アコースティック・アルケミー
Acoustic Alchemy
出身地 イングランド ロンドン
ジャンルフュージョン、スムーズジャズ、ジャズ、ニューエイジ・ミュージック
活動期間1981年 -
レーベルMCA、GRP、ハイアー・オクターヴ、ナラダ・ジャズ
共同作業者ダウン・トゥ・ザ・ボーン
アコースティック・アルケミー(Acoustic Alchemy)は、イギリス出身のアコースティック・ギター・デュオ、現在はバンドの形態をとっている。 オリジナル・メンバーはスティール弦ギターのニック・ウェブとナイロン弦ギターのサイモン・ジェイムス。1980年代初めに結成。1枚のアルバムを自主製作。その後サイモンがソロ活動に従事するようになり脱退、ウェブはグレッグ・カーマイケル (1953年8月7日 - )を加入させ、ウェブがスティール弦ギターを持ちバッキングを、カーマイケルがナイロン弦ギターを持ちメロディを弾くという形態となる。 ヴァージン・アトランティック航空の機内でのライブを切っ掛けにMCAと契約。1987年にアメリカでデビュー・アルバム『レッド・ダスト&スパニッシュ・レース』をリリース。ラジオを中心にヒットし、成功を収める。MCAでは『ナチュラル・エレメンツ』 (1988年)、『ブルー・チップ』 (1989年)とアルバムを残す。 1990年にMCAがジャズ・レーベルGRPを買収したことにより、GRPに所属変更。GRPでの初リリースは、同年発表の4作目となる『リファレンス・ポイント』。このアルバムはグラミー賞にノミネートされた。ジャズ・スタンダードの「テイク・ファイヴ」も収録されており、一風変わったアレンジの曲が聞ける。その後、MCA時代のアルバムもGRPで再発される。 1991年に『バック・オン・ザ・ケース』を発表、1992年に発表した『アーリー・アルケミー』はサイモンと組んでいた初期の作品を収録している。次いで『ザ・ニュー・エッジ』 (1993年)、『アゲインスト・ザ・グレイン』 (1994年)と発表していく。1996年発表の『アーケイナム』は彼等のセルフ・カバーアルバムとなり、ロンドンのパインウッド・スタジオで録音されたものである。 ほぼ1年ペースでアルバムを発表していたが、1998年2月5日にウェブが膵臓ガンで夭折。43歳。同年発表の『ポジティヴ・シンキング』が彼の遺作となるが、治療中だったためレコーディングには参加できず、作曲など演奏以外での参加となった。この時、ジョン・パーソンズとマイルズ・ギルダーデイルがギタリストとして参加している。なお、このアルバム全曲でウェブの名がクレジットされている。 2000年にレーベルをハイアー・オクターヴ(現在はEMI傘下)に移籍し、前作に参加したパーソンズとギルダーデイルを迎えてバンド形態に新生、『The Beautiful Game』を発表。元々の音楽性を残しながらも、コンテンポラリー・ジャズ(フュージョン)の色を強めた傾向がみられ、新しい音楽性を見出している。このアルバムでパーソンズが抜け、2001年発表の『AArt』にギルダーデイルが正メンバーとして残る。このアルバムはグラミー賞にノミネートされた。2003年発表の『Radio Contact』にはチャック・ローブをプロデューサーに迎えており、自身もギターで数曲参加している。また収録曲の「Little Laughter」は女性歌手を迎え初のフル・ボーカル曲となる。2005年に『American/English』を発表。今までの音楽性を崩さないながらも、また新たな手法で音楽性を広げている。なお、親元のEMIの意向によりCCCD仕様であるので注意。
来歴
2011年にはレーベルをヘッズ・アップに移し、『Roseland』をリリースした。
ディスコグラフィ
アルバム
『レッド・ダスト&スパニッシュ・レース』 - Red Dust and Spanish Lace (1987年、MCA/GRP)
『ナチュラル・エレメンツ』 - Natural Elements (1988年、MCA/GRP)
『ブルー・チップ』 - Blue Chip (1989年、MCA/GRP)
『リファレンス・ポイント』 - Reference Point (1990年、GRP)
『バック・オン・ザ・ケース』 - Back on the Case (1991年、GRP)
『アーリー・アルケミー』 - Early Alchemy (1992年、GRP)
『ザ・ニュー・エッジ』 - The New Edge (1993年、GRP)
『アゲインスト・ザ・グレイン』 - Against the Grain (1994年、GRP)
『アーケイナム』 - Arcanum (1996年、GRP)
『ポジティヴ・シンキング』 - Positive Thinking... (1998年、GRP)
The Beautiful Game (2000年、Higher Octave)
AArt (2001年、Higher Octave)
『ヴェリー・ベスト・オブ・アコースティック・アルケミー』 - The Very Best of Acoustic Alchemy (2002年、GRP)
Sounds of St. Lucia (2003年、Image Entertainment)
Radio Contact (2003年、Higher Octave)
American/English (2005年、Higher Octave)
This Way (2007年、Narada Jazz)
Roseland (2011年、Heads Up)
Live in London (2014年、Onside Records)
33 .mw-parser-output .frac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .frac .num,.mw-parser-output .frac .den{font-size:80%;line-height:0;vertical-align:super}.mw-parser-output .frac .den{vertical-align:sub}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}1⁄3 (2018年、Onside Records)
外部リンク
公式ウェブサイト
GRPレーベル・アーティスト・ページ(アーカイヴ)
MySpace.com