アゲーノール (古希: ?γ?νωρ, Ag?n?r) は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアゲノルとも表記される。同名の人物が複数知られ、その主なものは、
アルゴス王
フェニキア王
プレウローンの子
ペーゲウスの子
アンテーノールの子
であるが、他にも多くの人物がいる。 このアゲーノールは、アルゴスの古王伝説に登場する。しかし様々な系譜伝説があって一致しない。 アゲーノールは名祖アルゴス
アルゴス王
このアゲーノールは、エジプト王エパポスの娘リビュエーとポセイドーンの子で、ベーロスと双子の兄弟。アゲーノールはフェニキアのテュロスの王で、テーレパッサ、アルギオペー、あるいはベーロスの娘アンティオペーとの間に、カドモス、キリクス、ポイニクス、タソス、エウローペーをもうけた。
エウローペーがゼウスにさらわれたとき、アゲーノールは息子たちに捜索させ、発見するまで帰るなと命じた。そのため彼らは発見できなかったとき、カドモスはボイオーティアに、キリクスはキリキアに、ポイニクスはフェニキアに、タソスはタソス島に移住した[4]。
系図
ポローネウス アイギアレウス
アーピス ストリューモーン ニオベー ゼウス アーソーポス
エウアドネー アルゴス イスメーネー