アクション刑事
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アクション刑事ジャンルアクションゲーム
対応機種アーケード[AC]
開発元コナミデジタルエンタテインメント
発売元コナミ
人数1?2人
稼働時期[AC]:2008年4月16日
利用料金100円
デバイスICカード、大型モニター
専用コントローラ×2、ボタン×1
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『アクション刑事』(アクションデカ)は、コナミコナミデジタルエンタテインメント)が製作し、2008年に発表されたアーケードゲームである。2011年9月30日e-AMUSEMENTサービス終了。
概要

今までにコナミが送り出した「ザ・警察官シリーズ」や「セイギノヒーロー」をベースに、専用コントローラ(体感アクションコントローラ)を使用し、パンチを放ったり、ボタンを使用して銃などを撃つことができる[1]

コントローラーはモーターが内蔵しており状況に応じてコントローラーが振動する仕組みになっている。

アメリカから始まり、ステレオタイプな日本や香港が出てくるなど、70?80年代のアメリカ映画を彷彿とさせるストーリーとなっている。
ストーリー

プレイヤーは、凶悪犯罪に立ち向う刑事として事件を追っていくが、謎の洗脳技術「M.A.X.」によって強化人間となった犯罪者たちとの戦いを繰り広げる。
システム

スタートボタン以外は、ステージ選択等も全て左右の手に一つずつ持った体感アクションコントローラで操作する。銃等を撃つ場合は右手のコントローラをガンコントローラとして使用する。
パンチシーン

ゲーム中のメインとなるモード。襲い掛かってくる敵を、殴って倒す。また、フックアッパーといった動作にも対応しており、キャラクターも同じような動作をする。また、顔の前に構える姿勢を行うと、ガードとなり、この時は敵の攻撃を受けない。
ガンシーン

銃器を使用するシーン。コントローラのトリガーボタンを使用して銃を撃つ。また、画面外に向けると、盾を構え、弾の補充ができる(盾を構えなくても弾切れ後、一定時間で再び補充)。ガード状態でも同様のことができる。香港ステージの第1幕のみリロード不要。(バイクの位置を動かすことで敵の攻撃から逃げる)撃ってはいけない物は何も無い。
投擲シーン

手裏剣及び皿投げのシーン。コントローラーを振って手裏剣及び皿等を投げる。この時はガードアクションをしないと敵の攻撃を喰らう(コントローラーを画面外に向けても防御しない)。なお、リロードに相当するアクションは無いので残弾数を気にする必要は無い。こちらも誤射のことは気にする必要は無い。
運転シーン

車及びバイクを運転するシーン。コントローラーをハンドルに見立て、障害物及び敵の攻撃を避けつつ進む。また、操縦しつつ攻撃する場面もある。
太鼓シーン

港区ステージに存在する特殊なシーン。アイコンがマーカーと重なる瞬間を狙い、タイミング良くコントローラーを上から下に振ってアイコンを弾き飛ばすシーン。太鼓の達人のプレイ方法を応用。
詳細

パンチシーンでは攻撃可能な場合には画面にターゲットマークが表示され、それ以外の時の攻撃操作は無効。

背景にある物を壊すと、パンチシーンなら500点、ガンシーンと投擲シーンなら100点のボーナス点が入る。パンチシーンの場合アッパーで敵を遠くまで吹き飛ばすと成功しやすい。

パンチシーン・ガンシーン・投擲シーンにおいて攻撃を外さずに繋げていくとコンボボーナスが入る。ただし、ステージ1のガンシーンの後にあるパンチシーンの内、木箱を破壊するシーンではコンボが入らない。コンボは最大99まで入る。

今作はライフ・ライフケージ併用制となっており、敵から攻撃を受けるとライフケージが減少(減少量は攻撃の種類によって変動)。ライフケージが0になるとライフを1つ失う(ライフケージは全快する)。ライフを全て失うとゲームオーバー。

全ての幕には制限時間が有り、それまでに終わらないと、どれだけ体力があってもゲームオーバーになる。また、時間内に倒すと残り時間に応じてボーナス点が入る。

アッパーカットで敵を吹き飛ばすと後ろに待機している残りの敵兵を一挙に巻き込んで片付けられる。この時もコンボが入る。

雑魚敵は3種類存在する。弱・中・強の3種類であり、強さに応じて倒し難くなっていく。ただし、全部のステージに3種類とも必ず登場するとは限らない。なお、仕留めるとステージクリア後に何人倒したか表示される。倒さなくても進行に影響の無い敵もいるが、全員倒した方が点数も上がる。点数は以下の通りである。

弱→1人につき100点

中→1人につき500点

強→1人につき1000点

ボス→5000点


ターゲットマークは4種類ある。
ヒットマーク(指定の回数パンチを打ち込む)

連打マーク(制限時間内に規定回数のパンチを打ち込む。出来ないと、ダメージを喰らうか気絶した敵が回復する)

SMASHマーク(第1面と第4面のボス戦にのみ登場。連打に成功した時にパンチを決めると大ダメージ)

KOマーク(雑魚が相手の場合、連打に成功して気絶した敵を一挙に吹き飛ばすチャンス。HANA以外のボスが相手の場合、最後の一撃まで追い詰めるとこのマークが出る)


