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出典検索?: "アサイー"
界:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:単子葉類 monocots
階級なし:ツユクサ類 commelinids
目:ヤシ目 Arecales
科:ヤシ科 Arecaceae
属:エウテルペ属 Euterpe
種:ニボンモドキ
E. oleracea
学名
Euterpe oleracea Mart.
シノニム
Catis martiana O.F.Cook[1]
Euterpe badiocarpa Barb.Rodr.[1]
Euterpe beardii L.H.Bailey[1]
Euterpe brasiliana Oken[1]
Euterpe cuatrecasana Dugand[1]
和名
ニボンモドキ
フタバキャベツヤシ
英名
Acai palm
Assai palm
アサイー(アサイ、和名:ニボンモドキ[2]、ワカバキャベツヤシ、学名:Euterpe oleracea、ポルトガル語: acai( 発音[ヘルプ/ファイル]))は、ブラジルのアマゾンが原産のヤシ科の植物である[3]。
アサイーベリー (acai berry) などと表記される場合もあるが、植物学的にはブルーベリーやその他ベリーとは近縁ではない。アサイーはヤシ科の1種であり、そのため英語では植物そのものをアサイー・パーム (acai palm)、果実をアサイーと表記するが、エウテルペ属の他種のヤシもアサイー・パームと呼称することがある。ブラジルでは、植物をアサイゼイロ (acaizeiro)、その果実をアサイー (acai) と呼称する。 果実の外見はブルーベリーに似ているが、1粒の体積比では種が95%を占め、可食部は5%しかない。単体では無味に近いため、他のフルーツなどと混ぜ合わせる方法が一般的である。 アサイーの実は非常に栄養価が高い。アサイーの果実100g中に含まれるポリフェノールは約4.5gで、ココアの約4.5倍、ブルーベリーの約18倍ともいわれている。他にも、鉄分はレバーの3倍で、食物繊維、カルシウムなども豊富である。 成長点(ハート・オブ・パーム)を収穫し、野菜としてサラダなどに利用する。ジュース状にし、そのまま飲むか、牛乳やヨーグルト等の乳製品、バナナやイチゴあるいはそれらの果汁などと混ぜて飲むことが多い。これは、アサイー自体には味がほとんどないためである。スムージーにして飲むこともあり[3]、ボウルにアサイーのスムージーを入れ、バナナやクラッカーなどと一緒に供されアサイーボウルと呼ばれる。新芽の芯は、Heart of palm、パルミットpalmitoと呼ばれ野菜として利用される。 注意点としては、未処理のアサイージュースを飲むことは、サシガメ類昆虫によるシャーガス病(アメリカトリパノソーマ症)と関連がある[4]。また、アサイーの摂取によってMRIの検査結果に影響が出る可能性がある[4]。 ブラジルでは、アサイーはアマゾンに多く自生しているが、パラー州のトメアスー
果実
栄養価アサイーの果実
利用法アサイーのピュレとグラノーラ
流通・転用商品など
なお、全国各地のブラジル食材店などでは、CAMTA以外の冷凍果実を袋詰めしたアサイーも独自ルートにより輸入されており、比較的容易に入手できる。またアサイーにガラナを加えたパルプなども販売されている。
なお、近年ではアサイベリージュースなどと称して、連鎖販売取引も行う会社もある。
アメリカでは減量やアンチエイジング用途で市販されているが、効果は実証されていない[4]。アメリカの連邦取引委員会は、減量を目的としてアサイー製品を販売した企業に対して、詐欺の疑いで処分を行ったことがある[4]。
2009年、米消費者団体の公益科学センター (CSPI) は、ダイエット効果は実証されていないと指摘した。 日本では2003年に株式会社フルッタフルッタが「アサイー」を紹介したことで認知された[5]。 横浜F・マリノスのDF中澤佑二が、普段より貧血気味だったため、練習後の疲労回復の為にアサイーを愛飲するようになったことで改善された、と各種メディアで語り、これが一般的に認知されるきっかけになった。
画像解説
アサイーの林
アサイーの林
果実と幹
果実
アサイー Euterpe oleracea - トゥールーズ博物館の標本
ベレンの市場で売られる果実(ブラジル、パラー州)
アサイー果汁を絞る
アサイーのジューサー
その他