『アキハバラ@DEEP』(アキハバラアットディープ)は、石田衣良の長編小説。および、これを原作とした漫画、テレビドラマ、映画。
秋葉原を舞台に、若者たちの活躍を描いている。小説は『別冊文藝春秋』2002年1月号 - 2004年7月号に連載され、2004年に文藝春秋から刊行された。 オタクである6人の若者たちが、高度な人工知能による画期的な検索エンジン「クルーク」を作り上げる。しかし、成功や注目とともに、その価値を奪おうとする組織から狙われることになる。 2006年6月19日より、TBSと一部JNN系列局にて全11話+メイキング(12話)で放送。JNNネットワーク基本協定の適用を受けない外部制作扱いのローカルセールス番組であることから、その後日本テレビ系列局の広島テレビと福岡放送、テレビ朝日系列の東日本放送で番組販売の形で放送。主演はジャニーズJr.の風間俊介と生田斗真。 DVD制作を目的としており、TV放送版とそのバージョンを収録したレンタル版DVDでは一部のシーンがカットされている。その為最近のテレビドラマでは珍しくハイビジョン制作・字幕放送をしていない。ハイビジョンカメラを使って撮影を行っているが、編集機材がHD非対応なために標準画質になってしまう。一部シーンは超額縁表示となる。ドラマ版の主な設定はイズムが女性であること以外は原作と似ている。 ダルマ役の日村勇紀が覆面(20世紀少年のともだち似)を被って登場する回があるが、それは日村のスケジュールが撮影に合わず代役を立てて撮影した為の処置。素顔での出演とのつなぎの部分で本人が被る事はあるが、それ以外は声のみアフレコであった。 放送対象地域放送局系列(ニュース系列)放送日・放送時間
あらすじ
主な登場人物
ページ
吃音のため人付き合いが苦手だが、百科事典並の知識を持つ。本名:嶋浩志。
ボックス
極度の潔癖症・女性恐怖症で、手術用手袋をいつも2枚重ねで着用している青年。チームのグラフィック担当。本名:宮前定継。
タイコ
点滅する光などを見ると、瞬間的に硬直の発作が起きる持病を持っている青年。チームのサウンド関係を担当している。絶対音感とゆるぎないリズム感を持っている。金属アレルギー。本名:方南駆。
アキラ
メイド喫茶「あかねちん」の従業員、ミリタリーマニアでボクシングをやっている武闘派美少女。紅一点で、実質的にチームを引っ張っている。
イズム
アルビノで日光に弱い少年。世界的に有名なハッカーで、クルークの原点である自動応答システムも作成した。本名:清P泉虫。
ダルマ
最年長。元重症の引きこもりで、あだ名は達磨の「面壁九年」の故事から。ユイに救われ、チームの対外交渉などで活躍する。本名:牛久昇。
ユイ
カウンセリングサイト「ユイのライフガード」の管理人。本名:千川結。
中込威
大手IT企業デジタルキャピタル(Digital Capital)通称デジキャピの社長。事務所のAI型サーチエンジン「クルーク」を狙う。
遠阪直樹
デジタルキャピタルのサーチエンジン研究開発チームの上層プログラマー兼ディレクター。アキハバラ@DEEPに協力する。
半沢航
アジタ・ベーラッティプッタ
アキバの路上で格安でパソコン等を売るインド人商人。
ジョリー・ジョンソン
火投
本名:加藤真由子。
テレビドラマ
スタッフ
原作 - 石田衣良
脚本 - 河原雅彦、川邊優子
演出 - 大根仁
製作 - アイ・シー・エフ、ジェネオンエンタテインメント、読売広告社
企画 - リンク・ライツ
企画協力 - 文藝春秋
制作 - オフィスクレッシェンド
キャスト
レギュラー
アキハバラ@DEEP
ページ - 風間俊介(ジャニーズJr.)
ボックス - 生田斗真(ジャニーズJr.)
タイコ - 星野源
アキラ - 小阪由佳
イズム(女性) - 松嶋初音
ダルマ - 日村勇紀(バナナマン)
カウンセリングサイト『ユイのライフガード』
ユイ - 本上まなみ
デジタルキャピタル
中込威 - 北村一輝
遠阪直樹 - 松田悟志
下柳幸之助 - 泉政行
SP - ポップ[要曖昧さ回避]
SP - ダグラス[要曖昧さ回避]
メイド喫茶『あかねちん』
綿織あかね - 伊佐山ひろ子
ちな - 福永ちな
みり - 秋本未莉
りか - 藤井梨花
みさ - 望月みさ
あやか -七沢彩夏
綾闇ルイ - 信川清順
アイドルユニット『ひぽぽ』
たまたん - 信川清順
すーたん - 野水伊織
ヲタク
設楽ヲタ - 設楽統(バナナマン)
川元ヲタ - 川元文太(ダブルブッキング)
黒田ヲタ - 黒田俊幸(ダブルブッキング)
アキバのコンビニ『アジタショップ』
アジタ -ハンダ・ビヨムケシュ
サティ -カンマニ
アティ - アジタの娘
元東京電気工科大学教授
半沢航 - ミッキー・カーチス
ゲスト
垣内(ギャングのリーダー) - 山根和馬(初回)
キャットファイトの審判 - 久保田和靖(とろサーモン)(第2回)
五条院ハルカ -中島菜穂
マミ - 橘実里(第3回)
さつき - 佐野夏芽(第3回)
赤田俊一郎(秋憂会代表) -日比大介(第4回)
カイラ(自虐少女隊) - 木南晴夏(第4回)
祥子 - 平岩紙 (第5回)
ミズキ - 近野成美 (第5回)
久能昭子(クノパン) - すほうれいこ(第6回)
なごみ - MARI (第8回)
ミキコ - 滝沢乃南(第9回)
土門(復讐屋) - 松村雄基(第9回)
石田衣良(最終回)
主題曲
オープニング
TUCKER「SWAN LAKE」チャイコフスキー作曲、バレエ音楽『白鳥の湖』第10曲「情景」をシンセサイザーでアレンジしたもの。また挿入歌にもクラシック曲(地獄の黙示録:ワルキューレの騎行など)が多く使われている。
エンディング
「YAWARAKA-REGENT」(作曲:星野源、編曲・演奏:SAKEROCKとTUCKER)
ネット局
関東広域圏東京放送(TBS、現・TBSテレビ)
アキハバラ@DEEP基幹局TBS系列月・火曜 25:59 -
北海道北海道放送(HBC)金曜 24:40 -
長野県信越放送(SBC)金曜 25:35 -
中京広域圏中部日本放送(CBC、現・CBCテレビ)原則、水曜 26:15 - ・木曜 26:55 -(時刻不定刻)
近畿広域圏毎日放送(MBS)水曜 26:00 -
Size:31 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef