アカデミー賞長編アニメ賞
Academy Award for Best Animated Feature
国 アメリカ合衆国
主催映画芸術科学アカデミー
最新受賞者『君たちはどう生きるか』(2023年)
公式サイトhttps://www.oscars.org
アカデミー長編アニメ賞(アカデミーちょうへんアニメしょう、Academy Award for Best Animated Feature)は、アカデミー賞の部門の一つで、その年アメリカで上映されたもっとも優れた長編アニメーション映画に与えられる。2001年から始まった。 長編アニメ賞については、通常のアカデミー賞のノミネート条件に加え、 の3条件を満たすことが要件とされている[2]。 そのため、『LEGO ムービー』のように高い評価を受けながら実写パートが多かったため、ノミネートに至らなかった作品も存在する。 2013年度(第86回)からのルール変更で、選考作品はノミネートされる受賞対象者を最大2名指定して、その内の1人は必ずプロデューサーとし、残るもう1人は従来通り、監督もしくは主要クリエイターが候補となる。共同監督などで、候補になる監督やクリエイターが2名いる場合は、プロデューサーが3人目の受賞対象となる[3]。 2017年4月に発表されたルール改正で長編アニメも作品賞と同様、ノミネート作品を決める段階から全てのアカデミー会員が投票で選べるようになった。 それまでノミネート作品は、短編映画&長編アニメ部門に属するアカデミー会員が中心になって選び、全てのアカデミー会員が投票に参加するのは受賞作のみだった。[4][注 1]。 年作品名製作会社受賞者・ノミネート者
ノミネート条件
上映時間が最低40分間以上であること(第82回以前は70分以上[1])
主要キャラクターがアニメーションで描かれていること
上映時間の75%以上をアニメーションが占めること
ノミネート作品の選出
受賞とノミネート一覧
2000年代
2001年
(第74回)
シュレックドリームワークス・アニメーション、パシフィック・データ・イメージズ
ジミー・ニュートロン 僕は天才発明家!ニコロデオン・ムービーズ、Oエンターテインメント、DNAプロダクションズ(英語版)スティーヴ・オーデカーク、ジョン・A・デイヴィス(英語版)
モンスターズ・インクウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ピクサー・アニメーション・スタジオピート・ドクター、ジョン・ラセター
2002年
(第75回)
千と千尋の神隠し[注 2]スタジオジブリ宮崎駿
アイス・エイジブルースカイ・スタジオ、20世紀フォックス・アニメーションクリス・ウェッジ
リロ・アンド・スティッチウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーションクリス・サンダース
スピリットドリームワークス・アニメーションジェフリー・カッツェンバーグ
トレジャー・プラネットウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーションロン・クレメンツ
2003年
(第76回)
ファインディング・ニモウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ピクサー・アニメーション・スタジオアンドリュー・スタントン
ブラザー・ベアウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーションアーロン・ブライズ(英語版)、ロバート・ウォーカー(英語版)
ベルヴィル・ランデブーレ・ザルマトゥール、チャンピオン、ヴィヴィ・フィルム、フランス3・シネマ、RGPフランス、BBCブリストル(英語版)、BBCワールドワイドシルヴァン・ショメ
2004年
(第77回)
Mr.インクレディブルウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ピクサー・アニメーション・スタジオブラッド・バード
シャーク・テイルドリームワークス・アニメーションビル・ダマスキ(英語版)
シュレック2ドリームワークス・アニメーション、パシフィック・データ・イメージズ(英語版)アンドリュー・アダムソン
2005年
(第78回)
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!アードマン・アニメーションズ、ドリームワークス・アニメーションニック・パーク、スティーヴ・ボックス(英語版)