内容
ステージ
ニューヨーク ブロンクス区:「DRAGONHEADS」のアジト[2]。難易度は星1つ。ヒスパニックと黒人で構成され、武装強化とNDFの一員が武器の横流しをしているとの情報により出動。第1幕:パンチシーン、第2幕:ガンシーン(2人の構成員から強奪した自動式拳銃を使用)、第3幕:パンチシーン(木箱を壊した後ボス戦が始まるが、雑魚も登場)。

極道会総本部:日本。総本部だけあって大勢の組員が襲い掛かってくる。道中では忍者部隊との対決もある。難易度は星2つ。第1幕:パンチシーン、第2幕:投擲シーン(手裏剣を投げる)、第3幕:パンチシーン(ボス戦)。

アリゾナ州 連合国防軍基地:このステージの第1幕はウォートラン トルーパーズのステージ1と同じ構成である。難易度は星3つ。第1幕:ガンシーン(兵士から強奪した連射可能なライフルを使用)、第2シーン:運転シーン(倉庫に停めてあった車を運転)、第3シーン:パンチシーン(ボス戦)。

IPO本部:上記3ステージをクリアするとプレイ可能になる。ステージ全体がボスとの対決になる。このステージはパンチシーン以外の場面が無い。難易度は星4つ。

東京都港区:難易度は星5つ。敵の数は最多で110人。第1幕:パンチシーン、第2幕:太鼓シーン。

香港中環地区:難易度は星4つ。第1幕:運転シーン+ガンシーン(極道会組員のバイクを運転しつつアリゾナ州ステージと同じライフルを使用。ただしリロード不要)、第2幕:投擲シーン(皿投げアクション)、第3幕:パンチシーン(ボス戦)。

IPO本部:ファイナルステージ。港区ステージと香港ステージをクリアするとプレイ可能になる。難易度は星5つ。パンチシーンしか無い。

プレイヤー側キャラクター
ジェイク・テリー(JAKE TERRY)
本作のプレイヤーキャラ(1P)。IPO暴力団対策局捜査員。
ボクシング元世界クルーザー級チャンピオンの経歴を持ち、正義感溢れる男[3]。ただし、度が過ぎた行動により、局内からは問題視されている[3]。口癖は「“漢”(おとこ)だな。」の40歳。軍隊に所属していたこともあり、射撃や操縦もこなせる。『ウォートラン トルーパーズ』からの出演であるが、同一人物の設定であるかは不明である。
ルーク・スチュワート (LUKE STEWART)
本作のプレイヤーキャラ(2P)。元FBI捜査官で、ジェイクの相棒兼監査役としてIPOの新任捜査官として派遣される[4]。ジェイクとは対照的に、ルールを重んじ、高潔で堅物の27歳。最初は破天荒な行動に呆れていたが、共にしている内に彼の熱い思いに共感されていく。そして、IPO本部のロボットが自爆攻撃を仕掛け、ジェイクが「お前だけは逃げてくれ」といった際、普段とは逆に「漢だろ!? ですよね」(実際の英語の台詞は“You da man!? That's what you says”)と弱気になっていたジェイクを叱り飛ばした。この機に少しは成長したと認められた。
ミリー・スペランザ (MILLIE SPERANZA)
IPO暴力団対策局長。設立当初からの叩き上げで、理想主義者の41歳。凶悪化する組織犯罪に対抗するために、予算と人員の増強を提唱するも、なかなか通らず不満を抱えている。ジェイクの無茶苦茶なやり方を疎んでいるものの、彼の腕前の良さは認めており、信頼を寄せている。
敵キャラクター
ビーフィー(BEEFY)
ニューヨークブロンクス区ギャング、「DRAGONHEADS」のリーダー。スキンヘッドの黒人。25歳。ボディービルによって鍛えた肉体を更に強化しようと「M.A.X.」を受けた。大量の木箱の向こうでトレーニング中のところを発見されるが、本人は軽くいなすつもりで応戦する。自分の筋肉に絶対的な自信を持っているのか、ジェイクらをもやし呼ばわりする。肉体を過信しているためか、攻撃は大振りで隙が多いが、見た目通り耐久力が高く、一度に何発もパンチをする必要がある。最初は余裕を見せ、わざと攻撃のチャンスを与えるが、ある程度体力が減ると「急用を思い出した」と言い部下をけしかけて一旦姿を消し、その後壁を突き破って再登場、部下を投げたり、鉄アレイで殴りつけたりと更に激しい攻撃を仕掛ける。後半戦になると一定ダメージを受ける度に気絶する。倒されると「筋肉が足りない」と呟きながら気絶した。ジェイクは「筋肉自体は立派だが、心技を伴っていない」と看做し、再挑戦を受ける旨の発言をした。ロケテストの段階では「BILLY」という名前だった。
ハナ(HANA)
指定暴力団極道会組長。敵キャラの紅一点。30歳。先代である夫の死後、世襲。側近に黒人と白人を従えている。極道会はザ・警察官セイギノヒーローでは犯罪組織として描かれていたが、元は任侠を重んじる組織らしい。二刀流剣術の達人で、敵対勢力から組を守るために「M.A.X.」を受ける。


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