アキュラ・RDX
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アキュラ・RDX
3代目 2019年モデル
概要
製造国 アメリカ合衆国
販売期間2006年 -
ボディ
ボディタイプ5ドア SUV
駆動方式前輪駆動 / 四輪駆動
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RDX(アールディーエックス)は、本田技研工業が生産し、アキュラブランドで販売するSUVである。
初代 TB1型(2006年 - 2012年)

アキュラ・RDX(初代)
TB1型
2007年モデル
2010年モデル
概要
製造国 アメリカ合衆国
販売期間2006年 - 2012年
ボディ
乗車定員5人
ボディタイプ5ドアSUV
エンジン位置フロント
駆動方式前輪駆動 / 四輪駆動 (SH-AWD)
プラットフォームホンダ・グローバルライトトラックプラットフォーム
パワートレイン
エンジンK23A:2,300 cc 直列4気筒 DOHC i-VTEC ターボ
最高出力240 hp (243 PS)/6,000 rpm
最大トルク260 ft・lbf (36.0 kgf・m)/4,500 rpm
変速機5速AT
サスペンション
マクファーソンストラット式
トレーリングアーム式マルチリンク
車両寸法
ホイールベース104.3 in (2,649 mm)
全長180.7 in (4,590 mm)
全幅73.6 in (1,870 mm)
全高65.2 in (1,655 mm)
車両重量3,924-3,935 lbs
(1,780-1,785 kg)
その他
燃費FWD:19/23 mpg
AWD:17/22 mpg
(EPA City/Highway)
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2005年1月の北米国際自動車ショーコンセプトカー「RD-X」として世界初公開され[1]2006年1月の同ショーでプロトタイプが、同年4月のニューヨーク国際オートショーで市販モデルが発表[2]。同年の10月8日に販売が始まった。

都会に住む将来性豊かな「ヤングプロフェッショナル」を主なターゲットとした、エントリープレミアムクロスオーバーSUVとしている。主なライバルはBMW・X3。コンセプトデザインはHonda R&D Americasが行ったが、その後の開発はアメリカ人エンジニア主導により日本で行われた[3]

プラットフォームは新開発の「グローバル・ライトトラックプラットフォーム」で3代目CR-V(2006年 - 2011年)も使用する[4]。デザインテーマは「アスレチックアーマー」で、アメリカンフットボールのランニングバックの力強さをイメージし、都会にマッチするデザインとサイズに仕上げた。アイポイントを高く、ボンネットを低くし視認性も高いものとなっている。大きなホイールアーチや短いリアオーバーハング、テールゲートとバンパーがフラットなリアエンドも特徴の一つである。タイヤはアキュラ初の18インチサイズを標準装備し、ミシュランのオールシーズンタイヤを使用する。

ボディには、高張力鋼が重量比で全体の39%に使用されており、フロアのボックスセクションなどには780 MPa鋼が使用されている。ステアリングフィールやスタビリティ、ロードノイズ低減のためサスペンション周りの剛性に特に注意が払われた。コンパティビリティ (ACE)対応ボディとしては、多角形断面のフロントフレームメンバーに高張力鋼を使用し、上方と後方に衝撃を分散させる構造になっている。リアフレームも多角形断面で、波形のデザインにより強度を高め、衝突時の変形を制御する。

エンジンはK23A型バリアブルフロー・ターボを組み合わせたものが設定され、240 hpを発生。ターボチャージャーへの最適化も含め、ボアサイズ、ピストン、コンロッドなど大きな変更がされたほか、ベッドプレート型のベアリングキャップやバランサーシャフトなどを始め、NVH対策も念入りに行っている。最大トルクは260  lbs・ft(約35.9 kgf・m)と、発売当初はアキュラ車最大のトルクを誇った。

バリアブルフロー・ターボは三菱重工業アイシンとの共同開発で[5]、エンジン後方の排気直後に設置される。ホンダ・レジェンドに搭載されていたウィングターボのような可動ベーンは用いず、マツダ・RX-7(FC3S 前期型)などに採用されたツインスクロールターボと似たシンプルな構造になっている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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