アキュート・アクセント
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´
アキュート・アクセント

ダイアクリティカルマーク
アキュート´
ダブルアキュート?
グレイヴ`
ダブルグレイヴ ̏
ブレーヴェ?
倒置ブレーヴェ ̑
ハーチェク?
セディーユ¸
サーカムフレックスˆ
トレマ / ウムラウト¨
チルダ˜
ドット符号˙
フック ̡
フック符号 ̉
ホーン符号 ̛
マクロン¯
オゴネク?
リング符号?
ストローク符号 ?
コンマアバブʻ
コンマビロー,
無気記号?
非ラテン文字
シャクル 
シャッダ ّ‎
ハムザ?‎
キリル文字 
ティトロ ҃
ヘブライ文字 
ニクダー ִ‎
ブラーフミー系文字 
アヌスヴァーラ ं‎
ヴィラーマ ्‎
日本語 
濁点
半濁点

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アキュート・アクセント(´、??)または アクサンテギュは、おもにラテン文字を用いる言語の表記に用いられるアクセント符号で、ダイアクリティカルマーク(発音区別符号)の一種。揚音符(ようおんぷ)、揚音符号(ようおんふごう)、鋭アクセントと呼ばれることもある。

スペイン語ポルトガル語フランス語カタルーニャ語イタリア語ポーランド語チェコ語スロバキア語セルビア・クロアチア語セルビア語ラテン文字表記・クロアチア語ボスニア語)、ギリシャ語アイルランド語ウェールズ語アイスランド語ベトナム語ハンガリー語トルクメン語などに用いられる。
各言語における用法
ラテン・アルファベット
異なる音素を表す.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この節以降には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(アキュート・アクセントが付いた各種文字)が含まれています(詳細)。
フランス語
accent aigu (アクサン・テギュ)という。正書法上音節が e で終わっているとき、通常曖昧母音に発音されるか無音になるため、区別のために /e/ は e と書く。またフランス語では過去分詞の語尾 e を e で代用すると、現在形と区別できなくなってしまう場合があり(donne ⇔ donne など)、特に形容詞句として後置される過去分詞の場合、記号は義務的である(フランス語の動詞#法・時制・相)。タイプライタなどでこの活字が無い場合は ´ を手書きしたり、コンピュータネットワークの文字表示が不完全な時代には e' とも記された。
ルクセンブルク語
フランス語と同様に e で /e/ を表す。
アイスランド語
古アイスランド語では、長音を表す。現在のアイスランド語では、記号のない a /a/, e /?/, i / y /?/, o /?/, u /?/ に対するそれぞれ別の音、a /au/, e /j?/, i / y /i/, o /?u/, u /u/ を表すのに使われている。
トルクメン語
y は半母音の /j/ を表す。これに対してアキュート・アクセントのつかない y は中舌母音の /?/ を表す。
カザフ語
2018年にアポストロフィ付きの字母をアキュートアクセント付きの字母や二重音字に変更したラテン文字アルファベットが発表された。a /a/ , o /?/ , u /?/ は前舌母音を表すのに使用され、後舌母音の a /?/, o /o/, u /?/ と区別される。子音 ? /?/, ? /?/ は、g /g/, n /n/と異なる音素であるということを表す。yは子音として使われる場合の音素は /w/, 母音として使われる場合は前舌母音と絡む場合は /?w/, 後舌母音と絡む場合は /?w/ を表す。
強勢を表す
イタリア語
accento acuto (アッチェント・アクート)といい、単語の最後の音節に強勢がある場合などで、その母音が狭い e や o ( 広めの /?/ や /?/ ではない /e/ や /o/ )のときに付号する(例: perche 「なぜ」、poiche 「?だから」)。 accento grave (アッチェント・グラーヴェ、グレイヴ・アクセントのこと)に比べると用量はずっと少ない。グレイヴ・アクセントも参照のこと。
スペイン語
acento (アセント)、もしくは tilde (ティルデ)と呼び[1]強勢の位置を示すのに使われる。ただし、規則的な位置(最後から2番目の母音など)に強勢がある場合にはこの記号は用いない。この記号を用いるのは不規則的な位置に強勢のある場合(例: maquina 「機械」、最後から3番目の母音に強勢がある)、および同綴語同士の一方に付加することによって区別をつける場合(例: te 「きみを」に対する te 「お茶」)で、記号は正書法上綴りの一部であり、義務的である(インターネットなどでは省かれる場合もある)。ただし、大文字で書くときにはこの記号を省略する場合がある。
ポルトガル語
スペイン語と同様、強勢の位置を示すのに使われるが、狭い a, e, o に強勢が置かれるときにはかわりにサーカムフレックスを使用する。
カタルーニャ語
アキュートまたはグレーブ・アクセントによって強勢の位置を表す。e と o に関してはアキュート・アクセントのついたものが狭い母音 /e/, /o/ を、グレーブ・アクセントのついたものが広い母音 /?/, /?/ を表す。a にはグレーブ・アクセントのみ、i, u にはアキュート・アクセントのみがつく。
ウェールズ語
a, e, i, o, u, ?, y は、単語の最後の音節に使われて、そこに強勢があることを表す。また、? は、半母音ではなく母音であることを示すために使われることもある。
長母音を表す
チェコ語
a, e, i, o, u, y は各母音の長音を表す。
スロバキア語
a, e, i, ?, o, ?, u, y は各母音の長音を表す(スロバキア語では l や r も音節主音になり、長短を区別する)。
ハンガリー語
ekezet(エーケゼット)という。a, e, i, o, u は各母音の長音を表す。なお、o, u の長音はダブルアキュートを用いて ?, ? としている。
アイルランド語
a, e, i, o, u は各母音の長音を表す。ただしすべての長母音にアキュート・アクセントがつくわけではない。
グリーンランド語


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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