アキハバラ電脳組
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アキハバラ電脳組
ジャンル
SFコメディ、アクション、変身ヒロイン
アニメ
原作KA・NON
監督ふじもとよしたか
シリーズ構成山口宏(ベースプランニング)
脚本長谷川勝己あみやまさはる
三井秀樹、山口宏
植竹須美男荒川稔久
堺三保、高山治郎
キャラクターデザインことぶきつかさ
(原作、ビジュアルディレクターも兼任)
きしもとせいじ
音楽光宗信吉
アニメーション制作葦プロダクション
製作TBS、葦プロダクション
放送局TBS(他、放送局参照)
放送期間1998年4月4日 - 9月26日
話数26話
映画:アキハバラ電脳組 2011年の夏休み
原作KA・NON
監督桜井弘明
脚本長谷川勝己
キャラクターデザインことぶきつかさ
(原案、ビジュアルディレクターも兼任)
山川吉樹
音楽光宗信吉
制作Production I.G
製作アキハバラ電脳組製作委員会
配給東映
封切日1999年8月14日
上映時間60分
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『アキハバラ電脳組』(アキハバラでんのうぐみ、CYBER TEAM in AKIHABARA)は、1998年4月4日から9月26日までTBS系列で放送された日本のテレビアニメ。全26話。

1999年8月14日には劇場版アニメ『アキハバラ電脳組 2011年の夏休み』(アキハバラでんのうぐみ にせんじゅういちねんのなつやすみ)も公開された。
概要

そのタイトルのとおり、秋葉原を舞台にしており、キャラクターの苗字には駅名、名前には鳥類の名前が使われている。キャラクターの見た目とは裏腹に比較的真面目な設定や難解なセリフも多い。放送前の段階では内容が伏せられており、第1話の終盤において、ディーヴァが登場することで初めて明確なバトル要素を持った作品であることが明らかになった。

テレビ放送前に『アキハバラ電脳組 パタPi』、6月にはTBSラジオで番組で語られる謎について語るラジオスペシャル、ラジオドラマも放送された。

作画に関してはビデオLDDVD発売の際に一部スタッフ交代も含めて大幅に修正され、中には作画監督、原画担当が全て変更された回も存在する[1]。その後の再放送の際には修正されたものが使用されている。また、同様に下請けに委託していた第11話にはそもそも作画監督が存在せず、リテイク時に新たに追加されている[2]
あらすじ
テレビシリーズ

2010年。アキハバラ第参中学校の新1年生・花小金井ひばりは夢に出てくる白い王子様から電脳ペット・パタPiを与えられた。ひばりはそのパタPiをデンスケと名付けるが謎の女・ブラッドファルコンにデンスケを狙われてしまう。追い詰められるひばりだったがデンスケが機動女神ディーヴァのアフロディーテに変身したことで難を逃れる。

その後もブラッドファルコンや彼女の仲間のデスクロウやダークピジョン。上司にして、白い王子と瓜二つの黒い王子にデンスケを狙われるひばりだったが桜上水すずめのパタPi・フランチェスカと東十条つぐみのパタPi・テツローもディーヴァのヘスティアとアテナに変身し、敵を退ける。これにより、ひばりたちはチーム・アキハバラ電脳組を結成した。その後の戦いで泉岳寺かもめと彼女のパタPi・ビリケンのディーヴァ・アンフィトルテ、大鳥居つばめと彼女のプティアンジュのディーヴァ・エリヌースも仲間に加わる。さらにひばりとつばめはパタPiとの霊気融合により、自身もディーヴァとなることが可能になった。

やがて、電脳組はこの戦いの真実を知っていく。黒い王子の正体は竜ヶ崎鷹士。アキハバラ第参中学校の校長・竜ヶ崎鷲羽の息子にして、白い王子・クレイン・バーンシュタイクのクローンだった。事の起こりは500年前。鷲羽の正体であるクリスチャン・ローゼンクロイツ、サンジェルマン伯爵であるシゴーニョの2人は、クレインと共に秘密結社薔薇十字団を結成。科学の力で世界を治めようとしていた。しかし、科学が戦争で多くの犠牲を出したことから、クレインはプリムム・モビーレで眠りについてしまう。クレインのことを諦めきれないローゼンクロイツとサンジェルマンの2人は、クレインを地上に呼び戻すための準備として、パタPiを初めとした様々な発明品を作り、ディーヴァになれるパートナー・アニマムンディも覚醒させていったのだ。

ローゼンクロイツは鷹士やシゴーニョも犠牲とし、クレインと再会するがクレインの掌で動いていたにすぎず、不老不死でなくなったことにより、ローゼンクロイツは死亡する。

人類に愛想を尽かしたクレインはアニマムンディである電脳組に「165日後にまた迎えに来る」とだけ言い残して、プリムム・モビーレと共に一旦は去っていった。もしもクレインの要求が通らない場合、地球の文明は大打撃を受けることになる。電脳組は一度はクレインの要求を受け入れようとするが、それぞれの思いを胸にクレインに抗う道を選んだ。戦いの中、ひばりは理想の王子ではなく、わがままな1人の人間に過ぎなかったクレインを精神的に負かす。ひばりに拒絶されながらも彼女の強い意志に心動かされたクレインは世界の行く末をこの先何百年も何千年も見守るとだけ言い残し、宇宙に戻っていった。こうして秋葉原を中心に世界をも巻き込んだ少女たちの戦いには平和な日々が戻った。
劇場版

王子様の一件が過ぎ去ってから4か月後。ひばりたちは中学2年の1学期を終え、夏休みの準備に余念がなかった。そうした中で地球で再びプリムム・モビーレが確認され、アキハバラを中心とした地域に異変が発生し始めていた。度重なる断層発生や停電により都市機能は麻痺、日常生活を送ることさえ困難になってしまう。治安回復の責任を問われた警察は責任を逃れるため、4か月前にひばりたちがクレインと共に宇宙へ旅立たなかったことが原因と主張、因縁をつけられたひばりたちは全ての責任を押し付けられてしまう。

心無い警察のやり方に傷つきつつも、自分たちの住む街が困っているのを見過ごせないひばりたちは宇宙へ出てプリムム・モビーレに到着。就寝中のクレインがホラー映画を見せられていたことで悪夢にうなされていることを知る。地球の異変はクレインの願いを具現化するプリムム・モビーレのメインコンピュータアビゴールがクレインの悪夢を読み取ったことが原因であり、アキハバラ電脳組の活躍によりアビゴールは破壊されプリムム・モビーレの暴走はとまった。地球を救ったひばりたちは秋葉原へと帰還する。

公開時のキャッチコピーは“日常が崩壊する”だった。
登場人物
アキハバラ電脳組のメンバー
花小金井ひばり(はなこがねい ひばり)
- 島涼香本作の主人公でアキハバラ第参中学校1年生。12歳。身長139cm→142cm(劇場版)。 体重32kg。3月3日生まれ。血液型O型。一人っ子。つばめが登場するまで子供扱いされる程に子供っぽい外見と性格に加え、少しナルシストでドラマのような恋に憧れている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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