10月から12月までテレビアニメが放送された[8]
あらすじ
世界観
この世は太陽や月がなく、自然の光が伝説として語り継がれている暗闇の世界。そして、暗闇の中で人は生きることはできない。そんな世界にたった一つの光があった。人類最後の砦であり生命線である都市国家フランドールは、いわば大地に突き立てられた巨大なシャンデリア。キャンベルと呼ばれる超規模のガラス容器の群れによって、人為的に灯かりを得ることを可能としている。国家は特権階級の住む聖王区を取り囲むように24のキャンベルが密集している。マナという概念が存在し、能力を持つものは貴族階級として特別視されている。フランドールの外側を取り囲む暗闇「夜界」は呪われた夜といわれ、その領域での生息を可能とする生物はランカンスロープと呼ばれており、謎に包まれている。
小説第1巻 『暗殺教師と無能才女』
貴族の家に生まれながらマナを発現できずに無能才女とあだ名されていたメリダ=アンジェル、その原因に三大騎士公爵家の血を持たない亡き母親の不倫が疑われていた。そこで、メリダの母方の祖父モルドリュー卿の依頼を受け白夜騎兵団から派遣された一人の17歳の青年は、メリダを騎士公爵家にふさわしい人材に育て上げる家庭教師となってほしいという内容の依頼を上司から提示される。青年は上司である男と共に不倫相手と見られる男のもとを訪れるが、既に彼は何者かによって尋問・殺害された後だった。その何者かと遭遇した青年は交戦するも取り逃がしてしまう。その後、青年は屋敷に到着すると屋敷のメイド長エイミーと2人のメイドに迎えられ、事前に用意していたクーファ=ヴァンピールという偽名で自己紹介し、メリダと初対面する。クーファは付き人としてメリダの通う聖フリーデスウィーデ女学院に同行し、メリダが同学年のネルヴァ=マルティーリョ達にマナを持たない理由でいじめられていること、既に聖騎士の位階に目覚めている分家のエリーゼ=アンジェルと仲たがいしていること、練武場のテストでの無様な姿を目の当たりにする。一日を通して、周囲に蔑まれるメリダを見るに堪えたクーファは、二つ目の任務であるメリダ暗殺を遂行しようとするが、ランカンスロープに嬲られながらも両親の子供だと証明するため助けも呼ばないメリダの姿に心を動かされ、自分のマナをメリダに移植させ侍のマナ能力者として覚醒させる。クーファは自分がメリダに肩入れしていることをクライアントや白夜騎兵団に隠し通し、かつメリダには自分が暗殺者であると悟られずに公爵家にふさわしいマナ能力者に育て上げるという使命を背負うこととなる。翌日、二人はエリーゼとクーファと同じ時期にエリーゼの家庭教師となったロゼッティ=プリケットと遭遇する。学期末公開試合一回戦でメリダは練習の成果を遺憾なく発揮し、ネルヴァと一対一の真剣勝負で勝利、聴衆を大きくどよめかせた。ネルヴァはメリダの実力を認めこれまでの事を謝罪し、関係性を改善する。次の試合では、エリーゼのユニットと当たり、敵味方を無視して大燭台を鎮火したエリーゼにより完敗に終わる。メリダとエリーゼは試合での戦績を讃えられ、サークレット・ナイトの優秀な生徒だけが選ばれるパレードに招待される。パレード開始前、メリダとエリーゼが人込みから離れ二人きりになったところを、メリダの位階に気づいたモルドリュー卿の差し金により派遣された黎明戯兵団のウィリアム・ジンを筆頭とする集団が連れ攫う。メリダの母の不倫相手を殺害したのは彼の仕業であった。ジンはエリーゼのマナをメリダに移植するべく位階変異術を執り行おうとするが、メリダの潜在能力に脅威を抱き、排除しようとする。その最中、お嬢様二人の行方不明を聞き駆け付けたクーファとロゼッティが阻止に現れる。二人の一体となった連携攻撃が、取り巻きのランカンスロープを一蹴。クーファは口封じのため、その場から立ち去ったジンを見つけ出し戦闘を開始。ホーンテッド・キマイラもジン側に加わった2対1での戦闘で満身創痍となるも、隠された吸血鬼の力を解放したことでキマイラを撃滅し、ジンを萎縮させ、嘘の報告書を依頼者に送るように指示した。一件の後、クーファはメリダを誰もが認める能力者へ導くと約束する。
小説第2巻 『暗殺教師と女王選抜選』
夏休みを終えたフリーデスウィーデ女学院では、ドートリッシュ女学園との共同イベントルナ・リュミエール選抜戦が行われようとしていた。このためメリダとエリーゼ、その家庭教師達は、一ヶ月間邸宅を離れ学院での寮生活を送ることとなる。しかしクーファの報告に不信感を抱いた白夜騎兵団のブラック=マディアが侵入しメリダがマナに目覚めた理由を調べる。家庭教師達はその事態を認識し、マディアに手出しをさせないように警戒しつつ行動を起こしていたが、候補生発表の際にトラブル発生。フリーデスウィーデ側の候補生の名前が「アンジェル」に書き換えられてしまっていた。フリーデスウィーデ学院長であるシャーロット=ブラマンジェは2校の交友関係と騎士公爵家であるアンジェル家の尊厳の保護を優先し、急遽メリダとエリーゼを正式な候補生として出場させる。ドートリッシュ側も候補生を低学年の生徒に改め、「プリンス」と称される二年生のキーラ=エスパーダと竜騎士の血筋を繋ぐ一年生のサラシャ=シクザールが選ばれる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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